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【まったり経営学36】『世界標準の経営理論』32〜レッドクイーン〜下手な競争は衰退を招くだけ。本当の競争相手は自分。必要なのは、アクション・リサーチ

2年前の感想から

今やパーパス経営でナラティブなんて語るだけの

自称、プロ経営者

がこの国を牛耳ってるよね〜〜〜彼らにできるのは

投資詐欺まがいな手法と語り口で、お金を出資させるIR活動のみが関の山

現場を知らないし、現場を知ろうとすらせずに

自分の経験だけに基づく経営哲学に会社を嵌め込むだけだから

ま、市場も従業員もバカじゃないから、あと数年で、一旦そういう社会のダニみたいな自称、プロ経営者は

市場から淘汰される

だけなんだけどね👀

さてと、見出しとしては、

  1. 『鏡の国のアリス』から来た理論

  2. レッドクイーン理論(red queen theory)

  3. キツネとウサギはなぜ足が速くなり続けるのか

  4. 「共進化」(31章)

  5. 生態系による共進化

  6. 「生存競争による共進化」

  7. 赤の女王が示唆するもの

  8. 企業間の共進化の仕組み

  9. 企業間の生存競争が共進化をもたらすー企業の共進化メカニズム

  10. 実際の企業のサーチ行動

  11. いずれにせよ

  12. 欠けていた視点=競争

  13. 従来の経営学が解き明かせなかった視座

  14. 切磋琢磨が進化を促す

  15. 従来の競争理論(SCP):競争は避けるべきもの

  16. レッドクイーン理論

  17. 従来の理論とレッドクイーン理論の整合性

  18. 近年の日本企業の低生産性

  19. レッドクイーン理論で言えば、

  20. サービス業(例)日本の銀行業

  21. 改良が進んだレッドクイーン理論

  22. 切磋琢磨が、ガラパゴス化を生む

  23. バーネットの仮説

  24. 統計結果をよく表した例

  25. バーネットの結論

  26. 新レッドクイーン理論の立脚点:サーチに種類があること

  27. 新レッドクイーン理論は、日本企業の「ガラパゴス化」を明快に説明する

  28. 日本企業の「ガラパゴス化」の主要因

  29. レッドクイーン理論は「チェンバレン型競争の罠」を説明する

  30. 競争の型(4章):IO型、チェンバレン型、シュンペーター型

  31. 大変化時代における、本当の「競争相手」は誰か

  32. 新レッドクイーン理論と整合的

  33. 真の競争相手

  34. まとめ

って感じかな💦

ポイント

関連リンク

関連文献

これも記念碑的な名著だねえ🤔
オイラがよく使ってる

アクションリサーチ

って言葉の考え方を、航空業界のシステム分析を通じて、

大学などの研究室で研究だけしてるエンジニアと、実務の現場で常に業務をしてるエンジニアの違いなんかを詳細に、これでもかってくらい説明してる本。
経営の全てに応じて大事だなと思う視点が、単体編全てを通じて

アクションリサーチだな

と思ったので、ここで出しておくね〜〜〜〜〜

今回の感想

本当にここはレジティマシーの弊害の最たる例だし、

企業のダメな経営者ほど、自分を大きく見せたいのか

エージェンシー問題が発生するからかわからないけど、なぜか

競合他社

って言葉を使って、大震災みたいなことが起きた時以外の平常時に限って、

この市場戦争を勝ち抜くとか
価格競争で生き残れると思うか

みたいなことを言うんだけど。

そーやってやってきた結果が、

で出した、

パナソニック対SHARPのウルトラCなTV戦争

だったり、スマホがすでに出始めていた時代に、

日本の携帯電話技術は世界一って自称して、勘違いして

ガラパゴス化した携帯を馬鹿の一つ覚えのように出し続けて結果的に、世界のスマートフォンの勃興の流れに完全に乗り遅れて、今や周回遅れになってしまったってゆーね。
しかも、スマートフォンって、あの画角サイズで中身はただのPCと変わらないOSなのに、

選択と集中

とか言って、PC事業が下火になったからこれからはスマホに集中するって言って、中国のLenovo社なんかにPC事業を二束三文で売って、結局、スマホ事業自体も不振になるってゆー技術がちゃんとわかっている経営者では絶対にとらないウルトラCな発想で、

