誰でもいいから殺したいあなたへ
はじめに
あなたは「誰でもいいから殺したい」と言う。でも本当は「誰でもいいから愛して欲しい」んじゃないんだろうか。
この記事を読む前に、絶対に人を傷つけないと約束して欲しい。自分の心を見つめよう。あなたが辛いのはとても普通のことなんだ。
下記のStepを踏めば、きっと世界は良い方向に変わるはずだ。(これは私の場合の例であって、あなたはもっといい解決策を見つけるかもしれないが、参考になると思う。)
[Step1] 医療従事者に助けを求める
助けてと言うのは勇気のいることだけど、1番大切なことだ。
すぐに医療機関に行こう。足りなければ他にも助けを求めよう。医師に訪問看護を受けたいと言おう。カウンセリングを受けよう。救急車を呼んだっていい。助けを求めるためになんだってしよう。
気をつけることは、例え医療従事者でも中には助けてくれない人がいるということで、私たちはそれを認めなければならない。でも、真っ直ぐで愛のある診察をする人は本当にいるのだ。今の医療機関がダメなら別の医療機関に行こう。そこがダメならまた別の医療機関にいこう。そこがダメならまた...。助けを呼び続けて。
そして最終的には ”あなたを愛してくれる" 医療従事者を見つけよう。
あなたを愛する人は、
あなたを傷つけることを言わない。
あなたの心と意見を尊重してくれる。
あなたのコンプレックスを一つの特徴だと受け入れてくれる。
驚きながらも愛を受け取ったら、このStepは成功だ。
[Step2] あなたを傷つける人から逃げる。必要なら警察に助けを求める
嫌な人から逃げよう。そのために出来ることはなんでもしよう。会社を辞める、引っ越す、携帯番号を変える、親に住所を知られないよう警察署に行って住所開示制限をする、嫌な人が近づいたら110番できるよう前もって警察に相談しておく。
警察はあなたを守ってくれる。上と同様、真摯な警察官は本当にいるのだ。
「私はできる限りの対策をした。私は安全な場所にいるんだ。」と心から思えるようにしよう。あなたの幸せを壊す人がいなくなれば、あなたは思う存分幸せを感じ、噛み締めることができる。
[Step3] 自分の心を見つめ、愛す
本に載っているワークをしてみよう。あなたのお気に入りの本を探そう。図書館にある場合もある。参考に私のおすすめを紹介する。必ず、鉛筆とノートを準備しよう。
例えば「自分が解放されるために人を殺したい」と言う考えがあるとして、
この考えの根拠はなんだろうか?
どんな思いが隠されているだろうか?
より合理的に考えるとしたら、自分を解放するためにどんな行動をとるだろうか?
合理的な考えを学べる本だ。
文章完成法のワークが豊富に載ってる。例えば「私が受け容れにくい感情は・・・です。」という文章の・・・の部分を埋めていくのだ。自分の人生に責任を持ったり、傷ついた過去を受け容れるのは大変な道のりだが、この本があなたと共に進んでくれる。
紹介されている主なトレーニング
・思考のループ : 機会があるたびに「私は私を愛している」と繰り返す
・瞑想 : 「私は私を愛している」と唱えながら瞑想する
・鏡のワーク : 鏡で自分の目を見つめ「私は私を愛している」と繰り返す
他にも子供時代の自分を愛するトレーニングも効果抜群だ。傷ついた過去の自分と見つめ合い、今の自分とシンクロするイメージを持つ。それについても詳しく載っている。
ひとつ、この本をヒントにして私が編み出したワークも紹介する。
体の前で腕をクロスし、手を上下に動かして体をさすりながら「私は私を愛している」と声に出して言う。孤独で不安に呑まれそうな私を救ってくれる方法だ。
あなたはこれらのトレーニングを馬鹿げてると思うかもしれない。でもぜひやってみて欲しい。
[応急処置] 殺人を擬似体験する
想像の中で人を殺してもいいし、家にある人形を実際に使ってもいいし、グロテスクでリアルな置物を買ってもいい。本当に人の命を奪うより何億倍もマシなはずだ。
そして満足したら自分に聞いて欲しい。
「私は何がしたいのだろう?」
人を殺すことが喜び。
「それは何故だろう?」
人を殺すと、
自分より無価値な人間が出来上がるから嬉しい。
親が認めてくれるから嬉しい。
殺した人が自分のものになるから嬉しい。
嫌な自分も殺せるから嬉しい。
幸せなんて無いんだと他人に教えることができるから嬉しい。
あなたの理由はなんだろう。どんな思いも大事だから、受け容れよう。
[Stepがうまく進まない時]グレーゾンを感じる
私たちは0か100、白か黒かで物事を見る癖がある。これは事実だ。そのため上のStepがうまく進まない時があるかもしれない。
誰かに否定されれば、
私を受け入れてくれる人はこの世に1人もいない。
私は人格を全て否定された。
私は一生否定され続ける。
私は不幸だ。
と本気で信じてしまう。そんな時は、1%だけ賭けてみるのはどうだろう。
私を受け入れてくれる人はこの世に99%いない。
私は人格を99%否定された。
私は一生の99%否定され続ける。
私は99%不幸だ。
1%は、誰も傷つけることができない部分なのだ。
こんなふうに思うと、どんな気持ちがするか実験してみよう。幸せに賭ける割合を無理せず増やしてみて、人生のグレーゾンを感じよう。
最後に 私について
私は、DVの父とその憎しみを子供にぶつける母の元で育った。気付いたら私は精神障害を患い、大量殺人をしたくてたまらない大人に成長していた。そして同時に愛を求めていた。
愛とはなんだろう。私は今のところ「心と意見を、必要以上に大事にすること」だと思っている。
この記事にあるStepを踏んで半年以上経ったが、人を殺したい気持ちが完全に無くなったわけではない。だからこの記事は自分に向けても書いた。どんな薬よりも効くと分かっているから、私は気持ちが沈む度に本に書いてあるワークを繰り返しているし、それ以外の本も探してよく読むようにしている。
人を殺したい気持ちは、普段穏やかに私の心に住んでいる。私の大切な一部であり、私の方が大きいのだと分かったから何も恐れることはない。そしてありがとうと言いたい。君は必死に、私に「助けて」と訴えていた。だから私は愛を知った。
人を殺したい気持ちが私に聞く。
「どうして人を傷つけてはいけないの?」
私はこう答える。
「愛しているからだよ。あなたを含めた自分のことも、自分が生まれた世界のことも、愛しているからだよ。
私たちは、幸せになっていいんだよ。」
ありがとうございました。
日記:
2021年8月 「小田急線 男が刃物振り回し乗客9人けが」のニュースが流れました。けがをした方は大変怖い思いをしたことと思います。しかし同時にコメンテーターが犯人を非難しているのを見て、憤りを感じました。人を非難することは根本解決にならないと、この記事を書きました。この頃私は精神科を退院して半年が経っていて、とても辛い時期でした。
2022年7月 「安倍元首相死去」のニュースについてひろゆきさんの意見に感銘を受け、私も記事を見直しました。安倍元首相のご冥福を心からお祈りいたします。私生活では、両親と絶縁し仕事を辞めて1年以上経ったため、精神状態がかなり安定し、人を殺したいとは思いません。私を傷つける人が誰もいないため、普通に生活するだけで毎日感動します。一生分の不幸をもう経験したと思うと、あとは上がるだけのような気がしています。
私はストレスを極端に感じやすいため、働いていません。体の症状もあり薬を飲み続けています。サポートしていただけるととても助かります。