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あの時のリベンジ♪

【リベンジ】
アメリカのドラマ、あの復讐劇が面白くて面白くて、私は、何日も夜更かしをしながら観ました。
エミリーソーンの復讐の仕方がとてもかっこよかった。

リベンジという言葉は、英語では復讐という意味で使われているので、本来はとても重い意味なのですが、日本だと再挑戦という意味で使われて浸透しているので、あまり重い意味では使われていないようですね。

今回は、あえて英語のリベンジ!!をしたお話をさせて頂きます。

元夫とは毎年、どこかへ旅行に出かけていたのですが、元々ケチな元夫なので、1人1500円ぐらいで泊まれる合宿所みたいな自分で布団を敷くタイプの宿しか泊まれず、おしゃれなレストランにも子ども連れだと行けないので、旅行中でもファミレスに行ったりと、、、

でもキャンプをする体力は元夫にはないので、(というかテント張るのも火起こしも片付けも、結局、全部私がやるハメになるのでやりたくない。)

遊ぶ場所も、無料の場所だったり、、、
観光地なのに、ウシさんのおやつも渋る始末で、、、

でも、私は、旅行が好きなので、元夫が納得するようなプランで色々と考えて旅行へ行っていました。

旅行に向けての準備も予約も何もしない元夫、
でも、私は免許を持っていないので、運転だけはしてもらわないといけないので、元夫に睡眠をとってもらうために、全部私が用意をしていました。

当日も、朝昼の食費を浮かせるため、私は早起きをして、というか準備とワクワクで寝ていないけど(子どもかよっ!!)、サンドイッチやおにぎりを作り、フルーツやお菓子を用意し、捨てられる容器に入れて、飲み物もペットボトルを買っておいて、冷やしたり、凍らせたりと何本も鞄に持っていって、旅先で買わないように気をつけていました。お茶は、直接口をつけず、紙コップや洗いやすいコップで飲んでいました。

元夫は出発ギリギリに起きてくるのですが、当然自分の準備しかしませんので、
私が子どもの支度もして、食器も洗ってキッチンのゴミも捨ててから出発していました。

一度、車の座席に乗せる荷物とトランクで良いものを玄関に分けておいたのに、ぐちゃぐちゃに運ばれてしまって困ってからは、玄関にトランクのもの、リビングに座席のもの、と分けたり、元夫のトイレが長すぎて無理すぎて、キモすぎて、、、

自分で運んだほうが楽なので、頼らなくなったりもしました。

渋滞に巻き込まれたくないので、朝早く出たいと何度も頼みましたが、ゆっくり寝たいと断られたので、いつも渋滞に巻き込まれ、宿に着く頃には完全に疲れきっている状態でした。

旅行先ではそれなりに楽しく過ごしていましたが、私が子ども2人と元夫というおじさん1人の世話をしなければならないので、私が運転さえできれば、面倒を見るのは子ども2人だけなので、そっちの方が楽だな〜といつも思っていました。

さて、リベンジですが、

その時は山梨県を旅行していました。
淡水魚の水族館があるのですが、その近くにアスレチックがあり、ロールのすべり台がありました。
突然行ったので、お尻の下に敷く段ボールなどを何も持っていませんでした。

旅行2日目、、、
私は、疲れきっていました。

すべり台を子ども達と一緒に滑ったのですが、、、
お尻が、、、痛い、、、

痛い、、、

いた、、、い、、、?

ひらめき〜!!!!


私は、ひらめきました!!
元夫に滑ってもらおう!!

私、「子どもが滑りたいみたい!!パパと!!」

元夫、「え、、、オレ?」

私、「一回一緒に滑ってきたら?楽しいよ〜」

滑るとお尻が痛くなることは言いませんでした。

元夫は、しふしぶ子ども2人を連れて行きました。
そして私は、長子は1人で、次子を元夫が抱っこして滑るように指示しました。
私は、「滑ってくるのを撮影するね〜」と言って、カメラを構えました。
元夫は、滑るしかありませんでした。
なぜなら自分でもカメラテクニックが皆無なのを自覚していたからです。(カメラテクニックエピソードはまた別のお話で。)あと、元夫は、自分のことをイケメンだと思っていましたので、かなりの写りたがりでした。

いざ!!

ガタガタガタガタカラカラカラカラ

きゃは〜
わー!!

