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【速報】あおぞらクラフトいちAutumn 2024へ行ってきた(陶器編①)!

もう少し陶芸の出店を増やしてほしいなー。

ここが陶芸が集まっていたエリア

今日は私にとっての本題、陶器業界のお話を。
とはいえ全体から見ればわずか10%程度、
20/200店ぐらいの比率でしたけど。

でもこれ、もう少しなんとかなんないですか?
せめて20%程度にはしていただきたい。
他を削れと言ってるんじゃなく、
陶芸を20店ほどプラスオンして全220店で。
できれば若手か女性作家がいいですね。
なんなら有望株を何名かご紹介しますし。w

あと陶芸の店をほぼ一箇所に集めたのも
どうなんだかなーとも思いましたが。
春のようにバラしたほうが良くない?
なんだか好きモンだけが集まるビデオ屋の一角…、
いやいや、例えがさすがによろしくない。w
でもなんかそんな風にも思えたけど。

実際そのほとんどが会場の端っこ、
入口から最も遠いエリアでしたし。
最後にそこにたどり着くまでに、
今回陶芸こんだけ?って思いましたし。

はい、そんなとりとめのない、
そして俯瞰的かつ総評的なお話は
これぐらいにして、そろそろ個別のお話を。

当たり前すぎるお話ですが、
もちろんどれがいい悪いというのではなく、
どれが私の好みだったのか、というだけの話。
当日の気分✕主観マックス✕色眼鏡ギラギラ
ですので、取り上げられなかった方も
何らお気にされることなきよう。

で、今回は大まかに以下のようになりました。
●これから期待してるよの新人賞
●またお前じゃねーかよの皆勤賞
●遠路はるばるお初ですの敢闘賞
なんだそれ?w
ま、いいじゃん、たまにはこういうのも。
では早速新人賞からご紹介します!?

まだ底を見せなかった期待の新人作家?

正直に言いますが、
いつもの私なら選ばなかったかも。
なんだろうな?ちょっと真っ当すぎて
ヒネリがなさすぎるようにも見えたので。
でもね、なんか引っかかったんですよ、やけに。

この日新人賞に選ばれたのは
※だからそれ何?
こちらの室賀奏子さんの作品です。

まずこの方、東京生まれなのに弘前の大学に行き、
静岡の会社に就職後、笠間で陶芸を学び、
今は神奈川で作陶しているという、
※間違ってたらゴメン!
やたらピンボール型人生を歩んでおられて。

ご本人いわく、たまたま行きたい学校や
やりたい仕事がそこにあっただけという、
登山家上等リリックをかましてくれましたが。

ただそんな経歴にもかかわらず、
まだまだ出し切れていない感じがして、ご自身を。
片鱗は見え隠れしている気はするけど、ちらほらと。
だからちょっとツバつけとこっかなーと購入を。
こっからバケるかもしれないし、
3年後は千葉でサーフィンやってるかもしれないけど。

でー、帰ってからあれこれ調べてみると、
やっぱりー!やってるやん、ちゃんと。w
学校の卒業制作にしろ、その後の作品にしろ、
かなり唯我独尊、かつ独創的な香りがブンブンと。
県の作品展でもしっかり入賞してるし。

と、随分前置きが長くなって申し訳ない。
今回の作品について言えば
オリジナルの釉薬でしょうかね、白眉は。
飲み口から下に向かって
緑だったり青だったりほのかにピンクだったり。
なかなか良き発色と滴り具合を見せています。

でもま、この方の良さや特徴でもある造形では、
まだまだやれそうな印象も。
皿を合体したり、手で同心円を刻んだりとか。
そういうのは次回に期待しましょうか。

造形は若いうちに叩け、という個人的見解。

こっから先は至極個人的な意見ですが、
釉薬や土にこだわるのって
経験を重ねてからでもいいのでは?と。
そういう時間や経験が必要なファクターは、
チビチビ、コツコツ改善すればいいので。

だから若いころの大切な時間は、
ぜひとも全力で造形にこだわっていただきたい。
思いもよらない形や見たこともないフォルムに
いくつもいくつも力技的にトライしてほしい。
同じ形や同じスタイルにこだわることなく。

同じ形のものを求め続けるのは問屋と店の理屈。
それに使い勝手がいいとか悪いとか、
重いだの軽いだのは、好きで買う側が
好きに工夫すりゃいいだけ。
ほっといてもいずれ歳を重ねれば、
上手くも丸くもなるから、人は自然と。

もっと言えば、使いやすさ&画一性優先なら、
安くて丈夫な量産品が街中にあふれかえってる。
そう、新興国がAIで作るよ、そんなのは。w

だからまずは土から捻り出す、手で形造る。
そこに全力でチャレンジしてほしい。
何を着せても塗ってもそれこそバエる、
自分だけの骨格と筋肉を磨き上げてほしい。
それが陶芸でいうところの造形だと思うから。

おしゃれ上手、お化粧上手になるのは
それからで十分だよ、お嬢ちゃん。w
なーんて、最近随分エラそうやな?

次回は皆勤賞、
例の作家さんをご紹介する予定です!

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