どうじないつのT

日頃考えていることはたくさんあるのに、書きとめておかないのは「もったいない」。そんなも…

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日頃考えていることはたくさんあるのに、書きとめておかないのは「もったいない」。そんなもったいない精神でアウトプットしています。自分はこう考える、こうしたいという内容を書いています。学校教育/学級経営/生徒指導/子ども/子育て などについて、自分の考えを発信しています。

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学級経営の根幹①大切にしていること

学級経営において大切なことはたくさんあります。しかし、根幹となる部分はまさにシンプルであり、複雑なことではないと思っています。 それは、「子どもを一人の人格者と…

「子どもたちの中に既にあるもの」の力は大きい。知識、経験、意欲、発想力…。それらにいかにフォーカスし、学習の中で大切にしていくか。

目の前の事象や言動の「正しさ」や「価値」、または、それらがなぜ「よくない」のかを子どもたちとともに考えていく。

そのようなマインドでいることにより、教師の求める型から外れる子どもが出てくることを不安がらなくてよくなる。

ともに考えを深めたり、新たな考えに出会ったりしていく。

★児童・生徒指導78★本音を伝えるためには、本気でぶつかる必要がある

子どもたちと真正面からぶつかるとき。 教師の思いを伝えるということは、反発されることも、素直に受け取られないことも、その子との関係を崩すことにもなるかもしれない…

線を引くところと、引かないところ。このバランスの難しさが、教師という仕事の難しさでもあるんだろうな。

とりかかるためのハードルをできるだけ低くする。

「こうなれたらいいな」という理想形を想像して、気持ちの熱が冷めないうちに、それが続けられる環境を構築してしまう。

学習、当番活動、係活動、あらゆることにおいて応用できる。

その子(たち)が変わってきたのか、周りや環境が変わらないからその子(たち)が変わっているように見えるのか。

変化が起きることで迷惑がかかるなら、そのことについて、「謝罪」の気持ちを述べて、でも、よい変化のために「協力」をお願いして、その後は協力に「感謝」する。この繰り返しで、周りを巻き込んで、よくなっていくことができると思うんだけどな。

学校で、周りに友達がいるときには、ある程度自分を律することができる。長期休業に入ったり、将来的には教師や親の管理(分かりやすくするためにこのような表現をしています)の目がなくなったときに、どう行動するのか。学び方や習慣、物事への打ち込み方を学ぶ意味はそこにあるのだと思う。

行動の「原因」や「目的」をさぐるのは大事なことだなと改めて思う。

表面しか見ずに、その人の意図を決めつけてしまうことは、人を傷つけ、関係を悪化させることにつながる。

「これまであったもの」や「自分が経験してきたもの」が当たり前であると思ってしまっている。

しかも、意識的に「当たり前でしょ?」と言うようなレベルではなく、当たり前であるとも意識できないほど、細胞レベルでそう思ってしまっている。

そのような状態において、意識改革は相当に難しい。

反抗などのネガティブな言動に、こちらもネガティブに返すのか、ポジティブに返すのか。やってみると、どちらも返すためにかかる労力はさほど変わらないことに気付く。そして、後味は後者の方が当然よいものになる。

★児童・生徒指導77★生徒指導提要から考える その23(生徒指導体制 その2)

今回も「生徒指導提要」を読んで、考察をしてみたいと思います。あくまでも、読んで感じたことや考えたことなどの、個人の一見解です。また、読み進めながら書いていくため…

「きまりを守ってもらえる」と安心する。反発されたり、「なぜですか?」と聞かれると、不安になる。きまりとは何のためにあるのかを共通認識しておかないと、「教師の安」のためにきまりを守らせる」というマインドになってしまう。

学級でも職員室でも「つなぐ」ことができれば、いろいろな活動や指導はスムーズに行われていく。そして、レベルもさらに上のステップへと上がって行くことができる。

★児童・生徒指導76★生徒指導提要から考える その22(生徒指導体制)

今回も「生徒指導提要」を読んで、考察をしてみたいと思います。あくまでも、読んで感じたことや考えたことなどの、個人の一見解です。また、読み進めながら書いていくため…

学級経営の根幹①大切にしていること

学級経営の根幹①大切にしていること

学級経営において大切なことはたくさんあります。しかし、根幹となる部分はまさにシンプルであり、複雑なことではないと思っています。

それは、「子どもを一人の人格者として見る」ということです。

当たり前ですが、わたしたちの目の前にいる児童・生徒は、「子どもである」「〇〇校の児童・生徒である」「〇年〇組のメンバーである」などの前に、一人の「人間」です。しかし、わたしたちは日々の中で、ついそのことを忘れ

