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物書きやってます。主に仲間と読み合う為に作ったアカウントです。仲間以外には今の所、作品提供はしておりません。尚、その様な方はいらっしゃらないと思いますが公開している作品を無断使用したり一部改変して使ったり自作発言するなどはお控え下さい。

最近の記事

好きな人の旅 作 tukiyo

好きな人の旅 作 tukiyo 好きな人が好きなのは 理由があちこちに散らばっていて まとまりがないそれをみつけに貴方を旅するから その旅は楽しいときばかりじゃなくて 険しかったり辛さを感じたりして、、、 だから好きは切ないのだろうか、、、 好きな人をこんなにも好きな自分は 時に道に迷って色々と分からなくなってしまう 好きな人とこんなに近いのにむしょうに孤独だと感じてしまったり 好きな人が嫌がることを何故かしてしまったりする そして、、、どんなに好きでも完璧にひと

    • 揺らめく小瓶 作tukiyo

      揺らめく小瓶 作 tukiyo 真夏の夜に 君を追いかけて 追いついたつもりで その指先に噛み付いた 長い髪が鎖骨の真下に流れて落ちて 涙なのか水滴なのか 濡れた頬を拭ってやりたくなる、、、 真夏にあらわる それは陽炎とかいう ゆらりとたちのぼる 幻影のような掴めないもの、、、 君はそれなのか? それとも、、、? 暑さに目がくらみ 見えてしまうまぼろしの中の人、、、? これがまぼろしでも 僕は別にかまいはしない ねぇ、、、濡れたままじゃ風邪をひくよ、、、 このまま

      • 伊達メガネ 作 tukiyo

        伊達メガネ 作 tukiyo それは、見せてはならない本音、、、 僕は、ずっと、それを避けていた 見てはならない、君の瞳を、、、彼氏がいるってわかってる君のこと これ以上好きにならない まじないのつもり 自分の本音にベールをかけるみたいに僕はわざと伊達メガネをかけている 僕のことを目が悪いと思い込んでる君 『 コンタクトにしたりしないの?あなたは、きっとメガネを外したら、もっと素敵』なんて、、、 そんなことを言って 微笑みかけてきて 悪気が無いのわかってるけど いいの

        • クセの強い同居人 作 tukiyo

          クセのつよい同居人 作 tukiyo 何故だろう ずっとだ 僕が一緒に暮らす生き物は、誰も彼もちょっとクセが強い同居人ばかりだ いちばん最初に僕のとこに来た子犬、あの子は ものすごくテンションのあがる子で僕が好きで好きで仕方なかったみたい、、、 僕を見るだけで嬉しくてお漏らししてしまう そんなあの子はある日、学校にいく僕を追いかけてきて、、、勢いあまって道に飛び出して、、、 事故にあって天国にいってしまった 僕は悲しくて悲しくて 一日中泣いて泣いて 次の日、、、あの

        好きな人の旅 作 tukiyo

          ちょっと離れたナナメ後ろから 作tukiyo

          今日は、また一段と冷え込みがキツくなって、あなたのまわりにも冷たい風がふきましたね あなたが寒くてその自らの手で自分の肩を抱いて少しでも寒さから身を守ろうとしている姿をわたしは、ちょっと離れたナナメ後ろから見ていました あなたには気づいて貰えないかもしれないですが、それは、それでいいのです。 いつも、あなたがハッピーだといいな いつも、あなたが暖かな柔らかい布に包まれているみたいに、ふわりと安らいだ気持ちでいてくれたらいいな 、と、わたしは、あなたを見守っていたりするので

          ちょっと離れたナナメ後ろから 作tukiyo

          雪が囁くから(最新)

          雪が囁くから 作 tukiyo 登場人物 遥陽(ハルヒ) 主人公。南国育ちのため、東京の大学にかようために出てきて生まれて初めて雪に触れた。女子らしいフワッとした優しい性格。初雪とともに出会った不思議な青年ルイに惹かれてゆくが、遥陽には大切な彼氏、恭介がいる。二人の間で揺れ動くが、、、 愛佳(マナカ) 遥陽の親友、恭太の妹。兄と親友の恋をいつも暖かく見守るキューピット。明るい快活な性格。急に身辺に現れ出したルイをストーカーだと怪しんでいる、 恭太 (きょうた)遥陽の彼

          雪が囁くから(最新)

          手錠 作 tukiyo

          凌生と美沙シリーズ 手錠 作 tukiyo 美沙 あぁ、、、また雨だぁ なんかさぁ凌生とデートの日、雨多いよね で、結局、こうやって おうちデートになっちゃう 凌生 いいじゃん、おうちデート好きだよ、美沙とずっとくっついてられるし 、、、二人っきりで、、色々、、、やれちゃうし、、、だから、雨、だぁい好き、、、 美沙 コラコラ、、、もう、そうやってぇ、すぐベタベタしてくるんだからぁ もう、、、 凌生 ダメ?、、、離れたい? そばにいたくない? 美沙 、、、あぁ、もう

          手錠 作 tukiyo

          この恋の行方は、、、

          この恋の行方は、、、 作 tukiyo (登場人物) 花依(カエ)、、、16歳、少し気の強い活発な女の子、悠斗と幼なじみ同士。明るくて人懐っこい。陸上部。 悠斗(ユウト)、、16歳、内向的でシャイ、普段は無口。花依の向かい側の家に住んでいる。本が好き。勉強はできるがスポーツは苦手。 桜介(オウスケ)、16歳、明朗快活、真っ直ぐで自分に正直。最近、引越してきた、花依に一目惚れ。サッカー選手を目指している。モテる。 三田屋(みたや)のおばあちゃん、、、駄菓子屋さんの女主人

