「流れに身を任せて」(船の冒険の作品紹介2)H18 x W18 x D2.2 cm
船の冒険の作品群の作品を紹介していきます。
全部で6点、順番は関係ありません。
カウントアップすると終わりが見えてくるので入れています。
写真は後で入れます。
こちらは、先程の記事でも書いたアキーラと関係のある作品です。アキーラが使ってあること以外にも、アキーラと関係があります。
イヌワシさんを描きました。空想の世界ということもあり、私が本物そっくりに描けないということもあり、本物のイヌワシさんとちょっと違うかもしれませんが、イヌワシさんが基になっています。
イヌワシ属はAquilaなので、アキーラと音が似ています。船の冒険の作品群にアキーラを用いた記念に制作しました。私は、ダジャレが好きなので折に触れ作品にもダジャレを採り入れています。
他にも意味はあります。
このイヌワシさんは、実はアートコレクターです。昔は、巣に持ち帰るのは食糧か枝など巣の材料(こまめに補修をしています)くらいでした。そして、カラスさんを軽蔑していたのですが、あるとき、生活必需品以外を楽しむことに目覚めます。
本当は、カラスさんのことが羨ましかったのです。
それから、イヌワシさんは自分自身がアーティストであることにも気づきます。日々の暮らしは、人生を形づくっていくことは、それ自体がアートなのではないかと私は思うのです。獲物の仕留め方とか、巣作りとかも。
アートを愛する方々についても、それぞれのアートへのかかわり方がアートなのではと思います。
船はめざといイヌワシさんにつかまってしまいます。オソロシイトリ! しかし、なんだか見かけによらず持ち方が優しいです。オソロシイトリなりに、船に配慮しているようです。それもそのはず、イヌワシさんは船をコレクションに加えようとしていたのでした。
それは、自分のためでもあり、プレゼントでもありました。あの人(鳥ですが)は、気に入ってくれるだろうか? と巣で待つもうひとりを想いながら大切に運んでいる場面です。
人生には、災難に思えるようなことでも、実はとてもラッキーだったというケースもあるかもしれないと思いながら制作しました。
それから、アートを愛する方々へのお礼や尊敬の念を込めて制作しました。
イヌワシさんの話は、元々、生き物たちを見守る船の作品群に入れるかどうか迷いつつラフを描いていたのですが、冒険に入れたくなり、入れました。今回、冒険は結果的に奇しくも2種類の猛禽類が登場することになりました。大別すると、ちょうど昼と夜を棲み分けている2種類です。
ラフは、船がイヌワシさん宅に運ばれた後、もうひとりと歓談しているシーンなどもあります。さらに前には、ミサゴさんバージョンもありましたが、
ダジャレにしたかったのでアキーラと名前が似ているイヌワシさんになりました。
使用した素材(のうち思い出せるもの)
木製パネル、水性アルキド樹脂絵具、杉葉色、象牙色、黒曜石末、岩胡粉、白翠末、ヒマラヤ水晶、他
支持体には直径18cm(0号の長辺)のエンパネを用いました。
ありがとうございます。それでは、また。
その後、Instagramのリールにキラキラの動画を投稿しました。
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