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#003流産の手術と体の経過

どーんと言ってしまいます。
流産ってとても辛い。
心も体もダブルパンチを受けたようなものですから。

「同じ気持ちの人や先人に教え乞いたい」と、Googleやインスタ、Twitterなど持ってるSNSアカウントを全て駆使しても見つけられず流行りのChatGPTにでも聞こうかと思ったくらい。

ないなら自分が書いてみよう、そう思ってnoteを始めてみた。

流産の確率は高く5人に1人が経験している計算になるのだけれど、あまり体験談は聞いたことがない。

ネガティブな体験は自分の中でも整理しにくいし、更に公にするのは勇気がいるからかもしれないなあ。

だから私が(?)赤裸々に手術と体の経過についてまとめてみたのだ!

手術について

月曜日に心拍が確認できず流産宣告され、次の土曜日に吸引手術をした。
下腹部痛が続いていたため、自然排出の可能性もあるかもしれないと言われたけれど次のデメリットから手術することにした。

・自然排出ではいつになるかタイミングが分からず、次の計画が立てづらい
・完全に排出されなかった場合、吸引手術と同様の処置が必要になる
・下腹部痛が続く


無理に手術する必要はないみたいなので、お医者さんと相談して納得できる方法を選ぶのが良いと思う。

手術の流れ


①内診で再度心拍が聞けないことを確認する
②同意書を書く
 (手術での後遺症などについてのこと)
③点滴をし30分ほど横になる
④内診台で静脈麻酔をうける
⑤麻酔が効き意識がとぶ
⑥気づいたら服を着ており、先ほどのベッドで横になっている所を無理矢理起こされる
⑦胎盤などの検体を確認する
⑧お薬の受け取りとお会計
(子宮を縮めるお薬と、抗生物質の二種類でした。お会計は2万弱でした。)
⑧麻酔が抜けきらず昏睡状態の中、帰宅する

病院にいた時間は2時間ほどで、手術自体は15分ほどの処置だった。
私が痛みを訴えるため麻酔の量を増やしてくださったそうだけど、何が痛かったのかもさっぱり覚えていない。

胎盤などの確認は「見ますか?」と尋ねられて旦那さんは見たみたいだけれど、昏睡状態に近かった私は見ていない。

特に仕事に関することは何も言われなくて、一週間は湯船ではなくシャワーにするように教えてもらった。

泥酔した時みたいに本当に千鳥足だった。お家に帰ってから、5時間くらい眠った。
19時頃に起きてお腹がぺこぺこだったので、Ubereatsでピザをとって食べた。

お腹いっぱい食べてまた寝た。
なんだ、食べられるじゃん、元気じゃんって思って安心したのを覚えている。

術後の体の経過

けれども体の経過は思っていたより辛かった。下腹部痛と出血が2週間ほど続いている。

最初の一週間は子宮を縮めるお薬が効いているのか、子宮をぎゅーっと握られるような感じで、立っているのもやっとなほどだった。

重い体に鞭打って仕事に行ったけれどその後も痛さの波が大きく、ふとした時にイテテと仕事の手をとめてしまうこともあった。2週間たった今もたまにある。

最初の2日間は生理の初期の頃と同程度の量があったし、血の塊とは違う肉片のようなものも出てきて、うげーっ、なんじゃこりゃ、って思った。
今も生理の終盤のような、おりものシートで対応できるほどの少量の出血がダラダラと続いている。

もう1度言う。
流産って辛いのだ。
公にもできないし、社会の休暇制度も整っていない。

誰かに慰めてほしいけれど、誰も慰めてくれない。だって知らないんだもん、言ってないから。

だから自分で自分を休めよう、慰めよう。できることはそれくらいだよなあ。

おしまい。

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