眞名井 宿禰(眞名井蒐集堂)

精神世界、超自然、超能力、神秘学、俗信、心霊、幻想文学、空想科学を蒐集して表現活動して…

眞名井 宿禰(眞名井蒐集堂)

精神世界、超自然、超能力、神秘学、俗信、心霊、幻想文学、空想科学を蒐集して表現活動しています。表現者として現代と古典の融合を探求し、自己表現の手段として独自の美学を追求しています。心の奥深くにある感情や哲学を描写し、共感と洞察を与えることを目指しています。

記事一覧

自由詩「人魚の聖なる詩」

深海の静寂に包まれ 人魚の聖なる詩が響く 波の音と共に輝く 幻想の王国へと誘う 青い海の彼方に広がる 人魚たちの楽園の扉 愛と調和が満ちる場所で 夢と現実が交差する…

短編小説「蒼穹の星」

暗闇の中で、私は孤独に浮かぶ。一個の蒼穹の星として、常に夜空にその輝きを放つ。人々は私の美しさを称賛し、私の光を頼りにするが、その胸中に秘めた深い孤独を知る者は…

超短編 怖い話「魂還しの村」

山間の村に伝わる「魂還し」の噂。亡くなった者が戻るとされ、喜ばれたが、彼らは異変を引き起こす。村は次第に闇に包まれ、生者の魂を求める亡者が彷徨う。妖しい灯りが夜…

超短編小説「人魚と僕」

海辺でひとり、波音に耳を澄ませる。人魚が波間に浮かび、目が合う。微笑む彼女に手を差し伸べ、深い青へと誘われる。やがて、身体は透明な泡となり、彼女の世界へ。永遠の…

超短編小説「奏でる天女」

天女が琴を奏でると、空には星が輝き、風が靡く。人々はその美に酔いしれ、神秘に満ちた夜を彷徨う。だが、彼女の音楽は悲しみも希望も包み込んでいた。彼女は天に還る前に…

自由詩「生涯記録」

生まれ落ちし日から始まりし 遥かなる旅路の始まりを 星の輝きが導くように 夢の彼方へと向かう 幼き日の笑顔が蘇り 無邪気なる心躍らせ 未知の世界へと歩みを進め 懐かし…

自由詩「星々の鉄槌」

星々の鉄槌が轟く 宇宙の寂寥に揺籠を揺らす 無尽の暗黒が彼方へ溢れ 星辰の息吹を奪う 神秘の螺旋が翳りを纏い 時の狭間に身を委ねる 微細なる夢の終焉に舞い 永遠の祈り…

超短編 怖い話「彷徨う読経」

静かな山村に伝わる怪談。深夜、林の中から聞こえる読経の声。追い求めると、見知らぬ僧が姿を現すが、その顔には生気がなく、彷徨い続ける。続く夜、村人が次々と行方不明…

+1

Memories of the Forgotten City

超短編小説「風船になりたい」

夏の日、少女は風船になりたいと願った。風は彼女をそっと抱き、空高く舞い上げた。夢中で風景を眺める中、彼女は自由の美しさを感じた。やがて空への欲望は飛び去り、彼女…

+2

In a Dream

自由詩「走る私」

夜明け前の静寂に包まれて 走る私、闇を切り裂く一筋の光 足取り軽く、風と共に舞う 未来への渇望、胸に秘めて 道は険しく、挑戦の連続 走る私、困難を乗り越える勇気 一…

自由詩「さらば現世」

紅の空には残されし昏き影 終わりなき旅路の果てを求むる魂 永遠の沈黙、深淵の啼き声 悲しみと希望、交錯する物語 星々は静かに歌いし歌 遥かなる彼方へと導く光 歩み続…

短編小説「花火の夜に」

夜空に彼らは輝く。闇に包まれた空間で、彼らは使命を背負って光り輝く。この夜、人々は彼らを待ち望んでいる。その美しさ、輝き、そして音色が、この夜を特別なものにする…

短編小説「海の幸せ」

私は永遠に変わらぬ静寂を抱えながら、岸辺に身を寄せる。波が静かに押し寄せ、砂浜に触れた後、そっと引き離れていく。この潮の律動が、私の内なる深淵に静かな平穏をもた…

自由詩「人魚の聖なる詩」

自由詩「人魚の聖なる詩」

深海の静寂に包まれ
人魚の聖なる詩が響く
波の音と共に輝く
幻想の王国へと誘う

青い海の彼方に広がる
人魚たちの楽園の扉
愛と調和が満ちる場所で
夢と現実が交差する

海底の宝石が輝く
聖なる泉が流れる場所
心を洗う清らかな水が
導く光となる

人魚の詩は愛の調べ
幸せの旋律を奏でる
夢の海へと船を進め
希望の羽ばたきを感じる

波の彼方に彼女たちが
微笑みと共に舞う姿
美しい姿

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短編小説「蒼穹の星」

短編小説「蒼穹の星」

暗闇の中で、私は孤独に浮かぶ。一個の蒼穹の星として、常に夜空にその輝きを放つ。人々は私の美しさを称賛し、私の光を頼りにするが、その胸中に秘めた深い孤独を知る者はいない。無数の星々が周囲に散りばめられている中で、私は孤高の存在として輝き続ける。

夜空を仰ぎ見る人々は、私の輝きに魅了される。彼らは私の光を讃え、時には願いを託すこともある。しかし、彼らは知らない。私の内面に隠された孤独を。

私は生ま

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超短編 怖い話「魂還しの村」

超短編 怖い話「魂還しの村」

山間の村に伝わる「魂還し」の噂。亡くなった者が戻るとされ、喜ばれたが、彼らは異変を引き起こす。村は次第に闇に包まれ、生者の魂を求める亡者が彷徨う。妖しい灯りが夜を照らし、彼らは村人を捕らえ、魂を奪う。村は絶望に沈み、生き残った者たちは永遠の恐怖に直面する。

