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私の自己肯定感が高まったきっかけは母からの思いもよらない一言だった

こんにちは。

牧 菜々子です。

小さい頃は、元気で明るかった私。

高校に入ると、できる人がいっぱいで、「私なんて…。」と思うようになりました。

学生時代も、就職しても、結婚しても、どこか自己肯定感が低い毎日…。

子育てに追い打ちをかけられながらも、徐々に経験を積み重ねて、自分へのハードルを下げ、幸せも感じられるようになってきたある日のこと。

思いもよらない母の一言で、自己肯定感が確かに上がったのを感じたのです。

その一言とは、「あなたは、私よりえらいよ。」でした。

自分に絶対の自信を持つ母

母は、「自分が一番」の人。

自分に、絶対の自信を持っています。

と同時に、それを常に確かめていたい性格。

テーブルに料理を出しては、「おいしくないでしょ?」と毎日言っていました。

そんな母だから、娘の私にも、ああしなさい、こうしなさいと、自分の考えを言う。

私は私で、深読みしたり勘ぐったりしないで育ったので、ああしなきゃいけない、こうしなきゃいけない、と思ったままずーっと来ていました。

自己肯定感が上がらない日々

もちろん、自分が母と比べてどのくらいどうかなんて、考えもしません。

足りていないところばかり気になり、自己肯定感はなかなか上がらない。

十分恵まれているし、十分幸せなはず。

それでも、本当に幸せを感じられるようになったのは、自分に対するハードルを思い切り下げた後でした。

足りなくてもいい。

できなくてもいい。

夫と子どもが幸せそうにしてくれている。

私は十分すごいんだ!

「あなたは、私よりえらいよ。」

そんなある日、母が私に言ったのです。

「あなたは、すごくよくやっていると思う。

私よりえらいよ。」

いつも「自分が一番」の母が、自分よりえらいだなんて。

もちろん、今までだって、母が「私の方がえらい」「あなたは全然ダメ」と連発していたというわけではない。

娘と比べるような発言は、1度もなかった。

初めて、母が、娘と自分を比べる発言をした。

それが、「私よりえらいよ。」でした。

親に認められるのはこんなに大きなことなんだ

母を超えたいなんて、これっぽっちも思ったことがない私。

それでも、この発言の後、確実に自分の自己肯定感が高まったという事実に、自分が驚いています。

私って、母を超えたかったのか。

今でもそうはあまり思わないのですが、親に認められるというのは、こんなに大きなことなんだと、それだけは感じます。

母が「あなたは私よりえらい」と言った理由

そもそもどうして、母はこんなことを言ったのか。

おそらくですが、私が自分へのハードルを下げて幸せを感じられるようになってきていることを、感じ取ったのではないか。

そんな気がします。

不機嫌で不幸そうにしていたら、いつものように「ああしなさい、こうしなさい」と言っていたはず。

あらかじめ自分で自己肯定感を少しずつ上げられていたからこそ、それを感じた母が「私よりえらい」と言ってくれたのかもしれません。

親の力は絶大

やはり、親の力は絶大です。

子どもに対する、親の影響力というのは、どんな場合でも強力ではないでしょうか。

親に認められる。

そのことの力の大きさを、自分も子育てをしている今、改めて思うのです。


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