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不登校の進路は、大人の意識改革から。

こんにちは、足の長い人です。

今回は、不登校の子に関する進路について書こうと思います。おそらく不登校の子を持つ保護者の方が、一番気にするのは進路だと思うので。というより不登校に限らずですが、進路指導について誤解している人がたくさんいます。今回は、現代社会を生きる大人への厳しい提言が主です。

目先の進路指導ではなく生き方指導を

進路指導は進学先をどうするか指導ではありません。進学したあと何がしたいのか、進学したい大学や専門学校で何を学び何を体験し、将来はどう生きていくのか、という将来の人生をともに考える指導が進路指導です。

不登校の子に限らずですが「人として社会の一員としてどう生きるか」を一緒に考えていくことが必要です。これを考えずに進学や就職をするから途中でやめたりうまくいかなったりするだけです。30年前であれば「とりあえず大学に行って就職できれば人生なんとかなる」時代でした。今はなりません。だから長い時間をかけて考えることが必要です。といっても考える素材は不十分でしょう。であれば、今後社会で必要とされる職業や資格、能力は何かをまずは大人が考えましょう。

皆さんは、人として社会の一員としてどう生きるか、考えたことがありますか?子どもにああだこうだ言う前に大人が考えなければならないと思います。これが以前記事にも書いた「視点を広げること」にも繋がっています。

子育てで一番大切なことは大人が勉強することです。子どもにとっての一番身近な師匠は、親だからです。子どもが社会に出たときに役立つであろう知識や、生きるために必要な技能を一緒に学んだらどうでしょうか。例えば株式投資のこと、政治のこと、経済のこと、国際情勢のことなど。何か体験したいなら、農業したり芸術鑑賞に行ったりキャンプに行ったりするのがオススメです。ちなみにですが、日本の大人は、先進国一、アジア一、勉強していません。なぜなら「勉強=受験勉強」で育ったからです。

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いかに日本の大人が、狭い価値観でしか物事を考えられていないかということになります。学ぶことをやめた大人が多いため、そのツケが子孫代々に回っているように感じます。学校の先生も日々忙殺されていて世の中のことを学ぶことなんてほとんどないと思いますが、だからと言って時代のニーズに合わない指導を続けることは良いことなんでしょうか。それは子どもにとって本当に幸せなのでしょうか?

ちなみにですが、職種別年収ランキングの最新版は以下の通りです。

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第1位のシステムアナリストになろうと思えば、IT技術に関する深い知識と豊富な経験は絶対不可欠だそうです。IT技術といえば、専門学校で学ぶプログラミングってやつです。もはや有名大学に行けばよい年収が得られるというロジックは壊れているといっても過言ではないでしょう。

いかがでしょうか?こういう未来のことを子どもと一緒に考えていくことが私は進路指導だと思っています。学校での学びなんて、一つの手段でしかありません。極論ですが、あなたのお子さんが学びたいことや学ぶべきことが、学校で学べないなら、行かなくたっていいと思います。

現在すでに、公立の学校では学べないことに力を入れているフリースクールがいくつかありますから。そこはしっかり学力も保っていて、何より子どもの自主性や探求心がよく育っていると思います。

とにかく大人が視野や価値観を広げることです。それが子どもにとっての学びにもなるし人生の道しるべにもなりますから。

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