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【徒然読書】ほぼ通勤読書 ノーマン祭り③『未来のモノのデザイン』読了

さてと、

を通勤中に読み終わってしまったので、1週間書き溜めた感想と、さっき読み終わった追記の感想をまとめて〜〜〜


全体を通じて

通勤時間=読書時間に切り替えると最強説

あるね👀💦

通勤中、周りはみんなスマホと睨めっこしてる人ばかりだけど、、、

「今の時代、WEBサイトやiBooks、図書館で読めばいい」

と思ってる人もいるかもしれないけど、さて問題です。

「じゃあ、WEBにもあまり記事がなく、iBooksでも売っておらず、図書館にも置かれていない or 人気過ぎて借りられまくって図書館にないって本はどうやって読めばいいでしょう?」
👉買うしかないよね👀

ノーマンの本をiBooksで検索してもらうとわかるけど、

iBooksではほぼ売ってない=デジタル書籍化されてない
(世界的な名著にもかかわらず、、、)

実際に触れもせず、調べもせずに、今の時代なんでもデジタル化されてオンラインで入手できる

って安易に思い過ぎてる人が多過ぎ。(通勤中なんかに本を読まない人ほど特に)

なぜ、いきなりこんな話から入ったのか?

これがノーマンがこの本で予想していた、

テクノロジーと人間の憂うべき未来

だからね。

👉便利な機械が出ると、出た瞬間から退化する人が必ず出てくる
=デジタル書籍とスマホが出ただけで、
なんでもWEB上で揃うと勝手なイメージを抱くが、
実際に何でも揃っているかは検索しようとすらしていない人が大半。
そもそも本を読む習慣がなく、読みたい本がない人が、
実際にWEBなんかで検索なんてしないからね👀💦
👉いつでもデジタルで入手できるという安心感が生まれた瞬間から、
本を読もうとする人は減る

この話って実は、

あたりで、経営学でも出てくる話なんだけどね〜〜〜〜去年、記事にしてた話だから、うろ覚えだけど、たしか

「それまで事故を起こさなかった人が、保険に入った瞬間から、事故を起こしてもいいんだ!って安心感から事故を起こしてしまう」

👉モラル・ハザード
「全ての料理を完全に自動で全て作ってくれる社会で、
趣味でもないのにわざわざ料理をしようとする人が何人いるか?
(オイラは結構いると思う前提で書いているが、いくら機械が完全な朝ごはんとか作ってくれても、味気ないから自分で作りたいもんって思うのが人笑🤣)」

本編感想まとめ

  • 大事なのは、自然なインタラクションの構築(3〜4章)

  • 結局は、完全自動化よりも、人の能力を補完し、拡大する👉人をアシストすることが重要(4〜5章)

  • 共通基盤のない人と機械をどう繋ぐか👉結局は、人と機械のインタラクション(6〜7章)

機械と人間がうまく共存する距離感が大事

ってこと。
追記部分については、、、

デザインルールまとめ(233〜234頁から抜粋)

「賢い」機械をデザインする人間のデザイナーのためのデザインルール

  1. 豊かで複合的で自然なシグナルを与えること

  2. 予測可能であること

  3. 良い概念モデルを与えること

  4. 結果が理解可能であること

  5. 煩わしくなく、連続的な気づきをもたらすこと

  6. 自然なマッピングを活用すること

機械によって作られた、人間とのインタラクションを改善するモデル(機械と人間が意思疎通する5つのルール+1)

  1. ものごとを簡潔にする

  2. 人間には概念モデルを与える

  3. 理由を示す

  4. 人間が制御していると思わせる

  5. 絶えず安心させる

人間の振る舞いを「エラー」と呼ばない
(アーカイバーとの対話によって後から追記笑🤣)

なぜ、このルールを珍しく本文から敢えて抜粋したか?

ここでまた質問です!

