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『戦争が遺したもの:鶴見俊輔に戦後世代が聞く』を買った。
結婚前に娘が使っていた部屋を、少しずつ整理して自分の気に入った部屋にしようとしているのだが、遅々として進まない。おまけにせっかく空けたスペースに、サイクルトレーニングマシンを置けば、弱った足のトレーニングを再開しやすいかと、自ら提案してしまい…。まぁ、それで夫がやる気になったので良しとしよう。
予期せぬ臨時収入があったので、気に入った文房具でも買おうと成城学園まで出かけた。そのお店は、文具だけ
『口の立つやつが勝つってことでいいのか』を読んだ。
頭木弘樹さんを知ったのは、『食べることと出すこと』(医学書院 2020)が最初だった。医学書院の「ケアをひらく」シリーズの編集者、白石正明さんを知ったのが先で、この本も同シリーズの1冊で、あちこちで評判を呼んでいたからだ。そして、結構な衝撃を受けた。ここまで難病に苦しむ自分を曝け出しながら、それでいて読んでいてけっして読み手を暗くさせるわけではない文体に惹きつけられた。親しくしている友人が、頭木
もっとみる出会って嬉しい奈倉有里さん!
奈倉有里さんの『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』(イーストプレス 2021)を読んだ時の気持ちは、今も覚えている。久々に丸ごと魅了されてしまう人に出会ったような気持ちだった。その後、奈倉さんの訳した本を何冊か読み、高橋源一郎の「飛ぶ教室」のゲストに逢坂冬馬さんと出られた会を聞き、二人が姉弟というのも衝撃だった。もちろん『同志少女よ!敵を撃て』は既に読んでいた。一体どういうご家庭
もっとみる『鶴見俊輔伝』をようやく読み終えた。
黒川創著『鶴見俊輔伝』(新潮社 2018)を電子書籍で購入したのは、1年以上前のことだ。その本を、主に移動の時に少しずつ読み進めて、数日前に読み終えた。568Pと、リアルな本だと結構の厚みになり、図書館で借りても期日内に読み終わらない気がしたのと、紙の本を増やしたくないと言う思いが、電子書籍の購入に踏み切った理由だ。
鶴見俊輔という名前は、あちこちで見かけ、何冊かは著書も読んだ。鶴見さんの伝記
『死んだ山田と教室』を読んだ。
著者は、金子玲介氏。講談社から2024年5月に出た新刊だ。仲良くしている司書さんが、 こんなに男子校ノリでバカっぽくてくだらなくて、でも読んでて思わず笑い出してしまったりウルッとしたり切なくなったりいろいろ考えさせられたり、久しぶりに誰かと語りたい気分になったとメールしてきた。これは読まねばと、手に取った。
物語は、高2の夏休みの終わりに、2年E組の人気者だった山田が交通事故死するところから始
『死を生きる:訪問診療医がみた709人の生老病死』
上記の本は、小堀鷗一郎氏による今年4月に朝日新聞出版社から出た新刊でである。この本を知ったのは、NHKラジオ「著者からの手紙」だった。
それまで優秀な外科医として勤務してきた著者は、定年を境に訪問診療医として、自宅での多くの死を看取り、それまでの考え方を大きく変える。一般的には、医者は生かすための治療をすることに全く疑いを持たない。つまり「命を永らえる医療」こそが医者の使命だと疑わない。しかし、
『書く習慣:自分と人生が変わるいちばん大切な文章力』を読む
書くことは嫌いではないが、それはたいてい読み手がいる文章だったりする。締め切りもなく、特定の読み手がいるわけでもないNoteの記事は、気がついたら2年も放置していたことに唖然!ただし鉄瓶生活は、今も続いていて、5時の起床とともに、洗濯機を回し、鉄瓶に水を入れて沸かす生活はすっかり習慣となった。
今回久しぶりに、書く気になったのは、『書く習慣:自分と人生が変わるいちばん大切な文章力』という本を手
鉄瓶生活はじめました。
60歳の誕生日を迎えたと思ったら、あっというまにそれから5年。60過ぎると1年が早いよ…とは聞いていたが、これほどまでとは。コロナ禍が、加速感を増す要因だったのかもしれないが。忙しさにかまけて、日々の生活をないがしろにしてきた感が。ていねいな暮らしに憧れつつ、自分にはできていないことを、なんとなく忙しさのせいにしてきたけれど、きっとこれはやる気の問題だ。このままだと、生活を慈しむことなく、人生を
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