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不登校と向き合い、悩んで悩んで悩みぬいて今でも悩んでいる、 でも人生は楽しい。そんな先…

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不登校と向き合い、悩んで悩んで悩みぬいて今でも悩んでいる、 でも人生は楽しい。そんな先生のnoteです。 書きたいことを自由に書いています。 自由に書くことが最も心に響くから。 少しでも不登校に悩む方々の力になれば嬉しいです。 そんな誰かにとっての「あしながおじさん」です。

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【学校の先生向け】不登校の子どもとどう関わればいいか?

こんにちは、足が長い人です。今回の記事は学校の先生にぜひとも読んでもらえたらと思います。 不登校の子どもとの関わり方ですが、決して難しいことではありません。誰でもできることです。ぶっちゃけ方法論というより心がまえです。 あ、そういえば以前に「不登校対応がなぜ難しいと思われるか」を書いた記事があるので、できれば先にそちらをご覧ください。 不登校の子とまずはどう関わっていくべきか。 最も大切なのは「信頼関係」をつくることです。 信頼関係をしっかり構築して、お互いに冗談を

    • クスリと発達障害~よく考えよう~

      こんにちはこんばんは、そしておはようございます。足の長い人です。 今日のテーマは、不登校から少し離れて、クスリと発達障害について、です。でも不登校にも関係してくるお話。発達障害と診断された子どもがよく薬を飲みますが、本当にそれでいいんですか?もっとよく考えませんか?という内容です。かなりディープだし批判も覚悟の上ですが、承知の上でお読みください。 ①発達障害のクスリってどんなもの?発達障害にはリタリン、ストラテラ、コンサータ、インチュニブといった薬が存在します。作用するの

      • 不登校と発達障害

        こんばんは、足の長い人です。今日は不登校と発達障害について書いてみようと思います。 ①発達障害の子どもは不適応になりやすいADHDやアスペルガー、LDなどのいわゆる発達障害は、現状の学校教育ではすごく怒られたりバカにされたりしやすく、不適応になりやすいです。 本当は仲良くしたいのに、嫌なことがあると反射的に手を上げてしまい、「なんでそんなことするの!」と怒られる子ども。 文字は読んで理解できるけど、聞くだけだと頭に入らない子は「話をよく聞きなさい」と注意される子ども。

        • タテ軸の自己肯定感と育み方

          学校教育やいたるところで、自己肯定感という言葉を耳にします。 私もよくこれを使います。ただ私の中では、自己肯定感に定義があります。 私が思う自己肯定感は、誰かから無条件に愛されてるという感覚です。 現代は核家族化やひとり親家庭の増加により人同士のつながりが希薄化しています。だからこそ今の子どもたちは無条件に愛されたり認められたりした体験が少ないと思います。人間は社会的動物だからこそ繋がりが多ければ多いほど私は良いと思っています。学校ではよく仲間づくりに使えるエクササイズ

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        【学校の先生向け】不登校の子どもとどう関わればいいか?

          不登校と起立性調節障害&睡眠障害について

          10年ほど前からかな?不登校というワードに、起立性調節障害と睡眠障害が不随してくるケースをよく見かけるので、これらについてつらつらと述べようと思います。 これらの「障害」って本当になかなか理解されません。それで辛さを感じている保護者や子どもたちが本当に多くいるなぁ~と思います。 起立性調節障害や睡眠障害の原因は「ストレス」と言われます。ストレスにより、自律神経が正常に働かなくなることで症状が現れます。医者はよく言います。「ストレスを与えないようにしてください」って。 ・

          不登校と起立性調節障害&睡眠障害について

          スクールカウンセラーはなぜ臨床心理士だけ認められていたのか?

          こんにちは、誰かにとってのあしながおじさんです。現在、スクールカウンセラーには、臨床心理士だけでなく公認心理士も認められるようになりました。しかし以前は、なぜ臨床心理士のみがスクールカウンセラーとして認められていたのでしょうか。 ①はじめにこの話は私が大学院時代にある教授から聞いた話です。その教授は、学校教育で活かせる心理学の研究者であり、不登校親の会の研究などもされていた方です。現在、ご存命がどうかわかりませんが、学校心理学のなかでは権威的な存在だったと思われます。信じる

          スクールカウンセラーはなぜ臨床心理士だけ認められていたのか?

          父親の不登校支援の心がまえ

          たまにTwitterの不登校保護者アカウントから見られる投稿として、 父親が何もしない系が目に付く。 ということで、父親は何をしたらいいのか?ということをつらつらと書いていこうと思います。 が、しかし、これを読んでいる方のなかに、父親がいたとしたらあなたはおそらくもう大丈夫です。きっともう出来ているから。読んでほしい人にはなかなか届かいんだろうなぁと思うけど、一応、書いていこうと思います。 さて、これを書いている私、結婚もしておらず子育てもしておりません。ただ様々な保

          父親の不登校支援の心がまえ

          不登校を脳科学から考えてみる

          こんばんは、誰かにとってのあしながおじさんです。あしながおじさんにしては、言動が過激ですすみません。 今日は、不登校を脳科学的に考えてみようと思います。不登校の子どもの理解に少しでも繫がればいいかなと思っています。 ではまず、人間の脳の構造を見てください。大体こんな感じ。 上からいきます。外側の大脳は「思考・判断・理性」を司っていて、人間脳とも呼ばれます。真ん中の大脳辺縁系は「感情や感性」を司っていて、動物脳と呼ばれます。深部の脳幹は「本能や無意識、肉体5感覚」を司って

          不登校を脳科学から考えてみる

          不登校はなぜ減らないのか?~システムから考える~

          「不登校はなぜ減らないのか?」 皆さん考えたことはありますか?おそらく多くの人はこう捉えるでしょう。 核家族の増加、家庭の教育力の低下、地域の教育力の低下、子どもの自己肯定感が低い、いじめの増加、教員の多忙、教員が子どもとあまり関われない、教員の力量不足…などなどこんなもんでしょうか。 けどこれってほとんど相応しくないと私は思っています。そもそも子ども目線じゃないからです。 諸外国では不登校や引きこもりなんて聞いたことがありません。なぜ日本だけ不登校で悩む子どもが増え

          不登校はなぜ減らないのか?~システムから考える~

          不登校の進路って実際どうなの?

