とよだりえこ

チューイチョーク株式会社の中でただただふらふらしています。オハコルテをしている会社です…

とよだりえこ

チューイチョーク株式会社の中でただただふらふらしています。オハコルテをしている会社です。子どもは3人です。作ったり書いたり作ったりしていられれば楽しく生きていられます。毒にも薬にもならないことを書きます。いつでもお茶とおやつを欲しがります。

マガジン

  • 保存記事

  • フルーツタルト専門店[oHacorté]をつくった話

    オハコルテをはじめた頃の話を思い出しながらつらつらと書いています。 情けない話が多めに入っているので、有料にさせてもらいました。 いるのかいないのか分からないけれど、コアなオハコルテファンのみなさまへ。

ストア

  • 商品の画像

    壁動物:ヘラジカ

    陶のヘラジカ。壁にかけられようになっています。(釘やネジをお使いください。)白い陶土に白い釉薬を掛けて焼成しています。w11cm×h9cm
    ¥22,000
    Atelier Noocrie
  • 商品の画像

    壁動物:ハイランドキャトル

    陶のハイランドキャトル。壁にかけられようになっています。(釘やネジをお使いください。)白い陶土に白い釉薬を掛けて焼成しています。
    ¥23,000
    Atelier Noocrie
  • 商品の画像

    壁動物:ひつじ

    陶のひつじ。壁にかけられようになっています。(釘やネジをお使いください。)白い陶土に白い釉薬を掛けて焼成しています。約8.5cm × 約7.5cm
    ¥23,000
    Atelier Noocrie
  • 商品の画像

    壁動物:ヘラジカ

    陶のヘラジカ。壁にかけられようになっています。(釘やネジをお使いください。)白い陶土に白い釉薬を掛けて焼成しています。w11cm×h9cm
    ¥22,000
    Atelier Noocrie
  • 商品の画像

    壁動物:ハイランドキャトル

    陶のハイランドキャトル。壁にかけられようになっています。(釘やネジをお使いください。)白い陶土に白い釉薬を掛けて焼成しています。
    ¥23,000
    Atelier Noocrie
  • 商品の画像

    壁動物:ひつじ

    陶のひつじ。壁にかけられようになっています。(釘やネジをお使いください。)白い陶土に白い釉薬を掛けて焼成しています。約8.5cm × 約7.5cm
    ¥23,000
    Atelier Noocrie
  • もっとみる

最近の記事

  • 固定された記事

うつわを売らない陶作家を始めます。

20年と少し前のこと。 陶芸が好きで好きで、大学を卒業したらなんとしても陶芸で生きていきたいと思っていました。 ですが、まあ人生はローリングストーン、思わぬ方向にばかりころころとよく転がるものです。 私はうつわを作ることが好きでした。 高校生の頃に陶芸を始め、大学生活のほとんどをかけて夢中になりました。轆轤を挽くのがたまらなく好きで、アルバイトの時間以外、一日のほとんどを轆轤の前で過ごしていたくらいです。(普通の大学生だったはず) 食にものすごく執着があるので、当然うつわも

    • 学校には行くといい、と思う話。

      学校は世の中の「つまんないこと」を体験しに行くところ。 毎日おんなじことの繰り返しだったり 先生に理不尽なことを言われたり 友達同士のくだらないいざこざに巻き込まれてみたり それを解決したり解決できなくてモヤモヤしたり そのすべてが学校に行く理由になりうる。 毎日がつまらないという経験。 友達とうまくいかないという経験。 普通で面倒くさくて鬱陶しい、という経験。 それはただの練習で、それを知っていることは本当に大切。 その合間に自分の好きなことを見つければいいし、素敵な大

      • 「本は友達」なのだった、という話。

        おしゃべりするみたいに 本を読む 呼吸するみたいに 言葉を紡ぐ 健やかに 強かに 柔らかく。 急に、ふたたび、本を読むようになりました。 10年ぶりに。 最初の出産からこのかた、本を読むことから遠ざかっていました。正確には本が読めなくなったと言うべきかも。少し読んでみてはすぐ眠くなったり、全く内容が理解できなくて混乱したり、自分は本を読むことが大好きだと思っていた私にはなかなかのショックで、ますます本を読まなくなり、ついには「本を読むことが苦手」という烙印を自らに押すほどに

