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ジェンダー平等の時代。男性受刑者にも化粧水を。時代に合わなくなってきている紅白歌合戦。児童生徒の水着や体操服も男女差無しに。昔の男子は廊下で着換えさせられてきた。還暦男性も、顔に化粧水塗ったり、ヘアセットをしたりしよう。

■受刑者も男女平等に
 先日の報道で男性受刑者も 刑務所で化粧水等が支給されるというものを見た。
 それまでは、女性受刑者だけにそういった化粧品関係のものが支給されていたそうなのだが、今後は、男性受刑者にもそういったものが支給されるようになるとのことだ。
 ジェンダーのことがいろいろ言われて久しいのだが、考えてみればそれ――受刑者への化粧品等の支給のこと――は当たり前のことである。
 男女どちらも同じ人間なのに、女性にはそういった肌のケア商品が支給され、男性には支給されないというのは、やはり不平等な扱いだ。
 今頃それが実施されるなんて、あまりにも遅いって感じがすることではあるが、男性受刑者にも肌化粧品等が支給されるようになったことは、大変好ましいのではないかなというふうには感じている。

■もはや時代錯誤の年末歌番組
 いまだに「紅白歌合戦」という題名の歌番組が毎年大晦日に行われているのだが、「男対女」という図式――これを令和の今になってもやってるのかということである。
 まあ「紅白」歌合戦という、もうタイトルからしてそもそも「男対女」っていう図式になっており、長寿番組ではあるが、もう明らかに時代に合わないなという感じである。
 2023年の年末の紅白歌合戦では、そういった「赤組対白組」といった対決の図式、構図はほとんど番組中では描かれていなかった。
 ほんと最後の方に申し訳程度に赤と白どっちが勝ったかということが描かれたわけなのだが、本当に、なんで審査員がいるのかとか、テレビ視聴者の得票どうだとか、そういったことはもう意味がないし、赤組に男性アーティストがいたり、白組に女性アーティストがいたりすることも普通だ。
 私の子どもの頃は、男女混合グループが紅白歌合戦に出る場合、「どっちに出るんだろう?」と要らぬ心配をしたものであった。
 例えば白組にそういった 男女混合グループが出た時なんか、「ちょっと 女性メンバー気の毒だなあ」などと思ったりしたこともあったのだが、今はそういったことはほとんどない。
 というかいろんなネットでの、なんか申し込むときなんか見ても、性別で「男」と「女」以外にも「回答しない」とか「その他」 といった項目があるのが今は普通だ。
 性別についても多様性が認められているこのダイバーシティな時代において「紅白」歌合戦といった番組を行うことって一体どうなのかなという思いではある。

■小学校に昔からあったいろいろな男女差別
 私が子どものころは、本当にいろいろ男性と女性の区別があったものだ。
 ランドセルは「男は黒」、「 女は赤」が当たり前だった。
 あと、いや、本当にひどいもんで、私が小学生の頃、体育の着替えなどは、女子は教室なのに男子は廊下という風になっていた。
 まあ、本当に今にして思えば、これ明らかな男女差別であり、「男なんかもどうでもいいだろう」っていう感じで、廊下で着替えさせられ、他のクラスの女子とかが、廊下を通ったり、他の男女の教員とかがもう普通に歩く中で着替えなければいけなかったわけで、当時子どもだった自分も「男だからしょうがないか」という思いで着替えてはいたんだが、本当に思えば変な話であった。
 そういったことが、今はほんと是正されて、教室の中には仕切りのカーテンが引かれて男子と女子が教室の半分ずつを使って着替え、廊下のドアの窓には覆いが被せられるといったことも普通になってきたので、それはとても良いことかなという風に思っている。

■水着や体操服もジェンダーレスに
 それから あと水泳で使う水着だが、今は太陽の熱も激しいので 肌を保護するという意味もあって 男子も 上半身を覆う「ラッシュガード」といったものを着用するのが増えてきた。
 女子もまたワンピース型じゃなくて 上下セパレート型の水着を着用する児童生徒が増えてきた。
 上下セパレートだと、トイレに行く時、女子も楽なのだ。
 なので、男子も女子も同じような水着を 今は着るというケースも多くなってきている。
 21世紀になった頃から体操服における女子のブルマも廃止された。
 男子もまた、あのあまりにも短かすぎる短パンで、股間からはみ出してしまうような、そういったことがあって、男子は実に短パンが嫌だったのだ。
 あの短パンとブルマといったものが今 廃止されて男女ともに体育でハーフパンツを着用するというようになったの も、良いことかなと感じている。

■高齢男性もスキンケア
 あとそれから まあ 私は還暦にあるわけなんだけれども 朝は髭を剃ったり 化粧水を塗ったりして スキンケアを行うのとともに髪型を整える、きちんとヘアセットをしていくといったことも考えている。
 まあそうやって 周りの人にも不快感を与えないということを心がけることも大事かなと。
 また歳をとってくるとただでさえ 容姿が衰えてくるので、まあ若いうちだったら何もしなくても綺麗なんだけれども、年を取ってくるとそういうわけにはいかないので、そういったことも気をつけなければいけないのかなという風に感じている。
 女性の方は割とこう 年齢を重ねてもきちんと 化粧する習慣とかあるんだけれども 男性っていうのは、この、結構もう 顔なんか、「起きてそのまま来たの?」みたいな人が、私と同年代の人に居て、「いや 化粧水 顔に塗ろうよ」とか、「クリーム 顔に塗ろうよ」とか思う感じの人がいる。
 さすがに学校の教員やっていて、頭ボサボサ って人はまずいないんだけれども、やっぱ 髪の毛も整えて顔にもちゃんとクリームぬり、顔に艶を出すというやつは大事だな。
 顔に艶があると 運気も上がるというのもあるので、そういった意味でも本当に心がけるのが良いのかな っていう風に感じている次第だ。

■「男だから」「女だから」「男らしく」「女らしく」の時代ではない
 それから 昔はあの「男子は女子を守れ」といったような教えがあったと思うのだ、もう これも今は違うな。
 「人に優しく」
 「男性が女性に優しく」じゃなくて、もう 男女関係なく 性別関係なく「人に対して優しく」。
 だから、本当に、性別とか、障害の有無とか、人種とか、そういった様々なことに関係なく、他人に対して優しくあると。
 そういったことが大事なのかなという風に感じている。
 「男だから」とか「女だから」とか「男らしく」とか「女らしく」とか、あと「若者らしく」とか「年寄りらしく」とか、そういったことも 本当 決めつけ に当たるので、その辺は自由に生きていく。
 そういったことが 令和の世の中になって、だんだん 認められるようになってきたことは良いことなのかな。

■戦争下においても差別は無くす
 それから私は戦争肯定論者ではないんだけれども、今の諸外国の徴兵制度というのはどうなんだろうか。
 戦争に行くのは男性が当たり前というような風潮があるんだけれども まあ これもほんと 男性だけにそういったことを強いるというのは問題ではないかと思ってる、
 戦争自体が もちろん 問題なんだけれども。
 そしてまた、戦争を引き起こす場合 ほとんどが男性の政治家ということも事実としてはあるんだけれども、徴兵制度において、戦争において、兵士として、男性だけにそういったことを行うということは、やっぱり 当該の国の男性 国民にとっては非常に 気の毒というか大変なことであるし、そういったことでもやっぱり ジェンダー 男女共同 というのは、推し進められるべきなのではないかな という思いはある。
 って言うか、もちろん、その大前提として戦争を行わない――ということが一番大事なことなのではあるけれども、そういったことで今回はいろいろジェンダーのことについて考えてみた。

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