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泣かない君が泣く時は 作 tukiyo
悲しいことを悲しいとは言わず
そっと微笑して君は過ごす
その瞳の奥で涙の色がくゆっている事を僕は知っている
君はいつもそうだ
いつも何かに耐えている
君がそんなふうだと
僕はますます君をほおっておけなくなる
だって、もしかしたら
微笑している
次の瞬間に君から何かが溢れ出して
君を壊してしまうかもしれないだろ
だから、僕は
そうならないように
いや、そうなってしまっても
君が消えてしまわないように
君の形が失われないように
ずっと見ていてあげなきゃって思うんだ、、、
もしも、君が形を崩して欠片になってしまったら
僕がそれを拾い集めて
夜空になげて
星屑が広がる
あの、冬の澄み渡る空の住人にしてあげる
もしも、この先に泣かない君が泣く時は
僕は君の代わりに微笑して
バカだなぁ、、、って
君の髪をそっと手ですいてあげる
その絡まりがなくなるまで、、、
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