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泣けない女優が出した答えとは?『青を欺く2』感想

俳優。

つまりは、舞台やドラマで役を演じる人のこと。


実のところを申しますと。

私、あんまり俳優さんについて詳しくないんですよね。

職場の人達だったり。

友人達が話している、有名な俳優さん達の内容などを。

「そうなんだ……」

と、よく分からず真顔で頷いていたりします。

こうして考えると。

もう少し、男優さんや女優さんについて。

詳しくなりたいなと思う所存であったりもします。

皆さんは、俳優さんについて、詳しいですか?


さて。

という訳でもあるのですが。

本日、ご紹介するライトノベルは、三船いずれ先生の『青を欺く2』(2024年4月刊行)です。

前に感想を書いたライトノベル、『青を欺く』の続編となっております。


※前回書いた感想は、こちらから。


俳優さんって、普段何をしているんでしょうかね。




あらすじをどうぞ

今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。

第19回MF文庫Jライトノベル新人賞《優秀賞》受賞作、第二弾。

ウソだけが特技の俺、城原千太郎は後輩・霧乃雫の手で役者に! 
夏休みに、海辺の町へ撮影合宿に行く俺たち。今回の作品は観光協会に頼まれた地域PR映画。初めての案件に気合も入り順調だった撮影だが、主役の桜がラストシーンで失敗を犯してしまう。完璧主義な桜の、役者として致命的な欠点。それは──
「ワタシ、まったく泣けないの」
これを発端に有名女優の母とも衝突し、桜は役者を辞めて霧乃のチームを去った。
でも、このままじゃ夏は終われない。
「綺麗なバッドエンドと、ぐちゃぐちゃなハッピーエンド。先輩はどっちが好きですか?」
なんて、そんなの決まってるんだ。桜の気持ちを取り戻すために、俺は──!?

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というわけで。

本日のテーマは、「泣けない女優」となっております。



今回は、役者のお話

さて。

今回における、お話なのですが。

前回の巻で出てきた、キャラクター。

桜はるかが中心となって、物語が展開していきます。


抜きん出た演技力を持つ、高校生の彼女でしたが。

ただ一つだけ、出来ないことがありました。

それは、「泣く演技」

そのことで悩んでいた彼女でしたが。

女優でもあり、母親だった女性から。

間接的に、自分の中の「役者」を否定されたことがキッカケで。

自暴自棄になっていきます。

そんな彼女の姿を見ていた、主人公の城原千太郎でしたが。

彼は、そんな彼女のために一肌脱ぐことになって――。

というのが、話の大筋となっております。



このお話の面白い所

前巻からの続きで。

実に良い、青春小説を堪能することが出来るところです。

今回は、「役者」がメインテーマとなっておりますが。

それ以外にも。

高校生ならではの悩みも出てきます。

「進路」の話であったり。

それぞれに使える「時間」であったり。

それでいて、各々の「問題」もあったりと。

私が、この作品を読み終えたときには。

「映画撮影をしながらも、良い青春しているな」

という感想が出てきました。

つまるところ。

面白いライトノベルだね! これは!



この話の欠点について

非常に個人的な事になってしまうのですが。

キャラクターの台詞に、「♡」(ハートマーク)が多様に使われていることが気になりました。

コメディに徹したライトノベルならいざ知らず。

青春群像劇でもある、本作にとって。

あまり「♡」の多様は避けた方が良かったのでは無いかと思いました。

私的には、「♡」の多様は、若干ギャグっぽい文章になってしまうような気がして。

せっかくの青春物が、ちょっとだけ冷めてしまうように感じました。



最後に

再び、個人的な事になってしまうのですが。

次巻の内容が、非常に興味があります。

なんというか。

トーナメント戦のような展開を勝手に想像してしまいました。

それでいて、青春群像劇となるのかどうか。

私、次巻が非常に興味あります!!


さて。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。

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