Mai-kou
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鋲ジャンは正礼装である
一見冗談みたいなことを言うが実際冗談抜きで、自分にとってのモストフォーマルスタイルとは紛うことなきパンクファッションである。この格好で赴く先というのはそれだけ自分にとっての本気度を表したい場所であるということだ。
自分にとってのパンクとはすなわち、精神性でありアチチュードである。自分の生き方の問題である。
Tシャツにジーンズというような、質素な格好で普段IT企業のサラリーマンとして勤めている時
アチチュードとしてのパンク
パンクロックは自分にとっては単なるファッションや音楽のカテゴライズではなく、自分の社会的態度を位置付ける、一種のイデオロギーのような
概念、価値観である。
十代前半、自分の生き辛さから湧き出す対外的な憎悪感情は、切実なカウンター精神へと自然に繋がった。自己の外へ放たれる反骨精神は自分のコアであり、生き方そのものへの問題提起であり、人生の主題である。
パーソナルな問題意識の根源的要因は、実は社会
何もないこの地球に真赤な花が一輪咲いた
最愛の人が天使になった。
親よりも歳上の人に、自分は本気で憧れて、本気で追い掛けて、本気で恋していた。自分の中にはいつでも櫻井敦司の存在があって、自分自信の人格を形成していた。
メイクも髪型もファッションも歌い方も全てを真似していた、少しでも近付きたくて、少しでも側に櫻井敦司という人の存在を感じていたくて。
人前に立つときは常に気高く美しくあるべきだということ、品の良さや美しさは性別や年齢を
性善説と歪んだ自己愛が絡まると
30を目前にし、自分という人間とその周囲をメタに俯瞰できるようになってきたと感じる。
今までは網膜に写る全ての景色が寄りの画角でトリミングされていたのに、ある時からそれが引きの画となって、自分と自分の周囲を少し遠くから眺められるようになった。
自分が生きてきた時間軸の中から、せっせと蓄えてきたインプットを反射的に引用して考察してみるような余裕さえ生まれている。
ここ最近生まれたある種の精神的余裕
27th clubに入り損ねた僕へ
「DREAMY TRASH」というアルバムをリリースしてから昨日で一年。
十代の時から、例の「27th club」の27歳を通り過ぎたら何かが変わると思って密かに期待していた。でも何も変わらなかった。
そんなタイミングでこの音源を世に出せたことは自分の支えになっているし、これからも存在に助けられていくんだろう。
そして自分自身、この音源を通してメタ的な物事の見方をいくらか覚えたように思う。
ぶっ生き返す 2023
ここ半年くらい、ずっと調子が良い。
原因は自覚していて、ひとつはオーバーワークでしんどかった仕事を辞めて転職をしたことが大きいだろう。
体力的にも精神的にも、ぶっちゃければ経済的にも安定したことで、生活に余裕が生まれた。
それによってちゃんとデザインについて今一度考えたり、本を読む時間が出来た。
思考の見通しが良くなったんだと思う。
部屋を好きな家具や緑で飾ることで、自分の部屋で過ごすことが好き
いつか別れが来るんなら、いっそ出会わなければよかった
愛猫・ハチが星になった。
小5の夏休み明け、通学路で拾って来た雑種の猫だ。
片手にすっぽりと収まるくらいの大きさだったので、多分生まれて間も無かったと推測できる。
あれからおよそ18年、ハチは18歳を目前にしていた。
あの日11歳になりたてだった自分はというと、間も無く30歳を迎えようとしている。
そう考えると随分長い時間一緒にいてくれた。猫の平均年齢からすると立派な大往生なんじゃないか。
4/15「夜と朝のあいだに」演者紹介⑤ミサちゃんのこと
今回の演者の中では、ミサちゃんが最古のお付き合いだ。
自分は高3、ミサちゃんは高2の年の初夏。
お互いの地元である藤沢・太陽だぬ壮スタジオでとあるサーキットライブイベントがあって、ミサちゃんはそこに演者として、自分は客として居合わせており、その日がはじめましてだったことは間違いない。
ミサちゃんは当時ベーシストだったが、1曲だけメインボーカルとして歌っているのを小さなスタジオの中で聴いた。
それ
4/15「夜と朝のあいだに」演者紹介④君島のこと
君島とのファーストコンタクトは、2014年の5月、自分が通っていた多摩美術大学のキャンパス内で。
彼は多摩美生ではなかったが、多摩美生の友人の繋がりでキャンパスに遊びにきていた。
不思議なほどお互いほとんど人見知りせず、同い年ということもありすぐに友達になった。それでその日は別の友人の家で一緒に夜な夜なギターを弾いたり歌ったり、くだらない話をして盛り上がった。
適当な国の名前を言ったら、いかに
4/15「夜と朝のあいだに」演者紹介③kumagusuのこと
kumagusuというバンド名は、いつがきっかけだったか思い出せないが、それくらいずっと前から気付いた頃には頭にインプットされていた。
あるとき(もう6〜7年は前だと思う)、当時自分がやっていた白熊ピカソズというバンドで対バンをし、目眩がしてくるほどに惚れ込んでしまった。
艶っぽくて色っぽい。どこかこう落ち着いたような大人の佇まいがあるけど、油断すればナイフでグサッと心臓を刺されてしまう。