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そもそもこういうことを始めたのは、20年くらい前。学校司書を辞めて今の仕事に転職できてすぐくらいに書いていた「せんせー、本よんで」というブログがきっかけです。あれからずっとちゃんと書きたいという思いをもっているのだけどなかなか進まない。今年は少し書けたらいいな。よろしくです。
歯いしゃのチュー先生
ウイリアム・スタイグ 作
とあるかわいい女優さんが、イタリアのワインの産地を巡る旅番組を見ました。
彼女が行く先々のワイナリーでは、必ず「辛口の白ワイン」という言葉が出てきます。
(そりゃそうだ。ワインの番組なのだから。)
それを聞いて、どこかで聞いたなぁと考えて思い出したのがこの絵本です。
腕利きの歯科医、チュー先生に麻酔をかけられて、夢見ごこちになってしまったキツネが、あろうことか治療を
かいじゅうたちのいるところ
思い立って、絵本のアカウントを立ち上げてみることにした。
第一回は、モーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」
この絵本は、現代絵本の古典的存在(変な言い方だけど)といっていい、センダックの名作。
マックスといういたずらっこが、お母さんに叱られた後、夢の中を冒険する物語。
大暴れするマックスがいる現実世界から、夢の世界に入り込んでいくシーンは、夢の中だというテクストでの明確な説明はな