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zephyrの日記

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#日記

ひっそりと息を吐く

ひっそりと息を吐く

いつも、をどうのりこえてきたのか

ときどきわからなくなります

たぶん、わたしのいつもは
つよがること

さみしさ かなしさ

てのひらに
ひっそりとかくした
あわいきたいとよぎるしつぼう

こんいろのよるにまぎれて
ひっそりといきをはくように
いつも、をすごす

まいにちとか
にちじょうとか
それっぽく、なんて
いちばんきらったこともあったの

よるにおぼれて
もどれなくなりそうでこわいから

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共生の色

共生の色

きょうは仕事終わり
やわらかな苔色の風景をみました

散歩してたらぐうぜんみつけられたんです

それは実際には水面だったけど
私には大地に見えた

見渡せば共生のいろは散りばめられていると
私はどうして忘れてしまうのか

迷子になるのはいつもとつぜんで
色も出口もないどこかに
一人取り残されたみたいで
息をするのも
心が今うごいているのも
それが不自然であるように思えて
空虚感でいっぱいになります

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生まれゆく色彩に心奪われたまま

生まれゆく色彩に心奪われたまま

十月の金木犀の香り

奥ゆかしくふんわりとした漂いに反して
はっきりとした橙の実の色は
そうー
貴婦人の様な品格と
堂々たる佇まいさえ感じるほどです

短い命なのは初めからの運命であるから
終わりまでの日々を
愛おしく
そして大切に過ごさなければと

彼等のお陰で
私はいつも秋の訪れを
穏やかに迎えることができるのだから

そうして見守られ
日々体温に触れられることが
どんなに恵まれていることか

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心からの愛を込めて

心からの愛を込めて

こどもにすっかり戻ってしまう私を
幼く我儘な私を 許して下さいね

どうしたって 私は貴方の前では
偽ることができないのです

こんな風に大人ぶった口調な私ですが
本当のところ 少女心は
捨てる気なんて 更々ありません

勘の良い貴方は
とっくに気がついていると思うけれど

春は 芽吹く季節でした

恋する者すべてを
愛しく包む淡紅色でも ありました

始まりの香りを いっぱいに吸い込んで
染まっ

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光が差して私を見つける。

光が差して私を見つける。

ここ最近、いや長い間日記を書く気分になれなかった。

何故なら漠然とした、形の無い、浮遊した暗い何かが私を阻止していたからである。

noteを書き始めたときは、些細な事でも書き留められたらなあなんて思っていたのに。

でもこうやって文章を書いているうちに
その「何か」はとてもシンプルで単純な物だと気づいた。

行き場を失った恐怖、不安や怒りだった。

普段私は文章を書くときに、1ミリの嘘偽りも無

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