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不登校って何が問題なの?その本質は?

不登校って教育界隈では「子どもの問題行動」の一つとして挙げられています。いじめや非行と同じ問題行動の一種になります。

なんとな~く「不登校は悪い」という感覚を持たれてしまいます。

その最前線にいる学校は当然、「何とかして改善しなくては!」ってなります。汚い話をすると「数字」に影響するしね。。。

けど不登校の子どもって、「不登校になりたくてなった」のでしょうか?また彼らは何か悪いことでもしたんでしょうか?

不登校ってそもそも悪いことでしょうか?

私はそうは思いません。皆さん「キメラゴン(https://note.com/kimeragon)」という高校生をご存知でしょうか?彼は自ら選択肢の一つとして、不登校を選択し、めっちゃお金を稼いでいる方です。勝手ながらご紹介しています。現在は通信制高校に通っているようです。働いた分、税金も納めているから社会にも貢献しているんですよね。

この生き方ってすごいなぁと尊敬しています。まさしく常識を自ら打破した超良い事例を作り上げてくれました。

では、一体不登校の問題って何なのか。

私が思うのは「自尊感情(自己肯定感)の喪失」です。

学校に行けない⇒みんなと同じように頑張りたいのに頑張れない。お母さんも先生も学校に行ってほしいと思っているけど、自分はそれができない。勉強がわからなくなりそう、将来が不安だ、学校に行けなくなった理由ももはやわからない、etc.

親や学校の期待にも応えられないし、何もできないしやりたくない。みんなと同じことができない自分なんて最低だ、親や先生の期待に応えられない自分なんて最低だ、一体自分はなんでこの世に生まれたんだろう・・・

これだと思うんですよね。そしてここまで言語化できていないのが子どもたちです。学校に行きたくない要因ではなく、「何かよくわからない感覚や感情」があるんですよね。

感覚から来るものに理論で勝負できません。女性の愚痴に対して男性がアドバイスしたら女性が怒るっていうアレですよアレ。

じゃあどうすればいいのか?

その感覚の部分を満たしてあげればいいんですよ。心を満たすんです。子どもが持っている辛い感覚を一緒に味わってください。

「そうか、行きたくないのか。辛いのか。」

学校の先生は電話ではなくちゃんと会ってくださいね。まずはこれでOK。あとはもう単純。

たのしい・嬉しい・美味しい・美しい・やった!

っていう感動を一緒に味わうんです。流行の鬼滅の刃を一緒に見に行く、一緒にカラオケに行く、一緒にキャンプに行く、ハイキングに行く、寺社仏閣めぐりに行く、美味しいものを食べる、不味くなってもいいから一緒に作るなどなど。書いててこちらも楽しくなってきますね(笑)

世界のすばらしさに触れて、人間のもつ五感や感性を満たすことです。

今の現代社会は、あまりにも「感性」の部分を疎かにしすぎている気がするんですよね。けどそれが結局は「生きる喜び」につながります。

私もこれをすごく大切にして、調理実習をしたり、ボルタリングをしに行ったり、色んなことをしました。農業や動物の世話も効果ありです。そうすると子どもは本当に変わってきます。

心が満たされたら勉強などは子どもが勝手にやります。ご心配なく。

まとめますが、不登校問題の本質は子どもの自信喪失です。それには世の中の素晴らしいものや美しいものを子どもと一緒に味わってください。

読んでいただきありがとうございました!

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