#BL
小説「塚森裕太がログアウトしたら」(読了)
先般、逝去された浅原ナオトさんの小説「塚森裕太がログアウトしたら」を読みました。
簡単に感想含めて、ご紹介します。
⚠️若干ネタバレを含みます
「塚森裕太がログアウトしたら」
キーワード:
同性愛、高校生、カムアウト、ペルソナ(他者から見られた時の自分像)
読み始める前は、ゲイの高校生がアウティングされる話かな?と想像していました。
(アウティング:他人からセクシャリティーを本人の同意なく
作家 浅原ナオトさんを偲ぶ
ゲイ当事者として、普段はサラリーマンをしながら、作家としても活動されていた浅原ナオトさんが、悪性リンパ種のために、38歳という若さで、令和5年7月16日に逝去されました。
浅原ナオトさんはnoteもされていて、入院報告から一カ月足らずで、あっという間だったことが伺えます。
個人的に彼の作品には、とても共感するところが多く、喪失感が深いです。血液系のガンは、いまの時代、抗がん剤で治癒しやすくなっ