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組織の根本課題を解決する。

こんにちは。わくさんです。
久々の投稿となりました。

今日は、僕の活動について記します。
タイトルの通り「組織の根本課題を解決する」です。

この記事を読むことで、
・組織の根本課題を解決する方法がわかります
・自分らしく行動する意味がわかります。
・巻き込み力が上がります。

具体的事例でお伝えしていきます。
3分程度で読めるのでぜひご覧ください。

僕は「自分に悩む人をなくしたい」という思いで、
企業課題の根本解決を行なっています。
テーマは、社長の右腕、離職問題、次のリーダー、風通しの良い職場
僕たちがいなくても会社が良い雰囲気で回る状態に向けて活動しています。

そんな僕が以前ご一緒した会社様の事例をお伝えします。

「もうやってられないよ。これは私の仕事ではない。」

あるお客様がおっしゃった言葉でした。

メーカーのグループ企業、従業員250名
現場で実務を長年積み重ねた
50代、人事部課長様(Aさん)でした。

Aさんは工場現場から人事に突然の異動後、
経営から組織の変革・人材の改革の指示が降りてきました。

その企業の取り巻く環境が変わり、
ビジネスモデルを変える必要があったのです。

その環境下で変化を生み出せる人材を育成する必要がありました。
大きなミッションを前にその方は途方にくれていました。
その方の上司は急な体制変更があり別業務へ。
いわゆる放置状態です。

Aさんの虚ろで諦めている表情を
今でも鮮明に覚えています。

僕はその方のモチベーションが落ちている状況をなんとかしたい。

ただ外部パートナーである僕ができることは、
・Aさんの想いを引き出し、形にする。その伴走をすること。
・自分ならではの価値はここにしかない。
・人に諦めない。

そう決めていました。

それからまず行ったことは、
Aさんの「感情の吐き出し」です。

Aさんの想いを言葉にしてもらうまで何度も何度もAさんの想いを探しました。対話し、質問し、ホワイトボードを使い、全体像を書き出し、
・この会社をどうしたいのか?
・あなた自身はどういきたいのか?


合計6時間くらいでしょうか。

何度か通じて見えてきたその方の想いは、
・「自分がこの会社に誇りを持ちたい。」
・「自分が働く環境を自分が諦めていた。」

でした。

経営が、上司が、現場が…という不平・不満が高い状態はもちろん変わっていません。ただAさんが初めて「自分が」どうしたいのかという想いが湧き上がってきました。

では、その想いをどう具体的に形にするか?
この議論を進めると次の課題が生まれました。

「現場社員がどう思っているかわからない。」

Aさんが会社の誇りを持つためには、皆が会社に誇れる状態を作ることが求められました。ただ、施策を考え実行するにも現状が見えていないことが課題でした。その方が迷い出された時、僕は改めてお伝えしました。

「では、僕が社員の声を集めましょう。
 聞くべき方、聞いて欲しい方をピックアップください。」

Aさんは、ワラにすがるような声で「お願いします。」と仰りました。
それから都内から地方まで数拠点の方とお話しをしました。

その数、15名。
・風通しが悪い。言いたいことが言えない
・管理職が役割を発揮していない。いつも不在です
・部下・メンバーとの関わり方がわからない
・会社の方針が見えない、将来の方向性がわからない
・みんな余裕がない、疲弊し残業が増えている
 ・
 ・
様々な声がありました。

その中で、今でも忘れない「ある地方拠点」の課長が、

「わくさん、皆が誇れる会社にするなら事業部長の想いを聞くべきだ」

と言われその課長から、
事業部長を紹介していただきました。

事業部長は眉間にシワを入れ、
腕を組まれ、声は重低音。
いつもすごい迫力でした。
事業部長とは合計8時間ほど話し合いました。

「小手先の何かでは変わらない。
 やはり組織のマネジメント層を変えないといけない。」


ここが課題の本質でした。

次に社長面談です。

これまで社員の皆さんの思い、問題意識を踏まえ、
僕がどうあるべきかを整理し伝えました。

社長は事業を構想することが優先度高く、
人材育成や組織文化を作ることは賛成でした。

社長と1対1で向き合って仰ったのは、
「父親である先代からバトンを譲り受けたが、
 現場社員の悩みや本音を掴めていない」
でした。

社長の願い・期待を受け止め
僕が施策にまとめました。

「わくさん、うちの社員を頼みます。」

と仰っていただいたのですが、

「社長、私がどんなに馬車馬の様に働いてもいできることは限られています。主役は社員であり皆さんです。主人公である皆さんの想いを形にする伴走者でしかありません。一緒に頑張りましょう。」

まっすぐ伝えました。

やることがまとまった時
Aさんの目頭は熱くなっていました。
安堵されたようにも見えました。

「わくさん、本当にここまでありがとうございます。
 これからもよろしくお願いします。」

と言われ、嬉しさより背筋がピンと伸び、
危機感や恐怖が芽生えました。
「こっからが本番だ」と。

Aさんの嘆きから3ヶ月経過していました。

方向性、課題、やることが明確になった頃から、
Aさんの表情、目つき、返信スピード
全てが変わりました。

ギアが入ったという感じでしょうか。
・「わくさん、こうしましょう!」
・「わくさん、ここはおかしくありませんか?」

など、どんどん前のめりになっていきました。

僕は、嬉しかったです。
Aさんの想いが表に出てきた!
よっし!
と。
それから、共に歩んで2年が経過。
目指す組織に変化してきています。

一人の方の想いが僕を動かしました。

何よりも嬉しかったのは、
Aさんの想いを知れたこと。
想いを言葉にして、動き出されたこと。
当事者となられたことでした。

人は誰しも想いがある。

普段見えていないだけ。
だからこそ、想いに気づき歩んで欲しい。

そのために僕もはこれからも
組織の根本課題と向き合い解決まで伴走します。

<まとめ>
今回の事例で進めたステップは以下の通りです。

1)従業員の本音を伺う(ホンネインタビュー)
2)人・組織の課題を明らかにする(分析)
3)社長に解決策を提言する(起案)
4)マネジメント層の意識を変える(研修)
5)マネジメント層が職場の風通しをよくして、
  目標達成できる行動に変化する(コーチング)
6)組織と個人の想いを重ね合い
 主体的に活躍できる個人を作る(研修)
7)目標達成に向けて職場実践PDCA(コーチング)

僕はホンキジクを通して迷う人をなくしたい。
コーチングがコミュニケーションとして
当たり前になる活動を積極的にしていきます。
最終ゴールは、コーチングをなくすことです。

そんな僕がなぜ今の事業をするようになったか
その理由を記載した書籍を先日出版しました。

コーチング実績20,000人、リピート率98%の実力派ミッションコーチ・和久田 恵太郎初の書籍が出版決定。20,000名以上のコーチングを通してわかった、これからの時代を生きるための人生の在り方とは?自分らしさを見つけて人生を変える、10のメソッドを公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000124124.html

最終目標を実現するために。
日々の活動を積み重ねていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

僕は、自分の体験をもとに向き合った気づきをツイートしたり
音声配信しています。「自分との向き合い方を通して、あなたらしく進むためのマインドを整え方」をお届けしています。ご覧いただけたら嬉しいです。
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普段は企業向け、個人向けの講師やミッションパートナーとして株式会社ホンキジクの代表として活動しています。
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