  • 世界市場のニーズの変化を読むのもダメ

  • メガトレンドも理解してないから自然エネルギーパネルを、わざわざ世界が羨む自然資源を破壊して無計画に作り、

  • VSRSメカニズムの分析もできないから、新しい一手を打つこともできず、

  • 国内市場で寡占企業だけを作る規制を足枷にして、国内だけで競争を繰り返し、

  • ガラパゴス化と揶揄されても、意固地になって誤った意思決定を繰り返して、

  • 老舗巨大企業の屋台骨すら傾ける無計画な巨額投資にわざわざ潤沢な資産を振り分けて、

  • これからの未来の核となる事業は目先の業績が不振だからと、新興市場に二束三文で売り渡す

その結果が、

国全体の全ての産業を衰退させる

てゆーウルトラCをたった十数年で演出して、

一番生産性のないこと

を繰り返しておきながら、衰退し切ってから衰退し始めてると意識し始めて、出来ることが、

予算のないリスキリングと生産性向上って言葉遊びだけ

だからね👀

本当に生産性をあげて、国を発展させたいなら、まずやることは、

今の日本には、

バカバブル以前の競争力がない

って現実を

アクションリサーチできちんと認め

た上で、そんなバカな政策とか経営をしてきた

権力層とか経営層の首のすげ替え=社会的な刷新

でしょ。
(SHARPなんて経営陣がホンハイに変わっただけでたった数年で業績がV字回復で、再上場したくらいだし、いかにお勉強だけできた経営層が無能かを露呈しただけだったことからもわかるでしょ👀)

競争が生産性を上げる
=古いレッドクイーン理論

で競争を促進したところで、

同じ理論=競争促進を衰退するはるか前からやってきて、数十年経った成れの果てが今なんだから、

過去の成功体験が通用しなくなってる
👉この理論=競争するだけでは誤った共進化しかしないし、
これからの時代にはすでに合わない

ってことからまずは、学ばないとね。

  • 日本で、競争を促進しなかった時代がどこかにありましたか?

  • 競争を促進するだけで、生産性が上がるってこと自体が幻想って気づきませんか?

  • 過度な競争を煽った結果で、市場規模が縮小して、世界市場からも取り残され、結果的に、不正とか不適性検査で売り上げを維持しようとする

コンピテンシートラップにハマった企業ばかりですよね?👀

本章でもレッドクイーン理論=共進化の罠で述べてるとおり、

これって、競争崇拝主義者が陥りやすいすっごい単純なドグマで

競争=生産性向上
ってことは、裏を返すと、
競争相手がいなくなると進化が止まる
👉常に競争相手がいないと、進化できない

って思考なんだけど、そもそも

本当の競争相手って誰?

を見極めようとしないから、陥りやすい短絡的な競争論理なんだよね👀

ゲーム理論だって、同時ゲームよりも逐次ゲームが多いのに、
ゼロサムゲームな同時ゲームって勘違いしやすい

って言ってきたように、

競合他社=競争相手

と、それがキャッチアップな時代で目に見えやすい=従業員に明確に理解させやすかった時代では、それで良かったのかもしれないけど、

別に、競争相手を負かすために、
そもそも事業を起こしたわけじゃないはずだよね?
経営者=ビジネスオーナーになりたいのか、
一生、中間管理職止まりの従業員=雇われでいいのか

の違いなんだけどね。

本当に向き合うべきは、

第15章や第16章なんかでも書いてるとおり、

自社サービスとか組織内の課題と向き合って、
常に改善して、
顧客のニーズ、ウォンツを満たしつつ、
自社のサービスをいかに高めていけているか

であって、

他の会社が一円安く売り始めたから、こちらは2円安くしよう

みたいな

ベルトラン・パラドックス

を作り出すことではないはずなんだけどね。

自称プロ経営者ほど、過敏に競争に反応した結果、

考えもなしに、競争だけを崇拝して、悪貨が良貨を駆逐するだけで、長い目で見れば自分たち悪貨が社会から淘汰されるだけ状況を生み出して、10年もしないうちに、市場から退場していく。コンピテンシートラップや資源依存論や取引費用論の

