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読書感想文★攻略術【1】課題図書の選び方

毎日雨が続いていますが、梅雨が明けたら夏。夏といえば読書感想文の季節ですね。書店さんには課題図書が並び始めました。どの本にするか迷っている人向けに、今日は感想文を書くための本選びについてまとめてみました。

小中学生だけでなく、保護者さんも対象としたアドバイス内容になっています。

【1】街の書店へ行こう!

もちろん図書館でもOKなのですが、返却期限までに読んで書くとなると焦ってしまうことも。ネット書店だと、手に取って選べません。おうちの人とおしゃべりしながら本を選ぶのも素敵な“読書体験”の一つですよ。

【2】おうちの人はナビゲーター

「子どもに好きに選ばせたら、感想文が書けなかった」よく寄せられるお悩みです。基本的には興味を持った本がいちばんなのですが、ジャンルによっては感想文が書きにくい場合もあります。子どもはこれと決めたらなかなか他に目が向きません。初めは絞りすぎず、複数の候補からゆっくり選んでいきましょう。

【3】ハードルは低めに

名作、感動する物語、伝記などは、課題図書の定番ですが、感想を書くとなると意外と手に負えなかったりします。子ども自身が読みたいと思った本ならOKです。でも、迷っている子に大人がこれらを薦めるのはちょっと待って。特に普段あまり本を読まない子なら、読みやすさ&面白さがポイントです。まずは、ハードルは低めに“最後まで楽しくひとりで読めること”を意識してあげてください。

【4】等身大の内容を

バスケが好きならバスケに関する本、野球をしているなら野球選手の本、キャンプが趣味ならアウトドアの本、ペットを飼っているなら動物が出てくる本など、子どもの日常に近い内容の本なら自分の体験もまじえながら自分の言葉で感想を書きやすいでしょう。

【5】気をつけたいジャンル

昆虫が大好きな子が選んだ、写真家さんによる記録本。目を輝かせて何度も読んだそうですが、「どうしても感想が書けない」と相談に来られた親子がいました。一緒に取り組んで仕上げましたが、感想を書くという視点でいえば自然科学系の本は難しいです。

読んだけど書けないと子ども達が困るケースが多いのは、絵本全般、戦争もの、人権・法律などの概念系、…意外なところでは怖い話もそうですね。絵本や怖い話は感想を膨らます難易度は高いかもしれません。戦争や人権に関する本は、子ども達に手に取ってほしいという願いから選書されています。

これらで感想文を書く場合は、類書も読んでみたり、関連する出来事を調べたりと、子ども自身が自分の意見を固めるステップが必要です。素材を集めるほど感想文が書きやすくなるジャンルといえるでしょう。おうちの人の手助けがあると、心強いですよ。

【6】迷ったら複数買い

実際読んでみたけど、「書けない…でも宿題だから書かなくちゃ…」そんなこともありますよね。可能であればおすすめしたいのが、複数買いです。子ども自身が何冊か選んでもいいし、子どもが1冊おうちの人が1冊それぞれ選ぶのも楽しいです。課題図書から1冊、自由図書から1冊、なんて選び方もありますね。「どれか書きやすいもので書こう」と思えると気持ちも楽です♪

今日のnoteは、Xでアップしている、#まちか先生の作文アドバイスから再掲しました。読書感想文★攻略術の全シリーズは↓ここから読めるのでぜひチェックしてみてね!

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