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透明は静かに満ちる

昔から「作り込まれた世界」
に触れることが好きで

例えば映画を例にするなら

画面の端にちょっとだけ映るような
こまごまとした小物や
登場人物が身につける衣装、
食事の場面などの暮らしのようす、
街並みのような風景など

人びとを取り囲む衣食住の一つ一つが
丁寧に、彩り豊かに表現されている作品に
心を惹かれてしまいます。

一度見てストーリーやお話の展開が
分かっていたとしても

そこでしか味わえない雰囲気や
独特の空気感のようなものに
浸ること自体が心地よくて

そんな癒しのひとときを求め
作品を見返すことも多いです。

みなさまの中にもこんな風に

何度も帰りたいな、とつい思ってしまう
お気に入りの場とも呼べる作品を

心の中にお持ちの方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

映画に限ったお話ではなく
小説や漫画やドラマなど
いろいろな娯楽に当てはまるものかも
しれませんが、

ハンドメイドの作業のかたわら
YouTubeを流す時間が増えた
最近の私にとって

この楽しみを味わう新たな場が
動画の世界になりつつあります。

最近すごく楽しみにしているのが
「透明愛好家」さんという方の投稿動画で

お名前のとおり「透明」を
こよなく愛されている方なのですが

透明を取り入れたオリジナルスイーツを
製作されていたり

季節に合わせた暮らしの様子や
おすすめの音楽などを
動画で配信されています。

特に透明を取り入れたスイーツは
これまでにない
幻想的な雰囲気のものが多くて

スイーツを味わうよりも先に

その姿かたちに
「見惚れる」経験をしたのは

きっとこれが初だったろうと思います。

特にお気に入りなのが
夏の青空を透明感たっぷりに再現した
入道雲のゼリーケーキと

金木犀のジャム入りの
「琥珀糖」というお菓子を作る動画です。

入道雲のゼリーケーキは

淡いスカイブルーのゼリーの中に

真っ白な雲をイメージした
もくもくと立体的なゼリーが
ランダムに浮かんでいて

冬へと向かうこの時期に見ても
晴れた夏空を鮮明に思い出させるような、

見る人の心を
一瞬で夏へと連れ戻してくれるような
不思議な力を感じます。

どれだけ手を伸ばしても
触れることはできない空と雲が

手のひらで包めるほどの大きさの中に
ぎゅっと閉じ込められていて

しかもそれをスプーンですくって
「食べる」ことができる、

こんなに夢のあるスイーツって
今までにあっただろうかと
スイーツ好きの身として感動してしまいました。

もう1つ、
金木犀入りの琥珀糖の動画の方は

琥珀糖の中にちりばめられた
金木犀の欠片の1つ1つがきらきらしていて
まるで金箔みたい、
と感じたのを覚えています。

透明な中にあるものは
すべてがきらめいて見えて
なんだか宝物のように思えてしまう、

そんな部分も
透明という色彩の魅力なのかもと
考えたりしてしまいました。

こちらはアレンジレシピとして

細かく切り刻んだ琥珀糖とソーダ水を
混ぜて作る「ゼリーポンチ」も
紹介されていたのですが

しゅわしゅわ儚く消えていく泡と
砕けた宝石のような琥珀糖の組み合わせも
本当に、夢みたいな綺麗さで。

改めて言葉で表現しようとすると
うまく言い表せないのがもどかしいくらい

強く心に焼き付く、
詩的で美しい雰囲気をまとった
スイーツばかりなのです。

製作過程の途中でも
魅入ってしまうシーンが多く、

ガラス鍋に陽が当たって
輝きがテーブルに反射している様子や

透明な水が材料と混じりあい
次第に色づいていく繊細な色彩の変化、

型から外れたばかりのゼリーの
生まれたてのつるんとした質感など

ひとつひとつの過程から生まれる
一瞬の美しさがこぼれることなく
画面のなかにおさめられていて

目を離すのがもったいない、と思うほど。

透明愛好家さんが作る世界には
静かな透明が隅々までいっぱいに、
ひたひたと満ちていて

そのなかできらめく景色を
ゆったり眺めているような気分になります。

次々と目を楽しませてくれるような
「カラフル」な世界もいいけれど、

こんなに優しく、静かで、おだやかな
透明に溢れた世界に浸る時間も

人生の癒しの一部として
大切にしていきたい、なんて思います。

最後に今回のお話に合わせて

クリアカラーのガラスビーズでお作りした
