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鏡の前の誰かさん

鏡の前に立つと気づく

小さな変化

一番初めに目につくは

自分の顔

目尻の小さな皺

ほうれい線

髭の剃り残し

改めて気づく頭髪の状態

あぁ月日は残酷にして

確かに僕の体を未来へと

追いやっていく

抗うには強大な敵

生半可な気持ちでは

太刀打ちできない

子供の頃にはなかった皺の数々

月日の流れにより

削がれ付け加えられ

新たに形に作り変えられ

子供の頃とは全くの別物の様な自分の顔

腕や体の肉付き

つき始めた脂肪を指で摘んで

確かめる現実としての姿

体力面はどうだろう

昔に比べれば力はついたし

我慢強くなってきたが

長距離を走れと言われたら

尻込んでしまう

昔ならば楽しさが勝り

一日中遊んでいたのに

大人になるにつれて

明日の事を考えてしまう

指先の器用さも

そりゃ子供の頃に比べたら

いろいろ触ってきたから

経験から学ぶ事もあるし

それなりにこなせる様には

なったが果たして

器用になったかどうかと

いわれたら微妙なところだ

数え切れない程の変化が

僕の身体を犯し染み込み

この先10年後には

さらなる変化が僕の身体を

間違いなく

さらに全く違う別のものに

変えてしまっているはずだ

未来の事は分からないが

5体満足で健康的でいたい

僕が僕じゃなくなっても

僕だった事は忘れたくない

腹はこれ以上出したくないし

体力面も大切だ

自分にとって何がベストか

見極める為の指標としての

今の自分

体の状態

その心模様

これからどうしていくか

生きていく事に

煩わしさをもたらさない様に

自分なりに気を使いながら生きていく

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