どうすることも出来ない悲しみを作品に込め、そして生きる人〜YOSHIKIさんの才能に触れた日〜
今までの私は、心が傷付いた時には、無理やりにでも自分で自分を奮い立たせそしてその傷と向き合い、どうにかこうにかスピーディーに前を向く!という、どちらかというと「自分で自分を追い込み、そして前進する」というスタイルでやって来ていた。マイペースな私なりに。
だけど最近、自分の限度を超えてがんばり過ぎることに疲れ果ててしまって、「チーン………(*_*)」
て感じの状態だった私には、自然と心境の変化が訪れたのだった。
心が傷付いた直後は、ただただ打ちひしがれ、
打ちひしがれたまま目の前にある一日一日を静かに乗り越えて、そして時間の経過と共に自分の心の傷が自然と癒えて行くのを待つ、というのでも、
かまわないんじゃないのかな………?って徐々に私はそう思うようになった。
心の傷が癒えるのには時間が掛かる。
個人差はあるとは思うけど。
と同時に人間には、回復力という本能も間違いなく備わっている。
「日にち薬」という言葉があるように、時間が経過し心が回復してくれば、自然と大変だった出来事や自分自身と向き合おう!と思える日がくるものだ。
だから疲れてしまったら焦らないで、自分で自分を大切にしてあげよう。
私が先日行ってきた、
「YOSHIKI ワールドツアー with オーケストラ」
そこで本物のYOSHIKIさんの演奏やそのオーラに初めて触れて、尚更そんな思いを私は強くしたのだった。
YOSHIKIさんのコンサートへは私は今回初めて訪れたのだけど、本物のYOSHIKIさんはとても美しかった。引き締まった腹筋!中でも特に私は、そこに惚れ惚れとしてしまった。ぜひ見習いたい。
そして彼は優しくもあった。全てを包み込むような優しさだ。
コンサートの中でのMC中にYOSHIKIさんは、
昨年亡くなられたお母様を想い、何度も感極まっていた。
「そうか、誰かを失ったり大きな悲しみを経験したのなら、その傷とゆっくりと向き合って、そしてその傷を抱えたままでも生きたらいいんだな………」
私は彼を見てそう思って、自分自身もYOSHIKIさんに共感しまくってしまい声を押し殺しながら肩を震わせ、コンサート中は最初から最後まで、おいおいと泣いてしまったのだった。
YOSHIKIさんは、幼い頃に自死でお父様を亡くされ、そして過去には彼のバンド、X JAPANのメンバーにも先立たれるという経験をされている。
そして去年は彼のお母様が他界された。
彼は、そうして大切な人たちを次々に失う経験をし、そして今でもそのどうすることも出来ない悲しみを抱えながら、時には涙や弱さも見せながらそれでもその感情たちを楽曲作品や演奏に込め、そしてそのエネルギーを世に送り出しながら生きている、人間味溢れる素敵な人だった。
そんな人間らしい彼が作る曲たちだからきっと、
聴く人々の心を動かし、そして癒やすのだろうと私は思ったし、私自身も彼のように在りたいと思った。
私の推しバンド、GLAYの才能を見出してもくださったYOSHIKIさん!
ありがとう。
また観に行きたい!!
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ここまで読んでくださってありがとうございました。
記事を読んでいただきありがとうございます☺️これからも真摯に文章を書くことを追求して行きます。よろしくお願いいたします!