アクセサリーのご紹介を
させていただきますね。

透明愛好家さんの動画に触れるたび、

「透明」ってきれいだな…という感情が
だんだん強くなり、憧れがつのるなか

そういえば自分の作品の中にも
透明っぽいものがあった!と
こちらの作品を思い出して

ちょっと嬉しくなった記憶があります笑

こちらのネックレスは
元々パールでお作りしたバージョンも
ございまして、
季節問わず人気のお品だったので

イメージ違いのものを作ろうと
パールの代わりに透明なガラスビーズで
お作りをしてみました。

作品名としてつけた
「ガラスのレース」というワードも
結構気に入っていて、

脆さと美しさを兼ね備えた
「ガラス」というお素材と

優しく扱わなければ、
と思わせてしまう繊細さが魅力の
「レース」との組み合わせが

すごくマッチしているように
個人的には感じています。

主役は3つ並んだ大粒のガラスビーズで

光をぎゅっと閉じ込めたような、
「光の粒」とでも表現したい
ジュエリーライクな存在感が魅力です。

こちらのビーズはプラスチックではなく
本物のガラス製なので

水をたたえたような
しっとりと澄んだ輝きが特徴で

みずみずしい質感を
粒の内側から感じることができます。

その下には
2~3ミリ程度の小さなガラスビーズを
ドレープのようなシルエットになるよう繋ぎ

ミニレースのような形になるよう
仕上げています。

これだけ小さなサイズであっても
一粒一粒が忘れずにきらめきを
添えてくれているところが

光をよく通すガラスというお素材の
最大の魅力だな、とも思います。

ガラスたちの合間にちりばめられた
ゴールドの極小ビーズも

透明な中に金色が
浮かびあがっているように見えて
繊細で品のある雰囲気を後押ししています。

実際に着用すると
トップスのお色や柄が
そのまま透ける感じになるので

合わせるアイテムによって
色々な雰囲気を楽しめますし

首回りに透明感を添えるイメージで
お使いいただきやすいお品かと思います。

特にこれからのシーズン増える
秋冬用のもこもこ素材や
厚手の重厚感があるお洋服には

ガラスのような全く異なる質感の
アクセサリーをポイントで合わせると

ミックスされた質感の違いで
こなれたお洒落感を出してくれそうです。

透明、というと
一般的には夏らしいイメージが
あるように思うのですが 

透明愛好家さんの動画からは

春夏秋冬それぞれに映える「透明」を
感じることができて

1つの季節にぴったり、というよりは
すべての季節がもつ美しさを
同様に引き立ててくれる
特別な「色」なのだと気付いて

そんな思いもあり冬間際のこの時期に
記事として残してみました。

貴方が歩むすべての季節を
この透明が側で彩ってくれたら、
という願いも込めて
お届けしたいなと思っています。

今回も下記に
リンクを貼らせていただきますね。

ご興味を持って下さった方はぜひ
詳細もご覧いただけたらと思います♪

◆ミンネ↓
(作品写真の画質が一番綺麗でおすすめです。
会員登録無しでもお買い物が可能です)

◆クリーマ↓
(すべての作品をご紹介している
メインの販売サイトです)

◆メルカリshops↓
(メルカリユーザー様に特におすすめです。
こちらは送料込みのお値段です)

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

記事の中でふれた
透明愛好家さんの動画もそうなのですが

自分が心から「綺麗」と思えるものに
出会えたときは
本当に心の栄養になるというか、

大げさに聞こえるかもしれないですが
生きててよかった、くらいの
気持ちになることも多いです。

この世界には
もっと綺麗で、素敵で、輝いていて、
見た瞬間心を奪われてしまうような
「素敵」が沢山眠っていて

そういうものと出会う楽しみは
まだまだ終わらない、という確かな希望を
もらったような気がして。

たしかに辛いことも苦しいことも、
数えあげればきりがないくらい
沢山あるけれど

出会い続ける素敵なものが
私を根っこから支えてくれている、と
思います。

みなさまは最近、
どんな心をときめかせてくれるものとの
出会いがあったでしょうか。

もうすぐ慌ただしい
師走の月に入りますが

心をときめかせ、
日々を彩ってくれる存在を愛でつつ

残り少ない2022年を楽しんで参りましょう♪

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