生き残る為の本能 1268日
まだ明日にもなってないのに明日の事ばかり
未来の事なんかいちいち考えたって
どうせ結局分からないのに
その時になってみない事には
どうなるか分からないのに
今日もやっぱり僕は考えてしまっている
まだ起きてすらいない事象に思い悩むなんて
馬鹿げてるとは思う
想像力が豊かと言うか何というか
我ながら損な性格だなとは自覚してはいるが
どうして逆に不安に感じないのかが
気になるところだ
そんな事を聞くと大抵は笑われたり
呆れられたりするが
でも最悪を考えて動いた結果
最悪よりはマシな明日を
迎える事ができたのならば
思い悩んだ事にも意味があったと言うもの
むしろ不安がらない方が
僕にとっては不思議なくらいで
現状このままなにもしなければ
未来の風景は惨憺たるものに
なりそうなのになぜにそれを楽観的に
考えられるのかが分からない
なんとでもなるさと言う現在にも
その最悪の結果の予兆が見え隠れしてるのに
それになぜ気づかないのか
はたまたみてみぬふりをしてるだけなのか
知りたくないから目を逸らしてるだけなのか
怖くはないのだろうか
今は良くても、が僕にとっては怖いフレーズだ
そんな淡く脆いいつ壊れるともしれない
薄氷の舞台の上で踊り続けるのは
阿呆かギャンブラーぐらいなものだ
人生をひりつかせたければ
僕を巻き込まないでほしいと願ってしまう
僕には真似できない命の投げ売り
薄氷が割れない内にどうにかして
まともな大地へと渡る
手段を考えなければと考えてしまう
不安は生き残る為の本能だ
怯えてこそ見える未来の結果というのもあるんだ
回避する為の策はその時になってからでは遅い
今のうちに練って置かなければ
後で泣きを見るのは自分なのだ
泣きたくない僕はいつも不安がっている
最悪を回避してこそ得られる
幸せがそこにあるのならば
僕は喜んで今日もまた頭を悩ませるとしよう
理解されないのは悲しいが
理解されないのも分からなくもないから
無理強いはしないが後悔しないように
僕は僕が正しいと思う道を生きていくだけだ