内製化

なんて目もくれずにね。

以前、

て記事でも、

脱成長・脱競争・脱努力

て書いてたのは、

レッドクイーン理論=共進化の幻想が、いかに生産性を下げるか

ってことを骨身に染みてわかってるから。

他人や外にばかり目を向けて、反応してるだけなら

動物の方がまだ、必要な物以外は搾取しないからまだ、マシ。

本当に競争すべきは自分自身

なのに、自分と向き合う勇気もない人間ほど、

ライバルどころか敵を自分以外に求めたがる。

なぜなら、お受験含め

子供の時から、競争ばかりを煽られて、そこの中で勝ち残ったか負けてきたかにかかわらず、

競争こそが是

と高度経済成長期以前から刷り込まれてきた、自分と向き合おうとしないから、自分が勝手に常識と思い込んでいる

レジティマシー=空気

を疑うことを知らないし、今の社会の現実がすでにその常識が通用しなくなってることすら、

自分の中の認知バイアスってファインダーを通じてしか
現実ってものを見ようとしない

からね。

まとめ

本当に競争=向き合うべきは、

社外ではなく社内にある

  • レジティマシーに縛られて、新しい芽を摘もうとするグループだったり、

  • 自分たちの利益とか権益を確保しようと、会社を私物化しようとする人だったり、

  • 目先の誤った合理性とか個人主義で、TMSの構築を阻害する勢力であったり、

  • 競争こそ正義で、競争を下手に煽って質を低下させ、コンピテンシートラップでリアルオプションを無駄と言い切る人であったりね。

必要以上の他者との競争や、勝ち組負け組なんて発想自体を

一度やめてしまえばいい。

どうせこのまま同じやり方でやったところで、

昨日と同じ明日の連続

で、

今以上に、国全体が衰退していくだけなんだから

世の中にそもそも、

自分が勝手に作り出してるだけで、
敵も競争相手もいないはずだが?

自分が勝手に作り出した競争相手に、

相手は最初から争ってもいないか眼中にすらないかもしれないのに、
自分のエネルギーまですり減らして、
勝手に自分の方が衰退してたら世話ないでしょ?

てか、今の日本を敵とか競争相手とみなす国なんて、あるわけないでしょ?

国際協調主義なのに。笑
🤣

ザ・島国根性のコンプレックスが生み出してるだけ〜〜〜〜
戦前からそうだけど
👀

世の中って、

お受験みたいに、

決まっている答えを覚えて、人と競争していい学校に入って、他人を打ち負かすみたいな答えの決まった世界

ではなくて、

社会に出るまでの知識と社会に出てから学んだ・体験した経験を絡めて、
サービスなりモノなり、ビジネスモデルなり新しい何かを生み出して
社会全体をより豊かに、より便利にした人が、
社会から評価されてその人なりに成功したり、幸せに暮らせるってだけだからね
🤔

コンピテンシートラップに社会全体がハマって、

市場=パイ全体

が数十年かけて小さくなってるのに、お勉強の優等生達は、

刷り込まれた答え=レジティマシー=空気、常識

で、

バカのひとつ覚え

で、

新しい産業やサービス=パイをデカくする

ではなく、

小さくなったパイの中で、
自分の取り分だけをより確保する
👉一番安易な競争

に躍起になってる。
競争のやり方もルールもいくらでもあるし、

当たりにくい的なら当たりやすい的を作れば良い
=世の中、社会

なんだけどね👀どうせ、

メガトレンドで変わるのに

世の中の成功者とか偉人とかで

他人との競争を意識したって人の方が世界的には圧倒的に少ないし、多分、それだけでやってきたって人って歴史的に見ても皆無なんじゃないかな?

個人的には、

何か自分の生活でこれ以上なんの進化がいるんだろう?
むしろ、必要以上なモノばかり溢れてるから、
そんなにこれ以上進化が必要か?
以上に、競争する必要があるか?

って思うけどね🤔

日本人は本来的にはふくよかな思考で、おおらかな発想から、様々な芸術とか技術を生み出してきた民族なんだから、変に外国とか、競争とか意識せずに、

やアインシュタインの言葉の記事で書いたとおり、

日本人本来の良さを大事にして自分たちの良さを伸ばして、世界に発信する

だけで充分だし、多分、それこそ

世界中の人が日本人に望んでること
=世界的なニーズでウォンツ

じゃないかなと思うけどね。経営学ですら、変に田舎者な島国根性丸出しで、過去の先人たちのやってきた経営手法を否定して外国かぶれで導入したところで、逆に海外の先端企業が昭和の日本企業を参考にして学んで、人材育成とか社内の福利厚生とかで取り入れてることばっかりなんだし。
TMSとかね。

自分たちの本来の特性とか良さに気づかない、自分と向き合わない、自分を知ろうとしない人間や組織がいくら他と競争したところで
勝てるわけがない。
自分の持ち味ってゆー武器すら知らないし、気づいていないんだから。

結局は、

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからずや」

が競争の極意なんだから、

まずは自分を知りましょう

って話。自分ってものを嫌ってくらい知った後だと、ホント、競争なんてする意味もないなってわかるくらい

競争って無意味なもん

なんだけどね。

さてと、次回は、

いよいよ、これまでの単体理論を複合的に絡めていく

にいよいよ入ってく〜〜〜〜🕺ここから、

これまでの単体の理論がいかに繋がってるか

ってことがより具体的にわかるかなと👀💦

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