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不妊治療こじらせエッセイ(仮)

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妊活、不妊治療をこじらせすぎた女のエッセイみたいなやつ。どこかに吐き出したくて書いてみた。
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#流産

#002 不妊治療というトンネル|大志なんて抱かない

#002 不妊治療というトンネル|大志なんて抱かない

「大志を抱け」と言ったのは、かの有名なクラーク博士。彼がなぜ有名なのかは知らないれど、この言葉は知っている。大志を抱き、希望を持って生きている人は眩しいし素晴らしい。
けれども長い人生、それが無理なときもあると知った。

大志なんて抱かなくていい。
前も向かなくていい。
そう思えたら、心が軽くなった気がした。

人生の中には、経験しなくていいなら経験せずに生きていきたいことがたくさんある。
例えば

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#004 流産のあとの過ごしかた|仕事と休暇のこと

#004 流産のあとの過ごしかた|仕事と休暇のこと

気持ちよく始まった一週間。そんな月曜日の午後に流産宣告を受けた。
最初に思ったことは「明日はさすがに仕事に行けない」ということだった。

行動力とメンタルの弱さには自信がある私はすぐにメールで上司にお休みをいただくことを伝えた。(上司にのみ妊娠報告をしていたので)

つぎに「流産ってみんな休むの?」というハテナが湧いてきた。
特にお医者さんからは何の指示もなかったため、Yahoo知恵袋で皆様の体験

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#023 生きづらさの根っこは自分の価値観にあるかもしれない

#023 生きづらさの根っこは自分の価値観にあるかもしれない

生きづらさの原因を作っていたのはわたし自身だったのかもしれないと思うことがあった。

仕事を休むのは悪いこと?
流産を経験した時、本当はもっともっと休みたかったけれど重たい心と体に鞭を打って仕事に行った。

それはなぜか考えてみると、
「仕事を休むこと=悪いこと」
のような価値観を持っていたからだと思う。

物心つく前から「人に迷惑をかけるな」と教わってきた私は、仕事を休むことで同僚に迷惑をかけて

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#026 人生の赤信号をどう過ごす?

#026 人生の赤信号をどう過ごす?

長い人生、思い通りに進まないことや壁にぶつかることがある。

わたしは今がそうだ。

子どもがほしくて不妊治療をしているけれど、こないだ流産を経験した。
これからの治療はどうするのか、これから子どもができるのか、全くわからない。

子育て世代に入りたいのに、行けない。
まさに人生の赤信号。

この停滞期をどう過ごしたら良いのか、わたしなりに考えてみた。

準備するおもにキャリアについて今しかできな

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#003流産の手術と体の経過

#003流産の手術と体の経過

どーんと言ってしまいます。
流産ってとても辛い。
心も体もダブルパンチを受けたようなものですから。

「同じ気持ちの人や先人に教え乞いたい」と、Googleやインスタ、Twitterなど持ってるSNSアカウントを全て駆使しても見つけられず流行りのChatGPTにでも聞こうかと思ったくらい。

ないなら自分が書いてみよう、そう思ってnoteを始めてみた。

流産の確率は高く5人に1人が経験している計

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