SATOMI&メザニン広報室

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このnoteは、カウンセラーSATOMIとメザニン広報室が共同で運営しています。記事の著作権は法人に帰属しますが、内容は執筆者個人の見解です。メザニンのオンラインカウンセリングは下記より承っております。 http://s.recurrent.co.jp/mezzanine16

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【ごあいさつ】このnoteについて

はじめまして。 私は、オンラインカウンセリングサービスmezzanine(メザニン)で心理カウンセラーをしているSATOMIです。 目的 このnoteは、メザニンの活動やカウンセリングについて、少しでも多くの人に知ってもらうことを目的としています。 書いている人 詳しい自己紹介はこちら 何のnote このnoteで発信して行く情報は、 心理学やカウンセリング、メンタルヘルスの知識 読書感想文 などを、取り扱って行く予定です。 注意事項 このnoteで提供

    • 【読書感想】アラビアンナイト〜魔法のランプと願い事〜

      ●何でも願いごとが叶う、魔法のランプ 『アラビアンナイト』の中に出てくる、アラジンと魔法のランプの物語は、映画や絵本などで、広く愛されている作品の一つだと思います。 アラジンという青年が、願い事を叶えてくれる魔法のランプを手に入れて、お姫様と結ばれる、というストーリーです。 魔法で願い事が叶う描写は、寓話やおとぎ話のなかで多く扱われていて、いつの時代も人々を魅了してきたように思います。 今回のテーマの中心は「願い事」です。 願い事は人の心理と深い関係があるように思い、『ア

      • AI画像生成とアートセラピー

        今回の表紙は、CanvaのAI生成で作った画像をいろいろと貼ってみました。 キーワードを打ち込むと、それに関連した画像がいくつか生成されて、その中から、自分がピンときたものを選んだり、または、しっくりくるものがなければ、またキーワードを変えて生成する・・・。ということを繰り返していると、選ぶ楽しさや、どんな画像が出来上がるかな?というワクワクする感じもありました。 作っている感覚としては、アートセラピーのひとつであるコラージュ療法を思い出しました。 コラージュ療法という

        • 【読書感想】日常のSNS生活と、ハッピー気分 

          メーテルリンクの青い鳥は、子供の頃、絵本で読んだことがある人も多いかもしれません。 チルチルとミチルという兄妹が、幸せの青い鳥を求めて、さまざまな国を旅するお話です。その中の一つに、ふとった幸福のいる国を訪れます。 その国の人は、おいしいものを好きなだけ、たくさん食べていました。チルチルとミチルがやって来ると、こっちに来て一緒に食べましょう、と誘います。しかし、チルチルたちは『ここに幸せの青い鳥はいない』と、その世界から立ち去ります。 食べ盛りの子供だった私は、当時、こ

        • 固定された記事

        【ごあいさつ】このnoteについて

          【カウンセリング考】 「他人」という関係性 

          「『他人』だからこそ、話せることもあるんですよ」 これは、学生時代の恩師の言葉です。 カウンセラーは、カウンセリングの時間中は相談者のお話を親身になって聞きます。 でも、カウンセリングが終わって相談室から一歩外に出たら、相談者とはお互いに「他人」同士である関係を大切にします。 これは「二重関係の禁止」という、カウンセラーの倫理規定です。 この倫理規定を守るために、カウンセラーは自身の家族や友人を相手にカウンセリングはしないようにしています。 学生の頃は、「そう決まって

          【カウンセリング考】 「他人」という関係性 

          【読書感想】「HSPブームの功罪を問う」言葉との付き合い方

          ●名前をつける、言葉を使う 前回、5月病をテーマにした記事では、自己理解を深めるために自分の状態に「名前をつける」ことについて書きました。 私たちは人やもの、ある出来事に対して、名前をつけることで理解しようとします。 また、自分が感じていることを他の人に伝えたり、自分で考えるために言葉にしようとします。 言葉は非常に便利なツールです。 しかし、使い方次第では反対の結果をもたらすこともあります。 そんな「言葉との付き合い方」について、『HSPブームの功罪を問う』と、いう

          【読書感想】「HSPブームの功罪を問う」言葉との付き合い方

          5月病:名前をつけてみること 

          今回は、みんなで5月病をテーマに書いてみませんかと、メザニン広報室から提案をいただきました。 このため、他のカウンセラーのnoteや、メザニンのコラムでも5月病について書かれております。同じテーマでも様々な視点があり、まとめて読むと、読み応えがある企画だと思いました。 よかったら、ご覧になってみてください。 「5月病」が指している症状は「適応障害」の診断基準に近いとする意見が多くみられますが、「5月病」自体は医学上の診断名ではありません。 しかし、正式な診断名ではないこ

          5月病:名前をつけてみること 

          【読書感想】「ポジティブさ」との付き合い方

          ポリアンナへの賛否両論もしもあなたが、親を亡くしたばかりの11歳の女の子と出会ったとします。その女の子は叔母の家で暮らしていますが、叔母は気難しい人で、どうやら冷遇されているようです。 それにも関わらず、その女の子は常に「嬉しい」と言い続けて、さまざまな事に喜びを見つけて明るく振る舞っています。 ・・・これは、児童文学の『ポリアンナ』という作品の冒頭部分について、もし、主人公のポリアンナが実在した場合を想定して書いてみました。 読んでみて、どう感じたでしょうか? 「とても

          【読書感想】「ポジティブさ」との付き合い方

          心のイス

          学生の頃に建築家ル・コルビュジェの美術館や、イスの写真を見たことがありました。 建築家には、建物だけでなく、イスなど家具のデザインもされる方が多くいます。 建物とイス。 ずいぶん離れているもののように感じ、不思議に思っていましたが、大人になってから建築家は利用する人に自身のプロダクトを通してどんな気持ちになって欲しいかまで考えている、一種の”コミュニケーション性”を大切にしているのだと理解するようになりました。 開放的な気分になってほしいのか、ほっと一息ついて欲しいのか、

          【読書感想】あなたの身の周りの“サポート”を振り返って見ませんか?

