道の駅　花街道付知

秋晴れの空

すこんとどこまでも青く

山の彩りに秋の色味が

加えられて

変わっていく季節の実感

目で見て肌で感じて

そんな景色を味わえるのが

たまらなく嬉しいし楽しい

道はまっすぐに伸びていて

坂道が現れては

登り下りを繰り返し

ぐにゃりと曲がっては

見た事ない景色の連続

心は浮き足立ち

好奇心は刺激されて

景色の変化その彩り

季節の香り

中津川から下呂まで続く道

裏木曽街道をしばらく

走っていくと左手に現れる

山間の静かな道の駅

花街道付知に少し遅めの

ご飯を食べに立ち寄る

平日の昼過ぎでも

駐車場には程よく車が止まり

土産物や野菜売り場は

賑やかな人の声に

包まれていた

赤ん坊くらいのごろっとした

大きさの白菜を両手で

抱き上げるようにして

持っていく

おばあちゃんの姿

五平餅に齧り付く子供の姿

ドライブの途中に立ち寄り

息抜きがてら土産物屋を

見て回る人の姿

タバコの煙を燻らせる

バイク乗りの集団

道の駅の賑やかな雰囲気を

味わえるのも旅の醍醐味

遅めの昼食

山菜そばかカレーか

はたまた

けいちゃんにしようか

迷うお品書き

朝夕の肌寒さが際立って

感じられる今日この頃

秋の空気に変わりつつ

あるから

なんだか

温かいものが食べたい

山菜そばで

胃袋を満たして

あつあつのお汁で

温もりも一緒に取り込む

算段を立てて食券購入

贅沢な昼ごはんだ

山菜そばでお昼ご飯(´∀｀)

素朴な味わいと

立ち昇る白い湯気に

幸せを感じながら

ずるるっとすすり

満たす腹の虫

腹を満たして

外に出れば

再び秋晴れの青

心は晴れ晴れ

お腹は満ち満ちて

山の彩りは鮮やか

燃えるようなもみじの

葉っぱ

はらはらと散りゆく儚さ

傾き始めた陽の翳り

旅はまだまだ続く

車に乗り込んで

ゆっくり下呂に

向かって走りだす