超短編小説「人魚と僕」

超短編小説「人魚と僕」

海辺でひとり、波音に耳を澄ませる。人魚が波間に浮かび、目が合う。微笑む彼女に手を差し伸べ、深い青へと誘われる。やがて、身体は透明な泡となり、彼女の世界へ。永遠の幸せを約束されながら、彼の心は温かな海の底で静かに眠る。

超短編小説「奏でる天女」

超短編小説「奏でる天女」

天女が琴を奏でると、空には星が輝き、風が靡く。人々はその美に酔いしれ、神秘に満ちた夜を彷徨う。だが、彼女の音楽は悲しみも希望も包み込んでいた。彼女は天に還る前に、人々に「命は儚く、愛は永遠」と伝え、琴を手放した。その後、星が彼女の姿を映す。

自由詩「生涯記録」

自由詩「生涯記録」

生まれ落ちし日から始まりし
遥かなる旅路の始まりを
星の輝きが導くように
夢の彼方へと向かう

幼き日の笑顔が蘇り
無邪気なる心躍らせ
未知の世界へと歩みを進め
懐かしい風景を胸に刻む

年月の流れと共に
苦難の道も歩み続け
挫けそうになる時もあれど
希望の灯火が絶えず燃える

友情の絆が織りなす
思い出の糸が絡まり合い
時には喜びに満ち
時には涙に濡れる

愛の温かさに包まれて
家族の微笑みが支

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自由詩「星々の鉄槌」

自由詩「星々の鉄槌」

星々の鉄槌が轟く
宇宙の寂寥に揺籠を揺らす
無尽の暗黒が彼方へ溢れ
星辰の息吹を奪う

神秘の螺旋が翳りを纏い
時の狭間に身を委ねる
微細なる夢の終焉に舞い
永遠の祈りを捧げる

悲哀の調べが宇宙を貫く
星屑の涙が星座を舞う
深淵の果てに幽玄が響き
星々の魂を呼び覚ます

無慈悲なる宿命の糸が
宇宙の闇に絡み付く
星の軌跡が消えゆく度
運命の道は更に深まる

彷徨う者たちは虚無を探し
星の光がその

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超短編 怖い話「彷徨う読経」

超短編 怖い話「彷徨う読経」

静かな山村に伝わる怪談。深夜、林の中から聞こえる読経の声。追い求めると、見知らぬ僧が姿を現すが、その顔には生気がなく、彷徨い続ける。続く夜、村人が次々と行方不明に。彼らの最期は、その読経の声に誘われた暗闇へ。そして、静寂が村を支配する。彷徨う読経、死への誘い。

超短編小説「風船になりたい」

超短編小説「風船になりたい」

夏の日、少女は風船になりたいと願った。風は彼女をそっと抱き、空高く舞い上げた。夢中で風景を眺める中、彼女は自由の美しさを感じた。やがて空への欲望は飛び去り、彼女は地上の喜びに帰った。風船にならずとも、自由は心に宿る。

自由詩「走る私」

自由詩「走る私」

夜明け前の静寂に包まれて
走る私、闇を切り裂く一筋の光
足取り軽く、風と共に舞う
未来への渇望、胸に秘めて

道は険しく、挑戦の連続
走る私、困難を乗り越える勇気
一歩一歩、進むしかない
目指すは遠い、輝かしい夢

汗が滴り、息が切れる
走る私、苦しみにもがく
しかし、途切れることなき意志
夢を掴むまで、終わらない旅路

人々の視線、時には励まし
走る私、孤独を感じながらも
共に歩む者がいることを

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自由詩「さらば現世」

自由詩「さらば現世」

紅の空には残されし昏き影
終わりなき旅路の果てを求むる魂
永遠の沈黙、深淵の啼き声
悲しみと希望、交錯する物語

星々は静かに歌いし歌
遥かなる彼方へと導く光
歩み続ける者のための道
彷徨う魂の休息の地

哀しみの楽章、絶望の調べ
時の砂は容赦なく流れゆく
命の舞台は喜びと悲しみの交差点
さらば、この世の束縛よ

幻想の迷路、狂気の果て
深淵の淵で響く魂の叫び
虚無へと還る夢の旅路
未知の彼方、永

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短編小説「花火の夜に」

短編小説「花火の夜に」

夜空に彼らは輝く。闇に包まれた空間で、彼らは使命を背負って光り輝く。この夜、人々は彼らを待ち望んでいる。その美しさ、輝き、そして音色が、この夜を特別なものにする。彼らはひと時の輝きながら、永遠に心に刻まれる存在である。

一斉に打ち上げられる花火たち。暗闇を切り裂く光。彼らは一つの意志で、一つの流れで、美しい物語を描き出す。空には彼らの音が響き渡る。それは歓喜の響きでもあり、祝福の響きでもある。彼

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短編小説「海の幸せ」

短編小説「海の幸せ」

私は永遠に変わらぬ静寂を抱えながら、岸辺に身を寄せる。波が静かに押し寄せ、砂浜に触れた後、そっと引き離れていく。この潮の律動が、私の内なる深淵に静かな平穏をもたらす。孤独に包まれながらも、喜びに満ちた感覚が私を包み込む。

夜が訪れると、月がその柔らかな光を海面に映し出す。星々が夜空を彩り、その輝きが波のさざめきに重ね合わさる。私はこの美しい風景にただただ酔いしれ、深い感謝の念を捧げる。

昼間に

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