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#読書
最後の秘境 東京藝大/二宮敦人
東京藝大生へのインタビュー等を通して、藝大の中身を紹介した本。モノを0から作る人って普段どういうことを考えているんだろう、と気になって読んでみた。
完全な偏見だと、東京藝大の学生は、とにかく自分の追求する分野(音楽や美術)に対して、尋常ではないほどの情熱をもって向き合っているとばかり思っていた。でも、本当は音楽も美術も嫌で嫌で仕方ないけど、自分自身に纏わりついてくるから仕方なくやる。という人も一
アルケミスト/パウロ•コエーリョ
ピラミッドを目指す羊飼いのお話。
道中、色々な人に出会い成長していく。
考え方をシンプルに。
過去を振り返りすぎず、かといって先の未来までを見過ぎず、
今を淡々とこなしていけば夢に近づく。
やりたいことを1番阻むのは、それに踏み込む勇気が出ないということだ。
アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎
映画でもちょくちょく気になっていたこのお話をついに読んだ。
穏やかなストーリーに、どんでん返しが起こる。その瞬間が好きだ。
稲妻が走るほどではないが、伏線が1つ1つと繋がって分かっていく感じが良かった。
あこがれる隣人との関係、ただこのお話の関係はちょっぴり怖い。
タイトルの意味も、捉え方がいくつかあって面白かった。
本日は、お日柄もよく/原田マハ
スピーチライターのお話。
日常のお話が、少しずつ壮大になり、最終的には政治のお話にまで広がる。
ところどころに、実際の政治情勢が出てきて、勉強になった。
スピーチライターに自分がなりきる気持ちで読めた。
人前で話すことが苦手だけど、
この本の中ではスピーチを楽しんでいる。
考え方では、大勢の前で話すことが楽しくなるのかな、
とも思った一冊でした。
限りなく透明に近いブルー/村上龍
米軍基地のある街で若者がクスリとセックスに明け暮れる退廃的な生活を描いた作品。
鮮明でグロテスクな映像が頭の中に浮かび、何度か読み進めるのがしんどくなった。今では使われていない差別的な用語やクスリの隠語?も数多く出てくる。
主人公・リュウはそんな日々を観察する姿勢で眺めている。その姿勢は、この生活からは抜け出したいけど、行くアテがないからであると最初思ったが、読んでるうちにその考えはだんだんと