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AI画像生成とアートセラピー

今回の表紙は、CanvaのAI生成で作った画像をいろいろと貼ってみました。

キーワードを打ち込むと、それに関連した画像がいくつか生成されて、その中から、自分がピンときたものを選んだり、または、しっくりくるものがなければ、またキーワードを変えて生成する・・・。ということを繰り返していると、選ぶ楽しさや、どんな画像が出来上がるかな?というワクワクする感じもありました。

作っている感覚としては、アートセラピーのひとつであるコラージュ療法を思い出しました。

コラージュ療法というのは、雑誌などから気に入った写真や絵を切り抜いて、自由に貼って自分を表現していくというものです。

今回は、この素材となる画像を、雑誌の代わりに、自分が考えたキーワードで生成した画像の中から選んでみたので、もとからある雑誌をパラパラめくるという手順とは、また違った楽しさがあるように感じました。

ただし、本来のコラージュ療法とは手順が異なるので、私の試したものが、心理的にどのような影響があるのか?(あるいは、まったくないか)という事は、検討の余地があるかと思います。どなたか、AI画像生成とアートセラピーについて研究される先生がいらっしゃれば、ぜひ教えて頂きたいです。

アートセラピーは、言葉で表現することが苦手な方に向いていると言われているので、もし、ご興味がある方は、専門の先生を探してみることをお勧めします。

●作品のテーマとストレスコーピング

表題の画像を見て、ご存知の方は、ピンと来たかもしれません。

 雫のついたバラの花びら。
 子猫、ミトン、やかん、紙の小包。

これは、ジュリー・アンドリュース主演の映画『サウンド・オブ・ミュージック』に出てくる曲、『マイ・フェイバリット・シングス』の歌詞をテーマとしています。

この曲は、JR東海の京都のCMで昔からBGMとして使われていて、メロディは聞いたことがあるという人も多いかと思います。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)公式Youtubeチャンネル
そうだ 京都、行こう。【公式】


私もこのCMでメロディを先に知って、歌詞があることを後から知りました。マイ・フェイバリット・シングスの『私の好きなもの』として挙げられていた一つ一つを、AIで生成したものが、冒頭の画像になります。そして、歌詞の中では『辛い時、悲しい時、自分の好きなものを思い出すと、そんなに悪い気分じゃなくなるの』と、歌われていました。

私が今回、この曲をテーマにして、トップ画像を作ってみたのは、この歌詞が、心理的には、まんまストレス・コーピングのことだなぁと、思ったことをお伝えしたかったからです。

ストレス・コーピング(対処法)には、ストレス因そのものにフォーカスし
たものと、気持ちにフォーカスしたものがあります。

マイ・フェイバリット・シングスの歌詞は、辛い時に自分の好きなものを思い出す、という点が、後者の、気持ちの面にフォーカスをしているストレスコーピングだと言えます。

みなさんの『自分の好きなもの』は、何ですか?

自分が好きな物・こと・場所・人などは、キーワードや画像として、スマホや手帳など、目につきやすいところに持っておくと、少しホッと出来る機会が今より増えるかもしれません。

そして、『今の自分が、好きなものは何かな?』と、探してみることは自己理解にもつながるかと思います。

ストレス・コーピングの方法を増やしたり、自己理解を深めてみたい時には、カウンセリングがお手伝いできるかと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

メザニンカウンセラー:SATOMI
編集:メザニン広報室


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