と子ども達の楽しそうな声が聞こえてきました。

元夫もお尻が痛かったようでしたが、私がビデオカメラを構えていて、「わぁ〜良かったね〜楽しいの〜?」
と子ども達に聞いていて、映像に映ってしまっているので、必死に笑っていました。

元夫は1回滑ると、「お尻が痛いから無理だわ、、、」
と私に言いました。

私は、「私さ、スカートだし、子ども達、私と滑るより楽しそうだったよ!やっぱり私より体重があるからスピードが出るんじゃないかな?めっちゃ喜んでた!!」と言いました。

子ども達は、また滑る滑るとうるさく騒ぎます。

私は、「今度は写真撮影するよ!!」
と言って、元夫を行かせました。

元夫は、子ども達だけで行かせろと言いましたが、少し崖を登る感じだったので、子ども達だけでは危なすぎると言って断っておきました。

元夫はしぶしぶまた登っていきました。

そしてまたガタガタガタガタカラカラカラカラガラガラガラガラ

ひゃっほ〜!!
ママ〜
とニコニコ滑ってくる子ども達、
の後ろで痛みを堪えている元夫、、、

心の中でガッツポーズ!!の私、、、

元夫は、「よし、別の場所で遊ぼう!!」
と子ども達を誘いましたが、そんなこと子ども達が許してくれるはずがありません。

早く早くとせっつきます。

子ども達には、ママはスカートだからパンツ見えちゃうし滑りたいならパパとだな〜と言ってあったので、子ども達は決して私には頼みませんでした。

元夫は、、、行くしかなくなりました。

ガラガラガラガラカラカラカラカラカタカタカタカタ

わ〜い!!
ママ〜撮ってる〜?

きゃは〜
楽しそうな子ども達、、、

と、遠くを見ながら滑ってくる元夫、、、

そんな元夫を私はドラマ、【リベンジ】のエミリーソーンを思い出しながら見ていました。

いよいよ痛くなった元夫は私に助けを求めてきたのですが、、、
いつも記事を読んでくださっている読者様は、この記事を覚えていますか?

私が一番助けて欲しかったこの時に、、、元夫って、何かしてくれましたか?

そう!!
何もしなかったんです。

子ども達はすでにお友達を作っていました。
私は、そのお友達のママと話をしていましたので、
パパ達は、、、

もちろん滑り台!!

ですよね!!

私とお友達のママは、「いってらっしゃーい!!」
とパパ達と子ども達を笑顔で見送りました!
そしてカメラはこの位置が撮りやすいですよ〜とか説明しながら、その後何回か滑らせました。

しばらく遊んで、お友達と別れて、帰路に向かいました。

元夫がお尻を気にしていた事は分かっていたのですが、普段私の事を心配もケアもしてくれないので、私は知らないふりをしていました。

また渋滞に巻き込まれながら帰宅すると、、、

今度は洗濯とか片付けとか、、、
まぁ私は、バタバタなわけで、お尻が痛い元夫の事など完全に忘れていました。


次の日、元夫はトイレでの恒例の「お母さ〜ん」をしていました。※上の【とんだマザコン男】に書いてあります。

そして、着替えをしようと裸で出てきました。

元夫は私に、「なんかお尻が痛いんだよね、座りすぎたのかな、、、?ちょっと見てくれない?」
と言いました。

私は、「え、キモいから無理」
とは言ったものの、痛いと言うので、お尻をちらっと見ると、、、


皮がめくれていました。


私は、あ!!これ滑り台やん!!
とすぐ気が付きましたが、元夫はそんなの全く忘れているようで、変なところに座ったかな〜とか謎のことを言っていましたので、

私は、「そう言えば、ベンチに座ってたじゃん!あれじゃない?全然子ども達と遊んでくれないでずっと座ってた、、、あのベンチじゃない?」
と言いました。

元夫は、思うところがあったのか、バツが悪そうに着替えを始めてTVを観始めました。



その2日後、

元夫は私に言いました。
元夫、「〇〇!違う。ベンチじゃない。滑り台だよ!!あれ痛かったんだよ!!」※〇〇には私の名前が入ります。

私は、そうに決まってるやん!と思いましたが、「そうだったんだ、じゃあそうかもね。痛いだなんて全然気が付かなかったよ〜」と答えました。



こうして私のリベンジ(復讐)は終わりを迎えました。

それにしても元夫、、、
気がつくの遅くね?
アル中〜ハイマーじゃね?
あ、元夫お酒飲まないわ、、、




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