          今日は絵本をテーマにしたいと思います。 グリム童話を題材にした、『くつやさんと10人のこびと』は、1977年に金の星社から出版された絵本です。 おじいさんとおばあさんが営む靴屋さんには、10人の小人が住んでいて、二人はいつも小人たちに食事を用意してあげるなど、お世話をしていました。 ある日、二人が体調を崩して寝ている間に、小人たちは作りかけの靴を見つけて、夜通し残りの仕事を手伝ってあげました。 朝になって、ピカピカに完成した靴を見つけたおじいさんとおばあさんは、とても喜

          【読書感想】あなたの身の周りの“サポート”を振り返って見ませんか?

          花粉症とストレス反応の共通点

          今年の花粉は、10年に1度の飛散量というニュースが聞かれます。 私も、花粉症持ちのため、一晩でティッシュを一箱使い切るほど、 症状が出ることもあります。 身体が花粉を押し出そうとしてくれる免疫反応なのは、わかるけれども、 もうこれ以上、頑張ってくれなくていいよ〜と、思いながら、症状に耐えつつ、薬を飲むなどして調整しています。 また、幸いなことに、私の行く職場では、花粉症仲間がいたりして、症状の辛さを分かち合ったり、集中力のいる事務作業が発生した場合は、その負担を調整しても

          花粉症とストレス反応の共通点

          【本から学ぶ心理学】ムーミン谷の仲間たちと外傷体験のケア

          今日は、少し重たいテーマで書こうと思います。 もしも、気分が優れない方は、夜間や空腹時、睡眠不足などに読むのをお控え下さい。できれば、適度に睡眠をとって、軽く食事を済ませた後のお昼時などに、窓を開けて太陽光を浴びながらお読みください。 その時は、お部屋を暖かく(または、風通しよく)して、好きな音楽を流しながら軽くストレッチなどで体をほぐしてから、ご自身のお部屋のお気に入りの場所でゆったりと、お読み下さい。 もし、好きなハーブティーなどの飲み物があれば、それをお供にするのも良

          【本から学ぶ心理学】ムーミン谷の仲間たちと外傷体験のケア

          【本から学ぶ心理学】モモとカウンセリング

          ネットで「モモ カウンセリング」と、検索すると、既に何人かの方がモモのカウンセリング性を指摘しています。 主人公の女の子モモは、話を聞くことで、人々のケンカや悩み事を解決していきます。 モモのまわりの人たちは、何か困りごとがあると「モモのところへ行ってごらん!」と、いうのが合言葉になりました。モモが、天才的なアドバイスができた、とかではありません。ただ、じっと座って、相手の話に耳を傾けると、相手はすうっと自分の中に、とても良い考えが浮かんでくるのでした。 当時、子供だ

          【本から学ぶ心理学】モモとカウンセリング

          【補足】不安を我慢するとは違う「小脇に抱える」意味

          自己紹介記事で、「不安を小脇に抱える」という表現を使いましたが、 これだけだと、不安が浮かんでも、「我慢」して毎日を過ごさなきゃ!と、いう根性論に伝わってしまうかもしれないと思い、もう少し詳しく書きたいと思います。 さっそくですが、「我慢」と「抱える」の違いは何でしょうか? 「我慢」とは、自分の声を「無視」することです。 例えば、職場の人間関係や仕事の負荷でストレスを貯め続けていた人がいたとします。 最近、眠れなくなってきたし、何だかお腹も痛い、食欲もわかない、ずっと

          【補足】不安を我慢するとは違う「小脇に抱える」意味

          【本から学ぶ心理学】「注文の多い料理店」と搾取する職場

          「フットインザドアテクニック」と『注文の多い料理店』 「フットインザドアテクニック」とは、家を訪問するセールスマンがドアを開けさせるために、最初はドアの隙間から足を入れて閉じないようにし、 そこから少しずつドアを開かせていくような小さな要求を重ねていくことで、最終的に相手の行動を変容させる心理テクニックです。 『注文の多い料理店』に出てくる2人の紳士も、店に入っていきなり全ての注文を聞いていたら、気味悪がって逃げていたかもしれません。 山奥で西洋料理店を見つけ中に入った

          【本から学ぶ心理学】「注文の多い料理店」と搾取する職場

          【自己紹介】by メザニン広報室

          noteを始めるにあたって、自己紹介を書こうとしていましたが、普段、自分のことを話すよりも、人の話を聞くことを生業としているため、なかなか筆が進まず、メザニン広報室に相談してみました。 今回は、オンラインのカウンセリングサービスmezzanine(メザニン)の広報室による、私のインタビュー記事です。 相談室の「外」へ出ていくカウンセラーへ。 -まずはカウンセラーを目指すようになったきっかけを教えてください。 SATOMI(以下、S):前職はIT企業でした。そこで周りの

          【自己紹介】by メザニン広報室