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みみ
2023年4月9日 18:03
何の変哲もない緑の葉っぱ。人間の高さから見れば、ひとつひとつは石ころみたいな大きさで、それが密集している。時刻は暮れ方。気づけば冬なんて通り過ぎてしまったみたいで、まだこの時間帯でも太陽は元気があり余っているようだ。仲間みたいにかたまる葉っぱたちを、陽が照らしている。すると、たちまち黄色に変わる。そこには眩しいくらいの輝きもあって、元々の姿からは想像がつかない。見つめてみる。そこ
2022年3月3日 23:54
ぼくの後ろに隠れる僕はいつも僕の行動を見ているぼくとおんなじ背格好をしているけど僕は帽子を被って少し日焼けた肌をしてるよこんなこと打ち明けるのも、そろそろ僕のこと分かっててほしいからどんなに頑張っても知らんふりして寝てしまうぼくに、そろそろ僕も息詰まってるんだ。あるとき僕は君の心を叩いている君の心臓はドキドキしてるこうして僕は後押しするのだぼく、これやってみたほうが良
2021年12月11日 21:16
舞台ってなんだ濃い化粧をしてハリのある声を響かせる俳優たちが大ホールに立ち私たち観客が それを見ているそれが舞台というもの?見たこともないから分からない今日 電車に乗った初めて ゆく場所いつも右側に進むけど今日は左に向かうその帰りこっち方面は 人が少ないみたい一人一人の間に五シートくらいの隔たりがあるわたしは先頭列車 にいるある女の人は 運
2021年11月17日 20:30
バスの中炭酸の音が 響かぬように少しずつ キャップを回して体がプルプル震えていたプシィ と、かよわい音そうやって 油断していたら私の口から プシュッと笑いが漏れそうだ周りを気遣う その優しさとわたしの心も 震えてるかよわいシュッ、を鼻から 小さくこぼした通り過ぎた 自転車横目で見えた 会社帰りらしい風貌見ると リュックのチャックから長ネギだけが つきだして
2021年11月15日 21:38
チヤホヤされてる時が全てじゃないの謙虚な色だからって そうやって生きてるわけじゃないのよ輝けるのは一瞬だけなのひらひらひら「綺麗だねー」部活で休憩中の女の子が言うブチっ「だねぇ、ほらほら」あらっ…なんということ。一生懸命頑張ってたのに。あたしの意思で落ちたかったわ。線香花火でジジっとなるとこまでしかいれなかった、あたし…ひらり ひらり
2021年11月12日 23:31
服はスウェットだし 肌の調子だって大して良くないけれど行きたい 読みたい本があるチョコレートをひとつつまみ スタートダッシュへ図書館まで自転車を漕ぐわたし海のまち この町は風が強いときおり 横殴りの風に負けそうになる体重が ここ最近増えたのにねまだ気にする必要ないのかな私 (白い)線 線 線 線 車窓から見えた運転手は、ディーラーのお姉さんに似てた譲ってくれてありがとう
2021年11月4日 20:26
毎日一緒にいる。時々、一緒にいすぎて離れたくなるときもある。でも、時々、どうしようもなく愛しくなるときがある。電車に乗ってる時、授業中、ふと「いまごろ日なたぼっこして寝てるのかな」と考える。そんな愛しい、私の愛犬について話そう。私が自分の部屋に行くと、みるちゃんもついてくる。作業中、ふと横を見ると、背中を見せて、しっぽを下げてふせをしている。「かまってほしいなぁ」上