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学級経営の根幹①大切にしていること

学級経営において大切なことはたくさんあります。しかし、根幹となる部分はまさにシンプルであり、複雑なことではないと思っています。

それは、「子どもを一人の人格者として見る」ということです。

当たり前ですが、わたしたちの目の前にいる児童・生徒は、「子どもである」「〇〇校の児童・生徒である」「〇年〇組のメンバーである」などの前に、一人の「人間」です。しかし、わたしたちは日々の中で、ついそのことを忘れて子どもたちに接してしまっていないでしょうか。

わたしたちは、ときに、「教師」による「教育」という名のもとに、短絡的な指導をしてしまうことがあります。

「本当に目の前にいる子どものことを思うのであれば、別の手段をとるべきだ・・・。」

「この子にとって本当によい働きかけはこれでよいのか…?」

と、そのときは気付くことができないときがあります。

わたしたちが忘れてはいけないことは、常に目の前の子どもたちを「一人の人格者」と見て、尊重した接し方をしていくことだと思います。それは、甘やかすとか、厳しくしないということではありません。自分に接してほしいように接する,とも言えるかもしれません。

そのように考えると、子どもに向ける目線も、表情も、言葉遣いも変わってくるのではないでしょうか。私自身、そのように考えているからこそ、子どもの前で話をするとき、するすると言葉は出てきません。どう言おうか考え、一緒に悩み、反応や表情によって言い方を変えたり、繰り返したり・・・となってしまいます。しかしそれは、一人の人間に、尊重して向き合っているときの姿なのかな,とも思います。

このように接し続けていると、子どもたちもきっと、「一人の人格者として」接してくれていると感じるはずです。

私自身も完全にこの通りにできているわけではありません。これからもまだまだ学びを深めていきたいと思い,これから考えを記していきたいと思います。よろしくお願いします。