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[詩]ぼくの後ろの僕




ぼくの後ろに隠れる僕は
いつも僕の行動を見ている

ぼくとおんなじ背格好をしているけど
僕は帽子を被って少し日焼けた肌をしてるよ

こんなこと打ち明けるのも、そろそろ僕のこと分かっててほしいから

どんなに頑張っても知らんふりして寝てしまうぼくに、そろそろ僕も息詰まってるんだ。




あるとき僕は
君の心を叩いている

君の心臓はドキドキしてる
こうして僕は後押しするのだ
ぼく、これやってみたほうが良いよ ってさ


あるとき僕は
君の脳に サラサラ、粉を注ぐ

脳の管を通って、ある地点を通ったら
僕のプレゼントが届く

ピンポーン
宅配便のチャイムみたいに、さ

君は唇を噛みしめて、そのアイディアを喜んでいる
僕も嬉しくなってきちゃう
だから心臓をぎゅっと抱きしめるんだ


ある時すこし 目が合った

僕もドキドキした
ぼくも見ちゃいけないものみるみたいに
不安げながらドキドキしていた
ボクらはドキドキしていた


でも少しして、ぼくは目を逸らした

要らない粉が、サラり。
せっかく芽吹いた緑は踏み潰されていったんだ


こうして上手くいかないこともある
本音は寂しいよ

でも僕はずっと送り続けてるよ
今もこうしてサラサラと粉を注いでいる

それはぼくを悩ますかもしれないけど
やっぱりぼくには僕のこと、分かっててほしいんだ

僕はぼくのとこ、ずっと
いるからね





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