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会社員時代に大切にしたい3つのこと。~転職・フリーランス・起業、どのステージでも力を発揮するために~

先週末、前職の同僚たちと久しぶりに会う機会がありました。今も同じ会社で頑張る人、6月末に退職予定の人、すでに転職した人、起業して社員を抱えながら奮闘している人など様々。

皆と合流する前に、起業2年目の後輩と0次会と称して飲みに行くことにしました。お互いの仕事の内容や不満、不安、やりがいなど最近感じていることを聞く、私にとって有難い時間。

会社を離れた今だからこそ分かる”あのとき意識しておけば良かったな”と思うことについて、せっかくなので4月のこの時期に書き残しておこうと思います。

会社員のうちに身につけておきたいこと。

会社の名前がなくても「私は○○が出来ます」という強みを作っておく。

会社員時代、だれしも「株式会社○○の山田です。」というように、社名と自分の名前をセットで名乗ると思います。でも今の私には、それがありません。フリーの営業なので、仕事の最中は手伝っている会社の社名を名乗ります。しかし知人の紹介で新たな仕事相手(になりうる人)と会うとき、「○○をやっているwakaです。」と自己紹介できないといけません。

だから、何が得意で何を売りにしているのか、自分で説明できないと厳しいのがこの世界。社名以外にも自己紹介に使える得意分野をもつことは、転職・起業どちらの道に進んでも役立つことだと思います。

ちなみに今の私は「法人営業や(ベンチャー企業の)最初の営業の仕組み作りをしています。」と話しています。ただ他にもやりたいことがあるので、この先は自信をもって変えていきたいな、と努力している真っ最中です。

強みを明文化・細分化しておく。

私もそうですが、自分ができることを明確に言葉にできる人って、意外と少ない。ともすれば自慢や思い上がりと取られる可能性があるので、普段はなかなか口に出さないですよね。分かりやすい例としては、新卒の入社試験でしょうか。

コミュニケーション能力が高い」ことを長所として伝えるとします。

その場合、「初めての方ともすぐ打ち解けられるなど、コミュニケーションに自信があります。」と話すより「海外インターンでベトナムで半年過ごした経験から、自分と考え方が違うことを当たり前と思って、”伝わること”を意識したコミュニケーションができます。」と紹介したほうがよりリアルな感じがしないでしょうか?

面接対策の情報は巷に溢れ返っているので、「はいはい。当然でしょ。」と思われた方も多いかもしれません。具体的な経験をふまえて伝えよう!というのはよく言われる話ですね。

私が伝えたいのは、常にそのマインドを持っておくことが大切だよ、ということです。入社試験のときは、当然準備をして臨みます。でもこれがフリーランスの場合、リラックスして話している最中に、そんな質問が飛んでくることがあるのです。

で、どういう仕事だったら○○さんに頼むべきかな?

チャンスと言うべきこの質問に、ナチュラルに強みを織り込んで返せるよう、普段からイメトレしておくことをオススメします。

交渉力を身に付ける。

これは営業の場面に限ったことではありません。フリーランスになると、仕事の範囲、報酬、契約内容全般について自分一人で交渉しなければいけません。私はこの一年で、その重要性を痛感しています。

きちんと実務をイメージして話を進めないと「こんなはずじゃなかった」状況に陥ることになります。特に駆け出しのフリーランスにとって、仕事の依頼は喜び以外の何物でもありません。でも「大体そんな感じで」「あとは動きながら考えましょう」という感覚で進めると、「結構働いてるのにお金にならない…」というモチベーション低下を招くのでご注意を。

「こんなはずじゃなかった」経験者である私が考える、会社員時代にできること。それは、

・仕事の全体像を掴んでおく。
→どの部署が関わっているか、どのくらいの期間が必要な仕事なのか、など俯瞰して見る癖をつける。
・自分の業務のタスク管理をする。
→ルーティンワークもプロジェクトも、ただやるのではなく、一度書き出してタスクを確認する。ひとつの仕事の中に具体的にはどんな作業が発生しているのか把握する。
・担当の割り振り役を買って出る。
→どの仕事を誰がやるのが効率的・効果的なのかを考えるのはいいトレーニングになります。

最後のひとつは、現実的には少し難しいかもしれません。だとしたら、イメージするだけ、ちょっと助言するだけでも十分。フリーランスになると、自分がやるべきかを見極める力が必要になります。ただ、全部断るとただの「仕事しにくい、面倒な人」になって孤立しますので、「この仕事はここまでしか出来ないけれど、逆に○○は私に任せてもらえないでしょうか?」と前向きな交渉ができると思います。

会社の冠が無くなってもやっていけるか?

色々書きましたが、結局のところ重要なのはこれかもしれません。私は前職がリクルートだったので、新規の電話をしても(断られることはあっても)「聞いたことのない会社だなぁ。で、何?」という反応は有難いことにありませんでした。

それが今はまったく別の世界。誰も私のことなんか知りません。忙しかった会社員時代、目の前のことで精一杯でしたが、今思えば意識次第でもっと出来ることもあったな、と反省することも。今回話していた、起業して社長として奮闘している彼も同じようなことを言っていました。

入社したときは「しばらくはこの会社で頑張るぞ!」と思っても、どこで転機が来るかわからないのが現代の会社員。転職とか起業とか今は想像できないな、と思っている方にもいつかどこかでお役に立つのでは、と思っております。

もうすぐ令和。だから仕事の何が変わるって訳じゃないですが、自分をブランディングすることは、きっと色々な場面で役に立つはず。

では、働きましょう。大人って、なっがいよー。

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