みいまな

ここでは良い子じゃなくてもいいらしい

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意味なんてない。生きてるだけで尊くて愛おしい。

貴方にとっての生きる意味ってなんですか? 私は分からないです。なんで生きてるんだろうって思います。嫌なことがあったとか、辛い状況にあるとか、病んでいるとかそういうのではなくて、ただ分からないんです。死にたい理由なんか無いけど、生きたい理由も見つからないのです。 南海トラフ地震が来たら死んでしまうんだろうなと思いながら、ここ数年過ごしていました。感染症が流行り出して死を身近に感じるようになりました。 (そっか、私って簡単に死ねるんだな。) って思った瞬間に何故か何もかもどうで

    • 君が泣きたくなる夜に

      いつの話だったか、思い出したくもないが。私がめそめそ泣きながら夜中に君に電話をして、困らせたことがあった。 電話を好まない私の事であったから、随分困惑したのであろう、連絡をいれるとすぐに反応が返ってきた。 内容は「自分が不甲斐ない、このままじゃ駄目なのに…」というような、今思えばしょうもねぇ弱音吐きだったが、当時の私にはどうしようもなく逃げたい気持ちだったから、電話に出てくれて本当に助かった。高確率で夜中に起きている君とはいえど、夜中にそんな電話に出たくはないだろう。

      • 今、何問目?

        自分が辛いと感じていることを自覚した途端に、学校に行くのが馬鹿馬鹿しくなった。少しくらいサボっても単位には影響ないし、成績に関わる奨学金にも申請していない。よし、休んでしまえ。(n回目) あれ、今、休んだの 何回目? いくら5回まで休んでもセーフとはいえ、5回休むとそれなりに評価は下がるし、ついでに先生からの好感度も下がる。なにより授業についていけない。皆真面目すぎて出席率が半端ないから、私だけ置いていかれる。 やっぱり多少無理してでも行かなきゃ。 そう思って、一コマ

        • 腕時計の下の秘密

          腕を、切ろうと思った。 ただそれだけだ。 大学のある授業で、教授が言った言葉。 信じられなかった。 私が18年間生きてきて、いろんな経験をさせてもらって、 その結論として、まず自立しようという目標を立てていたのに。 人生をかけてたどり着いた結果は、私の勘違いであったのだ。 そんなことを、教授は平気で言う。 SOSがだせずに、腕を切る、私の前で。 買ったばかりの腕時計が、かちかちと音を立てている。 つらい思いをしている人の力になれるかも、なんて考えて、 学校で仕事がした

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        意味なんてない。生きてるだけで尊くて愛おしい。

          子どもが好きな訳じゃないけど、養護教諭になりたいよ。

          別に嫌いって訳でもないけど。 元々の第1志望は諦めたけど、最終的に志望していた大学に進学することができて、養護教諭になるためのスタートラインに立つことができた。県外の無名大学に行くことにならなくて本当によかった。 かと言って今通っている大学がネームバリューがあるのかというと、そこまで無い。でも養護教諭を目指そうと進学する人なら、名前を目にすることはあるかもなという程度。 割と、環境は良い。 周りには養護教諭になりたい、本気だ!という気持ちが伝わってくる学生で溢れている。

          子どもが好きな訳じゃないけど、養護教諭になりたいよ。

          なんでお姉ばっかり構うの

          お姉が帰ってきた。一緒に晩ご飯を食べるのは、お姉が結婚してから初めて。そのお陰で母が張り切って料理をしていた。普段は味噌汁を作るのを忘れることの方が多いのに、今日はお姉の好きな豚汁が並んでいる。しかもどんぶり。流石に多すぎじゃない?と思いながらも飲み干した。お姉はおかわりしていた。…ちょっと引いた。母はニコニコしている。 私のお姉(みーちゃん)はとてもしっかりしていて、男勝り。めっっちゃ早口。私より9年早く生まれている。プリキュアで例えるなら、お姉はキュアスカイで私はキュア

          なんでお姉ばっかり構うの

          最低で最悪

          皆変わってゆく。 恋人を作って、夢を叶えて、結婚して、シワを増やしていく。知らない間にあの子には彼氏がいるし、あの人は英検を取っている。裏でめっちゃ勉強しているし、人生計画を立てている。 私には、生きる意味が分からなくて、死んだように生きた時代がある。生きる意味が塾の数学の先生だった。会えるだけで、先生が生きているだけで、本当にそれでよかった。 その先生が今、中学校の数学の先生として働いていて、既に結婚している。らしい。 ご結婚おめでとうございます。とすぐに言えないほど

          最低で最悪

          私って女性になったのね!