          不登校の進路シリーズ第二弾ということで、実際のところどうなの?というお話です。私の実体験や見てきたものに基づいています。細かなデータも調べたらあると思うんですが、それは各自でお願いします。 ①不登校でも大学進学できるし専門学校へも行ける見出しがもはや結論なんですが、こう考えて構いません。私は通信制高校で働いたことがあるので、その生徒たちのほぼ全てが大学もしくは専門学校へ進学しました。ただ残念なことに「就職」という進路はあまり見たことはありません。通信制高校が就職に疎いからで

          不登校の進路って実際どうなの?

          不登校の進路は、大人の意識改革から。

          こんにちは、足の長い人です。 今回は、不登校の子に関する進路について書こうと思います。おそらく不登校の子を持つ保護者の方が、一番気にするのは進路だと思うので。というより不登校に限らずですが、進路指導について誤解している人がたくさんいます。今回は、現代社会を生きる大人への厳しい提言が主です。 目先の進路指導ではなく生き方指導を進路指導は進学先をどうするか指導ではありません。進学したあと何がしたいのか、進学したい大学や専門学校で何を学び何を体験し、将来はどう生きていくのか、と

          不登校の進路は、大人の意識改革から。

          配布物などの登校刺激ってどうなの?親と教員双方の目線から

          ①登校刺激としての配布物や連絡事項不登校の子に配布物や連絡事項を伝えようとすると 「登校刺激」になるからやめてください なんてこと言われたありませんか?そう言う親の気持ちとしては、学校からの情報は欲しいけど子どもが嫌な気持ちになるから、登校刺激はやめてって言わざるを得ないんだと思います。 あ、ちなみに登校刺激は良くない!っていうカウンセラーがいたら、そいつはペテン師だと思ってください。もう一度言います。ペテン師です。ただカウンセラー資格を持っているだけの仕事ができない人

          配布物などの登校刺激ってどうなの?親と教員双方の目線から

          不登校の子に、伝えなければならないことを伝えるとき、どうすればいいか?

          どうも、足の長い人です。 不登校の対応をするにあたって、学校の先生が最もモヤモヤすること。 おそらく「子どもにとって厳しいこと」を言わねばならぬときだと思います。 テストのこと、進路のこと、出席日数など…orz 実体験ですが、出席日数のことは本当に言い辛いですよ。。。言う方も言われる方も不幸だと思いましたね。。。自分でどうすることもできないし。 さて、どういう風に伝えたらいいか。 テストだったら私はこのように伝えます。 「こんな話されるのは嫌かもしれないけど、テ

          不登校の子に、伝えなければならないことを伝えるとき、どうすればいいか?

          不登校の子と、気楽に前向きに心に余裕をもって関わるってどういうこと?

          不登校の子って、こちら側の気持ちを感じとるのがものすごく上手です。 「学校に来てほしいな」、「勉強してほしいな」、「心配だな」など。 だからこそ、親も学校の先生も「気楽」でいてほしいんです。これに尽きます。 別にいいじゃないですか、テストとか進路とか進級なんて(笑) こんなもんいくらだってどうとでもなる。みんなと同じレールじゃないといけないなんてないし。本人の力でそんなことはどうとでもなります。 残念ながら、私たち大人の視野が狭いだけなんですよね。 だからこそ

          不登校の子と、気楽に前向きに心に余裕をもって関わるってどういうこと?

          不登校って何が問題なの?その本質は?

          不登校って教育界隈では「子どもの問題行動」の一つとして挙げられています。いじめや非行と同じ問題行動の一種になります。 なんとな~く「不登校は悪い」という感覚を持たれてしまいます。 その最前線にいる学校は当然、「何とかして改善しなくては!」ってなります。汚い話をすると「数字」に影響するしね。。。 けど不登校の子どもって、「不登校になりたくてなった」のでしょうか?また彼らは何か悪いことでもしたんでしょうか? 不登校ってそもそも悪いことでしょうか? 私はそうは思いません。

          不登校って何が問題なの?その本質は?

          不登校対応は「大人の立場や思い込みや認知」が難しくしている

          今回は、不登校対応の難しさについて述べていきたいと思います。今回は、学校の先生目線のお話になります。もしこれを読まれた方が保護者だったら、先生も大変だなぁーと思っていただければと幸いです。 では早速ですが考えてみましょう。自分のクラスの子どもが不登校になった。「学校に行きたくない」と言い、家から出てこれないと保護者から電話連絡があった。「本人と話をしたい」とお願いするが、「本人が嫌だ!」と言っている。 あなたが「担任」ならどうしますか? ① 放課後に家庭訪問して本人と直

          不登校対応は「大人の立場や思い込みや認知」が難しくしている