「この2つのルールだけを読んで、このルールが何が言いたいのか?背景まで含めて、本当の意味で理解できた!って人が何人いますか?」

たった数行のルールだけを提示されて、何が言いたいのか理解できた!なんて、他のデータもない以上、AIやロボットだって無理。字面だけを受けても、読み取ろうとする人はいるとは思うし、デザインとか認知心理学の前提知識がある(=この本以外のノーマンの本をいくつか読んでる)人であれば、推察はできるかもしれないけど、この本を読んでいない人がこれだけ提示されて、

最後にまとめたルールが正確に何を指すのかを理解するなんて無理。

てか、それは、

ただの解釈や推論であって、すでに理解ではない

にも関わらず、タイパかコスパかなんか知らないけど、

上記みたいなまとめルールを提示してしまうと、読みもせずに、本に触れようともせず、AIやロボットにすら不可能なことを、自分の解釈に過ぎないってドグマにすら気づかずに、

そこだけ読んで理解した気になってる人をよく見る
👉ロボットにすらなりきれないロボット人間

ま、上記を踏まえて最後の追記部分を読んで感じたのは、

機械と人間が意思疎通する5つのルールについて、言いたいことはわかるんだけど、これを機械だけでなく、普段の生活で対人で当たり前に出来ていたら、そもそも要らなくなる機械の方が多いんじゃないか?🧐
だし、
人間にも、アーカイバーみたいなロボット人間が増えてるよね〜〜〜
(先週感想を書いた、『人を賢くする道具』の機械中心主義で機械を盲信して、機械や科学=万能と盲信し、そもそも人との意思疎通が欠落してる人。)
ってこと。

ここまででこんな回りくどい書き方をなぜ今回したのか?

だって、

認知心理学の本だから!
👉人は問いかけられて初めて考え、
考えて疑問を持ち、疑問を持つから観察し、
観察するからこそ、最適な解を導く生き物=認知
だからね〜〜〜

*一昨年くらいから話題の行動経済学(Nudge)なんかも
「認知心理学を経済学に〜〜〜」
なんて言いながら、これまでの経済学と同様の考え方・接し方のまんま👉正解を求める接し方で丸暗記しようとかタイパ・コスパで学びの接し方自体が認知になっていない人も多いなと🧐

まとめ

結局、AIにしろロボットにしろ、コーヒーメーカーにしろ、自動車、レンジ、洗濯機などなど、機械=道具=テクノロジーは全て、

人が使うためにある(=人間中心)のであって、
人が使われたら(=機械中心、科学万能)
意味がないし、それは、もはや道具ではない

ってことだよね〜〜〜。全ての道具は、それがなかった時代の一部の人間の「こうなればいい」「こんなものがあればいい」ってただの、

欲求

から生まれたものであって、

欲求を満たすもの=人をアシストする=道具に過ぎない

でしょ。人を道具に従わせるような完全自動化されたものなんて、研究するのは自由だし、いくら議論をしたところで、、

需要がない以上、一部でしか使われない(普及しない)し、
自分に必要ないなら、使わなきゃいいだけの話
だってただの、道具=人をアシストするだけのものなんだから、、、。
いくら最新の技術だの、時代だのトレンドだのとお為ごかしを使われても、自分にとって必要のないものを少なくともオイラは使わない。

最新か高度かなんて抜きにして道具全体を見ると、美容師のハサミ(これだって実は凄いテクノロジーの結晶ではあるのだが)も昨今話題の生成AIも

人が求めるから存在してるってところに大きな違いはない
👉人の能力をアシストする道具に過ぎない

ま、だから、

「AIが人を支配する」とか、「民主主義を破壊する」

とかゆーてるのって、道具本来の役割すらわかっていない機械音痴がゆーてるだけってのは他の記事でいつも言ってる話。

ハサミが民主主義を壊しますか?
使いにくいとか使いにくくなったハサミを使い続ける人はいないでしょ?
人を支配しようとするハサミが出てきますか?

ハサミをAIに置き換えてみたら、今の議論のバカさ加減がわかるでしょ?
使わなきゃいいだけの話なんだし、使われない道具は歴史からも淘汰されていくだけ〜〜〜!
(*ま、道具のことはよく理解してない人ほど、逆に人を道具のように扱って、道具よりも人を使い捨てて、結果自分の首を絞めてるような業界すらこの国にはチラホラ存在してますが 笑🤣)
全ての道具は

使う人が中心で存在する

個人的に道具と人の理想的な関係だな思うテクノロジーは、

電動自転車
(人の力が沢山いるところはアシストするが、どこに行くかやハンドルのコントロールなんかは人が行う。これくらいがちょうどいい。)

さてと、人と機械の距離感が大事ってことがわかったところで、ノーマン祭り4冊目は、、、

高度に複雑になってる機械囲まれて過ごしてるそんな現代社会について考察した

を読んでこ🕺

それじゃ、皆さんも良き週末を〜〜〜

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