          家じゃ集中できないからって昼の2時に図書館に足を運んで、参考書を開いた瞬間に「本日は午後3時で閉館します」っていうアナウンスが流れるような、そんな昼下がり。私はイライラしている。 別に誰も悪くないけど、怒ってしまう。強いて言うなら私の機嫌が悪い。 今日は朝からついてなかった。 ずっと寝不足だったから、久しぶりの何も無い休日に睡眠時間を取り戻そうと思って、昨日の23時に8時間後にアラームをセットした。これで寝不足からくる頭痛も治るだろうという淡い期待と共に布団に潜った。なの

          私って女性になったのね!

          絶対私が1番。?

          家にいる時のリラックスしている状態の私は、かわいい。誰がなんと言おうと、絶対にかわいい。 しかも私は、正真正銘の"いい子"だ。小学生の時の得意科目は道徳だった。相手の気持ちを考えることはすこぶる大事である。 そして高校生の私は、テストで生物を頑張った。それはそれは頑張った。とにかくワークを解き直し、理解し、完璧にした。絶対1位だ、って思った。 それなのにどうしてだろう、外に出た私はまったくかわいくない。最高に不細工。鏡なんて見たくもない。 数学の課題が期限に間に合わず、ダラ

          絶対私が1番。?

          差別の心

          実は私はハーフです。日本人の父と韓国人の母との間に生まれたハーフです。このことを知っているのは、家族と親友2人のみです。顔が日本人離れしているということも無く、「ハーフだよね?」と聞かれることも滅多に無いので、自分からは言いません。 …今、不特定多数の方に言ってしまいましたが。 自分が日本人では無いと知ったのは小学六年生の頃でしょうか。酔っ払った父が、会話の途中で「お前ハーフだもんなぁ!」と口走ったことがきっかけに、私の中で"日本人じゃない説"が浮上しました。 自分のこと

          差別の心

          私が私であれるように

          ショートヘアが好きでした。 短く切られて、コテの必要がないくらいのショートヘアが好きでした。ショートヘアの女の子を見ると目で追ってしまうし、自分も少し前まではショートヘアでした。似合っていないのは分かっていたけど、それでも月に1回美容院に通いました。だって、ショートヘアが好きだから。それに、髪の毛が短いだけでかなり楽なのです。 不健康な生活が好きでした。 夜更かしをして、お腹がすいたら菓子パンを食べて、しょっぱいものが欲しくなって夕飯の残りをつまむ。夜中なのに全然眠たくなく

          私が私であれるように

          『サンタさんが居るって信じる?』

          「ねぇ、サンタさんが居るって信じる?」 10歳の私が友達に聞いたこの言葉。 『サンタさん居ないの!?』 って言って欲しくて、 「サンタさん居ないの知らないの!?」 ってどうしても言いたくて聞いたはずだったのに、 『信じてるから、来るんだよ。』 と言われて、幼いながらに感嘆したのを覚えている。開いた口が塞がらないとはこの事か、と。バカ正直に、 「そっか、今まで信じてたから来てたんだ!その考え方いいな!」と納得してしまった。 きっと2人とも、サンタさんが居ないのは知っていて

          『サンタさんが居るって信じる?』

          貴方が居るから

          なんでもかんでもさらけ出すのは良くないと思う。 特にマイナスの感情は、自分の感情をコントロール出来ていないみたいで、子供みたいだ、って思う。辛いことがあっても何も言わずに隠し通す人が、とてもかっこいいと思うし、それが大人なんだなって思っていた。 でも、ほんとにそれって良いことなのか。 こんなに苦しむことが自分にとって良いことなのか、私にはわからなかった。 大人になろうと必死になって背伸びをしている私の足は、今にもつりそうなくらいにパンパン。 そんな私に貴方は、「もういいよ

          貴方が居るから

          スポーツが苦手。でもやっぱり好き。

          高校一年生のとき、ある同級生のイケメン君の話を盗み聞きしたことがあります。確か、 「写真部ってただ何もせず俺らの写真撮ってるだけじゃん。実質見学してるだけだし。なんかタチ悪くね?」 というような内容だったと思います。 ドシャアッッ…(写真部の私の心がつぶれる音) 図星でした。 実は私、スポーツが苦手でして。 中学でソフトテニスに打ち込んで、わりとメキメキ上達したのですが、その時に自分の心の弱さを知ってしまったんです。 『私ってもしかして、勝負事向いてないのか…?』と。

          スポーツが苦手。でもやっぱり好き。

          私は“キレイゴト派”だった

          私、綺麗事が好きなんです。 「誰かの役に立ちたい」とか、「悪口は言っちゃダメ」とか。 そればっかりな世界だったら、平和でいいと思いませんか? 私はそう思っていたので、誰かの役に立てる仕事を目指してみたり、悪口は一つも言わないようにしたり、心がけるようにしていました。 でもそれって結局、演じているだけなんですよね。 別に誰かのために働きたい訳じゃないですし、誰かのために頑張れたことなんてないですし、一回言い始めたら悪口なんて沢山出てくると思うんです。 今この文章を読んでいる

          私は“キレイゴト派”だった