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歯いしゃのチュー先生

ウイリアム・スタイグ 作

とあるかわいい女優さんが、イタリアのワインの産地を巡る旅番組を見ました。
彼女が行く先々のワイナリーでは、必ず「辛口の白ワイン」という言葉が出てきます。
(そりゃそうだ。ワインの番組なのだから。)

それを聞いて、どこかで聞いたなぁと考えて思い出したのがこの絵本です。

腕利きの歯科医、チュー先生に麻酔をかけられて、夢見ごこちになってしまったキツネが、あろうことか治療をしてくれるチュー先生をこの後食べてやろうか、と考える場面で言うセリフです。

実はこれ、当時我が家の大ブームでした。
「むにゃむにゃ、なまでたべるとおいしいな。しおをひとふり、それからからくちのしろわいん」
息子は、ごはんのたびにこのセリフを丁寧に繰り返し、もぐもぐと美味しそうに食事をする。
ここまでが毎日の定番パッケージでした。

あれから20数年。
子どもが引っかかる言葉というのは本当に面白いし、今でも心に残っているものだなぁと思ったひとときでした。

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