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映画「ブックセラーズ」

その名の通り、『本を売る人』と『本』についての映画です。
ニューヨークを中心とした本のプロ達の世界、「本」に関するマニアックな人たちや、「本」を中心に育まれた古き良き?文化を追いながら、テーマは『本の未来について』へ移ります。

数十年前までは本や新聞、図録、年譜…何もかも出版物が主な記録媒体で情報源だったわけですが、今はWEB上で情報を得ることの方がうんと増えて、私のレベルでいうと辞書を開いて調べるなんてことは無くなったと言えるほどだし、電子書籍で本を読むということも特別なことでは無くなりました。

本が少なくなりつつある、ということは既に事実なのだろうと思うけど、本しか知らなかった時代から生きてる世代の私にとっては本がなくなるとは流石に思えない。。。です。

私自身も電子書籍と本の割合は半々くらい。kindleで読む習慣ができてからも、小説はやっぱり本という形式?で読みたいし、紙モノが好きっていうのもあるけど装丁が気に入ったものは「本」として手にしたいので買っています。

だけどこれからの人たちはどう感じるようになるんだろう。ものが増えるし、持ち歩くのも重いし、どうしてわざわざ紙で読まなくちゃ?って思うようになるのかな。でもそうだとすると逆に、ひとつのスタイルとして葉巻やパイプでタバコを吸う人がいるように、この映画で感じた「大人の文化」というか「人間くさい文化」というか、そういう世界観が好きな人が作り上げる新しい空気感っていうのが「本」にも生まれるかもしれませんね。


…という諸々の考察は、映画についてこれを書きながら浮かんできたことでして。


上映中は、ニューヨークの個人で経営している本屋さんを眺めながら、

「私がもし自分の本屋さんを持つとしたらどんなセレクトをするだろうか〜」

ずっとこればっかり考えていました。

それは楽しい妄想でした。

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本日もお読みいただいてありがとうございました!

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