マガジンのカバー画像

詩と小説。目指せ太宰治!

43
自分の中の痛みや弱さ、その時感じた事。詩と小説で表現していきます。その内温かい作品も出てくると思います。ありのままに、素直に正直に。
弱さを表現する事で誰かの太宰治になれたら。最後は前向きな締めくくりの文章になってます。読んで頂けた…
¥700
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

今この瞬間を創り出すもの。

今この瞬間を創り出すもの。

在る事の美しさ
そこに、ただ在る
その事に気づけば
此処にも
彼処にも
美しさは在る

それはただ単にそこに在るだけか
それとも
私に出会うべくして在るのか
そんな奇跡を思いながら

立ち止まっていなければ
見れなかった景色

動き出したから
見えた景色

もっとみる
まるで希望みたいだ。

まるで希望みたいだ。

光は俄に灯り
暖かく
広がりながら
ゆったりと波を創る

体の外側から
照らし出す光と
内側に
灯る光

じんわりと
優しく広がる
あたたかいもの

もっとみる
あなたは一人じゃないと言われると。

あなたは一人じゃないと言われると。

今日は母と電話をした。久々の母の声に、心に染みるようなあたたかさを感じた。無邪気に話す少女のような母の声。内容はなんて事ないくだらない事。でも、久々になんてことない事で盛り上がれる私達に、嬉しくなってしまった。

今日は午前中、読書に勤しんだ。最近はBGMをヘッドフォンで聴くようにしている。音楽うるさいと旦那が起きちゃうので、自分の時間が減るから。笑

今日は少し肌寒いのでストーブを付けている。ま

もっとみる
素直という棘と、等しい愛。

素直という棘と、等しい愛。

素直さって時に自分を傷つける事もあるし、人を傷つける事もあると思う。
素直って、なんでもかんでも人の言う事を鵜呑みにする事じゃなくて、その人の言ってくれた内容よりも、その人の善意を、感じ取りながら自分なりにその言葉を咀嚼出来るって事だと思う。
ある程度生きていれば、人が人に言葉を向ける時、そこに悪意がある時ってなかなか無くて、それがどれ程傷つく言葉だったとしても善意からの場合もあるって事が分かって

もっとみる
なんてことのない日。

なんてことのない日。

今日は木曜日
あの人が良い日になりますようにと
言ってくれた
木曜日

曇りだけど
JAZZが私の心を癒やす

もっとみる
自分の中の少女。

自分の中の少女。

自分の中の少女を守ろう
小さな、小さな、女の子
日の光に喜び
花の香りを嗅ぎ
夏の終わりを悲しみ
春の訪れを喜ぶ

あなたの中にも少女がいる

いつまでも
いつまでも

例え老女になろうとも
幼心を忘れずにいたい

少女は
強い
儚げに見える横顔も
頑なに何かを守ろうとする
頬も
全て少女のあるがまま

その姿を
見られている事すら
気づかない

そうゆうものに
人は力を貰う

もっとみる
自分の中の泉

自分の中の泉

自分の中に泉があるとしたら
その泉の波は穏やかか

荒立っていると思っても
自分の中の泉の波を穏やかに出来て
それを感じる事が出来たら
どれ程安心するだろう

静かな場所にいる時
その泉を感じる
自らの呼吸とともに
清らかな、透明の水が
静かに、湧き出ている

もっとみる
私の中の豊かな世界。

私の中の豊かな世界。

 まどろむ、って言葉が好きだ。なんだかあったかい感じがする。日光の光でもいいし、夜なら間接照明でもいい。とにかく、暖かいところでぬくぬくする。そして優しい光に溢れた場所。そんなイメージ。
 昔、行った事のない場所を想像するのが好きだった。小川のせせらぎの行き着く先。この風はどこから吹いてくるんだろう。今ではない時代を想像する事も、日本ではない国の違う時代を想像するなんて、楽しくて仕方なかった。例え

もっとみる
ナガヤマレスト。

ナガヤマレスト。

 今日はとても心が穏やかだ。朝家を出た瞬間に、良い日になる予感がした。
 家を出る前に、こないだ泥で汚れた靴の泥を落とした。今日は旦那の代理で精神科に行って、さて、どこに行こうかと思った時、いつもなら予定通り帰る道を通らなかった。札幌駅まで歩いて、観葉植物が欲しかったから地下に向かい、その間にアジアンテイストな雑貨屋でお香を買い、フレグランスの香りをかぎ、もう一つ雑貨を買って丁寧に町の商品たちを眺

もっとみる
自分の膜を強くする。

自分の膜を強くする。

 自分の中が濁っていると感じる時は、息を吸って吐く時間を作るといい。
 できれば、瞑想、というやつをやると全く違ってくる。自分が世界と馴染めていないと感じたり、皮膚感覚で自分が拒絶されたと感じて、傷ついたと感じる時。それは傷ついてしまう程に自分の気持ちが柔肌のように、剥き出しになって弱くなっているから。かすかすの薄膜で膿を隠しているから。

もっとみる
夢に落ちる数秒前。

夢に落ちる数秒前。

 夜寝る前や、朝起きる直前、夢うつつで考えていた事を忘れてしまう事がある。
 物凄い決意や、やると決めた事。その時は大きな気持ちで、壮大な決意の様に感じる。宇宙に、やると決めましたと、宣言する事もある。
 だけど、起き上がってみたら、なんて事のないくだらないものの様に思えたり、何を考えていたのかすっぽり忘れてしまう。
 朝起き上がった時の気持ちは、小さな事はどうでも良いような、日常を今日も始めよう

もっとみる
剥がれ落ちていく。

剥がれ落ちていく。

 羽を伸ばす。その事にこんなにも時間を遣ったのはいつぶりだろう。実家に帰らせて頂きます。とは、言わなかったけど、私は逃避行をした。4日程。
 空白のような日々。何をするでもなく、なんだか、自分が前に進んでいない感覚だけがある。周りの物事だけが変化していく。内側の、焦りを、行動に変えてしまったら、自分の中の痛みや苛立ちも、溢れてしまいそうで。だから、何も零さないように、感情の波を動かさないようにそう

もっとみる