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やりたいことの見つける為に大切なこと 〜あなたの好きなご飯は?〜

突然ですが、"あなたの好きなご飯"は何ですか?

私は、"焼肉"が好きです。
理由は、焼肉を食べる時が一番テンションが上がり、興奮するからです。
だから、"焼肉"が好きです。

では、"あなたがやりたい仕事"は何ですか?

先ほどの「"あなたの好きなご飯"は何ですか?」という質問は、即答で明確な答えが出たのにも関わらず、この質問になると、急に答えられなくなる方もいると思います。
同じ"自分に関する質問"をしているのに、また、自分のことは自分が一番知っているはずなのに、なぜ答えられないのでしょうか?

この2つの質問の答えやすさの違いは、"過去に経験しているか+知っているかどうか"です。

例えば、好きなご飯の質問の場合、私はこれまで23年間生きているので、焼肉以外にも、お寿司・カレー・ハンバーグ・ラーメン・パスタなど、たくさんの料理を食べてきました。
この食べるという経験をたくさんしたことによって、各料理の特徴や違いを把握し、優劣をつけることができます。
また、私は焼肉以外にも、豚カツやチキン南蛮も好きです。ここから私は、"お肉を使った料理が好き"という傾向がわかり、多分トンテキとかも好きでしょう。

しかし、やりたい仕事に関する質問はどうでしょうか?
大学を卒業するまでの約22年間で、商品を作る・営業をかける・新しいサービスの企画・データ分析・コンサルティングなど、これらを仕事として経験をしたことがありますか?
おそらくほとんどの人が、仕事としては経験したことがないでしょう。

つまり、経験したことがないから自分の中に判断する軸がないのです。

また、皆さんは、日本にある職種の数はいくつだと思いますか?
日本にある職種の数は、なんと約1万7000種類以上もあるみたいです。

この約1万7000種類以上もある職種のうち、皆さんが知っている職種の数はいくつくらいでしょうか?
おそらく、20〜30種類が限界ではないでしょうか。

このように、"経験したことがない+知らない"ということが、「"あなたがやりたい仕事"は何ですか?」という質問に答えられない原因でしょう。

実際に、小学生の「将来なりたい職業ランキング」では、スポーツ選手・医者・教師・YouTuber・警察官・保育士などが上位にランクインする傾向がありますが、これらは小学生が今まで生きていた中で、見たことがある職業や触れ合ったことがある職業ばかりです。

小学生がいきなり「社労士になりたい」なんて、両親のどちらかが社労士でもない限り、言わないのです。

つまり、職業を知っていないと、数少ない選択肢の中から、あるか分からない自分が向いている職業を探さないといけないし、その職種を経験(もしくは擬似体験)していないと、仕事が好きか嫌いかの判断をすることもできません。

そのため、たくさんの選択を知るためには調べる必要があり、やりたいかどうかの判断をするためには、たくさん行動して経験する必要があります。

自分の誕生日に「食べたい好きなものを選んでいいよ」と言われるのと、「ラーメン食べに行く?」と言われるのでは、前者の自分で主体的に選択できた方が幸せだと思います。

これと同じように、職業選択でも「1万7000種類の中から好きなもの選んでいいよ」と言われるのと、「保険会社の営業をしてもらっていい?」と言われるのでは、前者の方が幸せなはずです。

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