          この恋の行方は、、、

          泣かない君が泣く時は 作 tukiyo

          悲しいことを悲しいとは言わず そっと微笑して君は過ごす その瞳の奥で涙の色がくゆっている事を僕は知っている 君はいつもそうだ いつも何かに耐えている 君がそんなふうだと 僕はますます君をほおっておけなくなる だって、もしかしたら 微笑している 次の瞬間に君から何かが溢れ出して 君を壊してしまうかもしれないだろ だから、僕は そうならないように いや、そうなってしまっても 君が消えてしまわないように 君の形が失われないように ずっと見ていてあげなきゃって思うんだ、、、

          泣かない君が泣く時は 作 tukiyo

          蜃気楼に花を咲かす者3〜伝説の名を刻む時間〜

          蜃気楼に花を咲かす者 3 〜伝説の名を刻む時間〜 流星 さて、、、開店準備が終わったよ、深哉さん、、、 深哉 そうか、、、じゃ、今夜も頼んだぞ このホストクラブ蜃気楼を艶やかな花でいっぱいにしてくれ 流星 ふふ、はぁい、かしこまり、、、言われなくても、、、この店いっぱいに花を咲かせるのは No.1の、この俺、流星だ! (間) 深哉 いらっしゃいませ、ミユキ様、楽しんでいらっしゃいますか? 、、、そうですか、それはなにより、本日はお誕生日おめでとうござ

          蜃気楼に花を咲かす者3〜伝説の名を刻む時間〜

          甘噛み 作 tukiyo

          甘噛み 作 tukiyo 美彩(みさ)M気質女子 凌生(りょうき)S気質男子 美彩 、、、凌生、、、痛いよ 凌生 、、、あ、ごめん、ちょっと力入れすぎた?、、、じゃ、、、こんな感じ?どう? 美彩 、、、うーん、、、今度は ちょっと弱いかなぁ、、、マッサージ下手だなぁ。代わってよ丁度いい力加減教えてあげる〜 凌生 、、、りょうかい、、、じゃ、代わる。 はい、、、頼む、、、気持ちよくしてね、、、笑 美彩 もう、なんか言い方がいやらしいんだよねぇ 凌生 あはは、、、

          甘噛み 作 tukiyo

          君に会う日を指折り数えて 作 tukiyo

          君に会う日を指折り数えて、、、 作 tukiyo はじめ、、 旦那様(35)サラリーマン 今年3つになる息子と10歳も歳下の妻がいる。 この春、転勤が決まり、訳あって妻子を残して単身赴任中、真面目、男子校あがり、優しいが優柔不断でシャイ ゆり、、奥さま(25) 大学生のときに はじめと知り合い、一目で好きになる。ゆりの積極的なアプローチで二人は付き合いだし出来ちゃった婚。 明るくて陽気でお気楽オープンな性格。 (電話のコール音) はじめ 、、、あ、ゆり? 俺だよ、、、い

          君に会う日を指折り数えて 作 tukiyo

          王様の動物園 作 tukiyo

          王様の動物園 作 tukiyo (登場人物) 水本 動物園の園長、動物が好き、優しく、真面目、穏やかな性格、人も動物も生き物に接するのが好き、よく気がつく。 いったん気になるとほっとけない。 あいり 美大生、絵を描くのが好き、少し偏った性質で 動物しか描かないので、学校では浮いた存在の落ちこぼれ。特にライオンが好き。 水本 あの、、、すみません あいり はい、、、なんでしょうか? 水本 あなた、このところ、ずっとここで絵を描いてますよね、、、あ、急に声かけてごめんな

          王様の動物園 作 tukiyo

          あなたに会えたあの日の話 作 tukiyo

          あなたに会えたあの日をわたしは一生忘れません あなたの整った横顔をただ見つめて 止まってしまった時間の中で わたしはしばし息をすることも忘れて ただ、あなたに見とれて 心を奪われた その次にあなたがわたしにかけてくれた挨拶の声を聞いて、あ、この人をわたしは好きになるんだと直感した こういうの、世間じゃ、一目惚れとかいうけど そんなチープな言い方じゃ計り知れないほども、いま、この瞬間に わたしは、あなたに釘付けにされている 「これが生まれた理由だ」と 「この人と出会う

          あなたに会えたあの日の話 作 tukiyo

          果たされ無かったマルジルシ 作tukiyo

          カレンダーのマルジルシ そこにそっと指をあてた 嘘つきだなぁ、、、あなたって人は この日はわたしに全部譲るって言ったのにね、、、 いま、雨が降りだしたよ、、、あなたの街では、どうでしょうか? 濡れた道から雨の匂いがたちこめて わたしは急に泣きたくなった 遠くに稲光が見えた ひかって消えて、また、光は現れる、、、それは、音が聞こえて来なくても、たしかに、あそこにあるんだろう、、、 光るだけを感じる雷を 薄らボンヤリ眺めるわたしの膝に 飼い猫がピョンと飛び乗ってきて わたし

          果たされ無かったマルジルシ 作tukiyo

          朝が来るまで眠れ、、、

          その箱は、深い海のそこに沈んでいる 深海の底の青い青い、その水底に 人知れず、それはある、、、 蓋は堅く閉ざされたままだ 水底から、それは、はるか彼方の空を見ようと顔をあげている ゆらりゆらり ゆらりゆらり 揺蕩う水の、さらに、うえのうえ あぶくがいく粒もいく粒も この箱のスキマから立ち上り 天に続くかのようだ あぶくにはある 仕舞いきれなかった、様々な思いが軽くなりたくて、泡になってゆくようだ 僕はこわい、、、 この箱はあけちゃいけないって思う 箱が開かれてしま

          朝が来るまで眠れ、、、