        • 安心が欲しかったんだよねという話。

          ワクチンの集団接種(1回目)を受けてきました。 私が痛みに鈍感なせいか、あ、という間に終了。 腕は痛いけれど、そのほかに絞り出すような不調はなし。ひとり漏らさず寝込むのかと思ったら、注射してくれた看護師さんが「1回目で熱が出るのは2%くらいですからねー」と。肩透かし。 しかし、問診のお医者さんに「37.0度ですね。ちょっと高いですかね」と聞かれ「先生、更年期だと平熱が高くなったりしますか(本当に気になっている)」と関係ない相談を持ちかけ、「すみません。ぼく小児科医なんです。」

        • 固定された記事

        うつわを売らない陶作家を始めます。

        マガジン

        • 保存記事
          14本
        • フルーツタルト専門店[oHacorté]をつくった話
          6本
          ¥350

        記事

          8月9日

          東京で一人暮らしを始めた頃、母からの荷物に入っていたレシピ。もう風化してしまいそう。 
今日は母の命日。24回目、かな。私の誕生日のちょうど1ヶ月前。 涙声の叔父から電話があったのは何時ごろだったかな。暮れかけてもまだ暑さがまとわりつく夕方だったような。熟れかけたバナナをどうしようか一瞬頭を過ぎったような。その夜は眠れたんだっけ。どうやって空港まで行ってどうやって飛行機に乗ったんだろう。記憶はどんどん曖昧になる。 悲しいとか寂しいとかそういう感情も少しずつ形が変わって、切り離

          表現活動は広くていい、推敲活動もあり。

          お久しぶりのnoteです。 私はいろいろを同時進行するってことがどうも上手くない。 読んでくださってありがとうございます。 陶作家になると宣言してみたものの、はて。 私は宣言したきりで作家にはなっていないと思っていました。 だってまだ制作物をどこでも誰にも売っていないから。 ちまちま作って焼いては自分で眺めて身につけて、いいなーとか、わーいとか喜んでる。 それがとても居心地悪かった。私まだ始めてもいないのにな、って。 この数日、私は私の時間軸で生きていない!こんなの私の人

          表現活動は広くていい、推敲活動もあり。

          もうすぐ100日、のここで。

          いったい何を守っているのか分からなくなるような、頑なで視界のよくない日々が続く。確実に浮き足立っている。 私自身のことだけで言えば、年中自粛中みたいな生活なのだけれど、この半年はだいたい小さな人たちが24時間傍にいる暮らし。 薄々知ってはいたけれど、私は気配の圧があるのが少し苦手なようです。 苦手、はちょっと違うかな。 前に、人前で鏡が見れないということを書いたけど、それと同じで、傍に人がいると自分の内側を覗けない。 それがまあ、長いこと書かなかった言い訳です。 さて、日々

          もうすぐ100日、のここで。

          オハコルテができるまで⑥不思議な月いち雑貨店[oHaco]の話。

          月の最終土日にだけ開店することになった月いち雑貨店[oHaco]。 ちょうどブログが一般的になってきていて、沖縄でも新しい店がオープンすると必ずブロガーのみなさんが反応する、という、個人店にはすごくありがたい現象が起こるようになっていました。gokanサイクルの頃はチラシ配りくらいしか宣伝方法がなかったというのに。 この違いは本当に大きくて、えらく分かりにくい場所にあることと月に2日間しか開店しないという、それまでならマイナスにしかならなかったはずの要素が、インターネットの中

          オハコルテができるまで⑥不思議な月いち雑貨店[oHaco]の話。

          20年ぶりに「あのころの私」と再会した。大好きだったあの子。

          気恥ずかしいような すこしの戸惑い 静かに心打ち震える喜び 通常業務 の日々。 作陶を再開して、日々粘土を触っている。 「毎日つくる」という自分との約束を守るようになって39日が経ちました。今日は40日目。 はたと。私の日常がままならなくなっている。 洗濯は滞りがち、部屋は散らかり気味だし、歯医者の予約も子どもたちの予防接種も先延ばし。noteの記事を書く頻度もがくんと落ちた。 すっかり習慣になったはずの早朝ウォーキングにも出かけなくなって。 ああそうだった。 私ってこ

