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#4 世界で働く、日本人”切り絵師”に会ってきた。


おま誰


初めまして!
私は、海外で働く日本人の方に直接お会いし、その方達の”海外での生き様”を発信している大学生です!現在ヨーロッパ一周を目標に奮闘中。

インスタグラムにも投稿してるので、覗いてみてください。

https://www.instagram.com/work_in_theworld/


その他、ヨーロッパ旅行記も発信中。
https://www.instagram.com/holaaa___1026/



「切り絵師」下村優介さん


今日は、世界各国で「切り絵」を教える、切り絵師の下村優介さんにスペイン🇪🇸お会いし、インタビューをしてきました!






びっくりその1 「10年間ラグビーからの絵画の道に?!」


学生時代は、10年間ラグビーをしていた下村さん。

当時、リーマンショックのせいで就職氷河期!

就職活動がうまくいかない中で、アルバイトしていたラーメン屋の店主から一言、


「うちで働きながら、好きなことしなよ」


と言われ、

(そういや、小さい頃、絵をかくの好きだったな。。。)



と思い出し、アートの道に入ってみることを決めたそう。


それまではラグビーしかやってこなかったというのに!!!


ラグビーから絵画って、、、かけ離れすぎてて面白い。

しかも、絵が好きだったのはだいぶ幼少期の頃らしく、それをまた始めてみよう!と思えるのが。。。

すごい、、、!!



ビックリその2 「切り絵はラーメン屋の店主の一言から」


それから、絵画を始めてみるものの、思うようにいかず。

何を描けば良いか、どこで売れば良いのか、全くわからず。


ラーメン屋の店主に

「やりたいジャンル決まった?」

と聞かれ、そのことを話すと、

「じゃあ、切り絵とかやってみたら?」


と。

まさかの、

この店主の一言で、切り絵をすることになったそう。


しかも、始めた理由は、

その店主が怖かったからだそうで。

そのラーメン屋はカウンターしかない小規模経営。
その店主は厳しい人で、いつも怒られていたそう。


そんな店主に後々、

「切り絵、結局やったの??」

と聞かれるのが怖くて、

とりあえず始めたそうです。笑

そしたら、見事に切り絵にハマり、

切り絵の道に本格的に進むことに!!!!


いやあ、、その店主だいぶ気になる!!!!笑

その店主の一言がなければ、切り絵とは出会ってなかったわけですよね、、

きっかけって、本当にどこに転がってるかわからないなあ。

しかも、怖がって始めてみたってところが面白い。


びっくりその3 「ラーメン屋をクビになり、タップダンサーと共にNYへ」


しかも、結局、そのラーメン屋はクビに!

店主が忘れっぽい人で、切り絵師を目指していることを完璧に忘れられ、

あんまり働けないならやめてくれないか。

とクビを切られたそう。

店主のキャラが濃すぎる。。。笑



そんな訳で、別の派遣バイトをしながら、切り絵を細々と始めていったと言うわけ。


そうしていくうちに段々と依頼が増えて、切り絵が少しずつお金になるようになってきて、、


でもなかなか、切り絵を本職にするのには苦戦していたそうで。


そんなある日、

地元のタップダンサーをしている友人から、

「NYに修行にいくから、お前もついてこないか?」


とポンと声がかかったそう。

当時、悶々としていた下村さんは、

せっかくだしNYに行ってみるか。と決断。


そしてさらに、知人にNYにある日本人学校の先生を教えてもらうことができ、

始めて海外!

しかもNY!

で、自分の切り絵教室を開く事に成功!!!


そしてそして、それだけではなくて。



その後、日本に戻り、大阪で子供向けのワークショップを開催。


たまたま、それに参加していたある親子と話したら、

実はその親子、スペインから来ていたそうで、、


下村さんが、


「スペインでこういった切り絵教室をできないか?」

と聞いたら、


「できるかもしれない!」

と言われ、今度は

スペイン、マドリードの学校を教えてもらえることに!!!!!


マドリードの学校でも切り絵教室をすることに成功!!!

そんなこんなで、海外で切り絵を教えるようになり、現在もこうして働かれているわけです。



いやあ、まさに”人とのご縁”の具現化。。。。。。

いろんな縁が重なり、海外で切り絵教室をするという道が開かれたんですね。


最後に、下村さんが一番大事にしていることについて聞きました。


「これは、こうしろ!とは言いたくない。

ぺちゃくちゃ話しながらでもいいし、真剣にやってもいし、
好きにやってほしい。

切る姿勢は日本人も外国人も同じ。

レッツスタート!というだけで、

言語がなくても切り絵で通じることができる。」


日本人、外国人、誰でも関係なく、切り絵を楽しんでほしいという下村さんの熱い思いがありました。



最後に


取材を終えての私の感想。

下村さんの、いわゆる一般的な就活の道から外れて、好きな切り絵でやっていこうと決心できる心の強さに圧倒されました、、、!
そして、人とのご縁をものすごく大事にしているからこそ、世界各国で働くことができているなと感じました。
そして、現在、まさに好きを仕事にされている生き様が本当に格好よかったです。


下村さん、ありがとうございました!

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