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「子どもたちの中に既にあるもの」の力は大きい。知識、経験、意欲、発想力…。それらにいかにフォーカスし、学習の中で大切にしていくか。

目の前の事象や言動の「正しさ」や「価値」、または、それらがなぜ「よくない」のかを子どもたちとともに考えていく。

そのようなマインドでいることにより、教師の求める型から外れる子どもが出てくることを不安がらなくてよくなる。

ともに考えを深めたり、新たな考えに出会ったりしていく。

★児童・生徒指導78★本音を伝えるためには、本気でぶつかる必要がある

★児童・生徒指導78★本音を伝えるためには、本気でぶつかる必要がある

子どもたちと真正面からぶつかるとき。
教師の思いを伝えるということは、反発されることも、素直に受け取られないことも、その子との関係を崩すことにもなるかもしれない。

「今、本音でぶつかる必要がある」と思ったときに、どれだけ本気でぶつかれるか。

思いを伝えることは、簡単なことではない。もしかすると、「きっと、伝わる」という理想通りにならないこともあるかもしれない。教師にとっても、勇気が必要で、心を

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線を引くところと、引かないところ。このバランスの難しさが、教師という仕事の難しさでもあるんだろうな。

とりかかるためのハードルをできるだけ低くする。

「こうなれたらいいな」という理想形を想像して、気持ちの熱が冷めないうちに、それが続けられる環境を構築してしまう。

学習、当番活動、係活動、あらゆることにおいて応用できる。

その子(たち)が変わってきたのか、周りや環境が変わらないからその子(たち)が変わっているように見えるのか。

変化が起きることで迷惑がかかるなら、そのことについて、「謝罪」の気持ちを述べて、でも、よい変化のために「協力」をお願いして、その後は協力に「感謝」する。この繰り返しで、周りを巻き込んで、よくなっていくことができると思うんだけどな。

学校で、周りに友達がいるときには、ある程度自分を律することができる。長期休業に入ったり、将来的には教師や親の管理(分かりやすくするためにこのような表現をしています)の目がなくなったときに、どう行動するのか。学び方や習慣、物事への打ち込み方を学ぶ意味はそこにあるのだと思う。

行動の「原因」や「目的」をさぐるのは大事なことだなと改めて思う。

表面しか見ずに、その人の意図を決めつけてしまうことは、人を傷つけ、関係を悪化させることにつながる。

「これまであったもの」や「自分が経験してきたもの」が当たり前であると思ってしまっている。

しかも、意識的に「当たり前でしょ?」と言うようなレベルではなく、当たり前であるとも意識できないほど、細胞レベルでそう思ってしまっている。

そのような状態において、意識改革は相当に難しい。

反抗などのネガティブな言動に、こちらもネガティブに返すのか、ポジティブに返すのか。やってみると、どちらも返すためにかかる労力はさほど変わらないことに気付く。そして、後味は後者の方が当然よいものになる。

★児童・生徒指導77★生徒指導提要から考える その23(生徒指導体制 その2)

★児童・生徒指導77★生徒指導提要から考える その23(生徒指導体制 その2)

今回も「生徒指導提要」を読んで、考察をしてみたいと思います。あくまでも、読んで感じたことや考えたことなどの、個人の一見解です。また、読み進めながら書いていくため、全体像を見通した内容になっていなかったり、解釈の仕方が変わっていったりする可能性もあります。

今回も「第 3 章 チーム学校による生徒指導体制」の中の「3.2 生徒指導体制」に焦点を当てていきます。

前回も引用した通り、生徒指導提要で

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「きまりを守ってもらえる」と安心する。反発されたり、「なぜですか?」と聞かれると、不安になる。きまりとは何のためにあるのかを共通認識しておかないと、「教師の安」のためにきまりを守らせる」というマインドになってしまう。

学級でも職員室でも「つなぐ」ことができれば、いろいろな活動や指導はスムーズに行われていく。そして、レベルもさらに上のステップへと上がって行くことができる。

★児童・生徒指導76★生徒指導提要から考える その22(生徒指導体制)

★児童・生徒指導76★生徒指導提要から考える その22(生徒指導体制)

今回も「生徒指導提要」を読んで、考察をしてみたいと思います。あくまでも、読んで感じたことや考えたことなどの、個人の一見解です。また、読み進めながら書いていくため、全体像を見通した内容になっていなかったり、解釈の仕方が変わっていったりする可能性もあります。

今回からは「第 3 章 チーム学校による生徒指導体制」の内容を読み、考えていきたいと思います。今日はその中の「3.2 生徒指導体制」に焦点を当

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