          20年ぶりに「あのころの私」と再会した。大好きだったあの子。

          やっぱり雑談はいいねえという話。サクちゃんと話しました。

          「サクちゃん聞いて」に参加して、桜林直子さん(以下、あえてサクちゃんと呼ばせてもらいます)と雑談させてもらいました。 その、感想のようなもの、を。 サクちゃんに関してご興味おありの方は検索してださいね。 (notoで、がいいです) とてもよい具合の文章を書いている、私の好きな人です。 私はオタク気質ではないので、「好きな人」という時にほんの少しでも相手の同意がある前提でないと不安になります。(オタク気質の認識を間違えてる気もする) 今回、直接(ズームだけど)お話しできたこと

          やっぱり雑談はいいねえという話。サクちゃんと話しました。

          よかったさがしと赤ずきんちゃんの夢の話。

          5歳の娘はもうずっと長いこと「葛藤」の只中にいる。 娘は幼い頃の私にとてもよく似ている。 頑固で意地っ張りで見栄っ張りで自己主張が強いのに、ものすごく恥ずかしがり屋なのである。誰よりも愛されたいのに、愛されたいと素直に表現できないから、いつも本心が上手く伝わらなくて、なんだかいつもうまくいかない。頭の中にいつでも自分だけの空想が渦巻いていて、その世界にどっぷり入り込んでいたい。で、周りが見えなくなった末に兄弟喧嘩になったり怒られちゃったりする。そのくせ学校では大人しい優等生で

          よかったさがしと赤ずきんちゃんの夢の話。

          オハコルテができるまで⑤月に2日しか開かない雑貨店を始めた話

          この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

          オハコルテができるまで⑤月に2日しか開かない雑貨店を始めた話

          マガジン限定

          悲しみに種を植えていく、こと。

          前回の記事を書いた2日後、我が家の老猫しじみはすーっと消え入るように息を引き取った。 激しく苦しむのでもなければ、嘔吐も粗相もしないで、ただじっと静かに呼吸しながら、時々にゃあと私たちを呼んだ。大きなまんまるの目は子猫の頃と変わらず最後まで澄んでいて、ただその時を待っているようだった。 「いかないで」と「もういいよ」を行ったり来たりしながらたくさん泣いたけれど、結局私たちもしじみの強い覚悟みたいな空気の膜の中で一緒にその時を待った。 たぶん、とてもよい最期だった。 しじみが

          悲しみに種を植えていく、こと。

          猫のしじみの話をします。

          うちの猫、しじみ。17年一緒に暮らしています。 17年前に住んでいたオンボロ一軒家の近所で生まれた野良猫で、兄弟たちは警戒して近づいてこないのに、しじみだけは手のひらに乗るくらいに小さな時から毎日開け放した掃き出し窓の前で「入れてくれ」とないて、家の中で我が物顔して私たちの後をよちよちと付いて回ったり傍に寄り添ってじっとしていたり。特別な何かで私たちは初めから通じていました。 毛の根本が真っ白で外側は黒い小さな塊が床でちんまりと丸まっている様子を見て「しじみ」とい

          猫のしじみの話をします。

          変化の渦の中でもやもやしてないで、全然関係のない話をしようかな。

          休校が始まってからの自粛生活も3ヶ月目に突入し、なんだかこっちが日常なんじゃないかと思うくらいの毎日。 長男はすっかりオンライン学習のリズムを掴んで朝イチで課題をこなし、毎週のオンラインホームルームを楽しみにしています。のりさん(夫)が1日に何件もこなしていたミーティングも全てオンラインになったし、たまの飲み会もオンライン。移動しなくていいし、お酒を飲んでも帰りのタクシーの心配をしなくていい。 不謹慎を承知で言うと、コロナが未来をものすごい勢いで引き寄せてきました。これはと

          変化の渦の中でもやもやしてないで、全然関係のない話をしようかな。

          日常に戻りたかった私と非日常を受け入れることにした私が今いるところ。

          週に一回、気晴らしにドライブするくらいで、ゴミ捨て以外は外に出ない毎日。とても小さいマンションの部屋で家族5人、方舟にでも乗っているような気分で暮らしている。 安心できる繭の中にいるような、陸地から遠く離れた大海原にゆらゆらと浮かぶ不安な気持ちも感じながら、とても不思議な時間が流れている。 沖縄は今週ずっとお天気が悪いらしい。 雨の日は孤立感が際立つね。 休校中の長男と登園自粛中の下の二人、子どもたちがみんな家にいるからというのは言い訳だけど、このところ書くという気分にも

          日常に戻りたかった私と非日常を受け入れることにした私が今いるところ。