見出し画像

不登校はなぜ減らないのか?~システムから考える~

「不登校はなぜ減らないのか?」

皆さん考えたことはありますか?おそらく多くの人はこう捉えるでしょう。

核家族の増加、家庭の教育力の低下、地域の教育力の低下、子どもの自己肯定感が低い、いじめの増加、教員の多忙、教員が子どもとあまり関われない、教員の力量不足…などなどこんなもんでしょうか。

けどこれってほとんど相応しくないと私は思っています。そもそも子ども目線じゃないからです。

諸外国では不登校や引きこもりなんて聞いたことがありません。なぜ日本だけ不登校で悩む子どもが増えるのか、システム面から述べようと思います。

まずは日本から。今の日本の教育システムってこのような形になっているんじゃないでしょうか。

画像2

みんな同じように小学校→中学校→高校へと進学しますよね。高校のところには高専や通信制もあります。

これはオランダの例ですが、オランダの教育は12歳以降の選択肢が多いです。

画像1

オランダでは12歳の段階で進路選択があり、勉強したい人は勉強するところへ、勉強よりも技能を身につけたい人はそういう方向に進む仕組みです。しかも途中で変更もできるとのこと。要は勉強嫌いなときに無理矢理勉強させないっていうことです。

またアメリカやフィリピンでは、ホームスクーリングという制度があり、学校に行かなくても、家庭で教育するというのが認められています。

このようなことから、日本の子どもたちは、好きでもない勉強をやらされ、勉強に対する意欲を失くし、大学に行くために仕方がなく受験勉強やる、という流れになっていると思われます。だからこそ大学生になったときに、学ぶ目的がわからず中退してしまったり、学ばない大人が増えてしまったりするんじゃないかなぁと考えられます。

そりゃあ学校も面白くないですよね。基本的にやらされてることが多いからです。勉強の目的も受験が実際です。

だから私は、不登校の子どもが出てくるのって当たり前だと思いますし、発達障害の子どもが現れるのも当然だと思っています。

もう学校は子どもに教育を受けさせるためのひとつの手段と捉えた方がいいんじゃないでしょうか。正直なところ、我が子が学校に行って勉強嫌いになり主体性を奪われていくくらいなら、今の学校には通わせたくないですね。

だからこそ昨今では、オルタナティブスクールやフリースクールが注目されていると思われます。フリースクールも、不登校が通う場所から、学校教育では学べないものを身につける場所に変化していっているように思います。

根底から変えるなら政治から変えていくしかありません。そうでなければ自分たちで、我が子に受けさせたい教育のある学校を探すのが一番だと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?