ラジオがオーストラリアに社会に溶け込む良ツールであるわけ。国営放送局ABC Radioは英語学習にも効く!
約100人に40人、実に約1000万人の人が日常的にラジオを聴くというデータが出ているオーストラリア。
下のグラフは「ラジオは日常生活で重要な位置を占めていますか?」という問いに対して答えた割合を示したものなのですが、36%が「Yes」と回答しています。
*出典サイトはコチラ。
こんにちは、ゆうです。今日はオーストラリアのラジオ事情と、国内で一番聞かれている局「ABC radio」についてご紹介します。
音声情報だけのラジオよりも今どきYoutube様だよねとラジオの立ち位置を低く見積もりがちですが、まだまだオーストラリアではラジオの立場は強いようです。
単純計算ですが、留学して毎日新しいオーストラリア人に話しかけるチャレンジをしていれば、一週間に約3日はラジオネタで話が弾むということになります。
もう少し詳しくグラフを見ると、「Employed-full time(会社勤めの人)」の4割がラジオを聞くと出ていますね。
なぜかと言うと、オーストラリアはその広大な国土から車社会になっており、移動中にラジオを聞く人が非常に多いのです。
私は4年間オーストラリアに住んでいた経験があり、色々なオーストラリア人と一緒にドライブを楽しんだのですが、大体誰もがお気に入りのチャンネルの1つや2つは持っていました。
ちょっと古い統計なのですが、オーストラリアでは1人あたり毎日平均1時間半を車の中で過ごすそう。(出典はコチラ)なるほど、それだけ長く車の中で時間を過ごしてラジオを聞いていればよく聞く局には愛着が湧くというものです。
といった事情を背景として、最も聞かれているチャンネル「ABC radio」の紹介と私の英語塾でも採用している「ABC radioを使った英語学習法」を公開します!
1.ABC Radioとは
日本で言うところのNHKに相当する国営放送局で、Australian Broadcasting Corporationの略です。
NHKも教育番組から、スポーツ、お料理番組まで多彩なプログラムを展開してるように、ABCも幅広いジャンルを扱っています。
ニュース番組はもちろんのこと、
フットボールやクリケットを解説するオーストラリアらしいチャンネルがあったり、
オーストラリアのカントリー音楽チャンネルがあったりと、スピーカー一台からオーストラリアの多彩な文化に触れることができます。
余談ですが、オーストラリアの友達とドライブに行くとき、話すネタに困ったらラジオについて語ると場が持ちます。カーラジオで固定されているチャンネルにその人の人柄が出て、ちょっとした人間観察にすらなりますね!?
類は友を呼ぶ、、、のでしょうか?私はクラシック音楽が好きなので常にABC Classic FMを聞いていましたし、ネット越しでラジオを聞けてカナダにいる今でも聞いています。オーストラリアの友人たちの多くも、車の中のラジオのチャンネルはABC Classic FM固定の人が多かったです。
この記事の後の方で扱うのですが、オーストラリアは移民大国であるため、英語学習のチャンネル「Behind the News」も整備されており、日本人学習者にとっても無料で使える高品質なありがたい教材です。
色々と語りたいことはあるのですが、まずは「これだけは外せない!」という名物チャンネルの紹介をさせてください!
2.オーストラリアの紅白歌合戦は「Tripple J」で
ABC RAdioの音楽番組と言ったら、Double Jで、こちらは大人向けの音楽番組となっております。
しかしどうも若者には気性が落ち着きすぎていて受けが良くなかったため、若者音楽に特化した音楽チャンネル「Triple J」が生まれました。
ワーホリや語学留学に行って、同じ年代の人たちと仲良くなりたいなーという人は要チェックのチャンネルですよ!
さて、このTriple Jなのですが、毎年1月26日のAustralian Dayという祝日で、過去一年に流行った音楽を100曲流す「Hottest 100」というイベントを行っており、多くのオーストラリア人に親しまれています。日本で言うなら紅白歌合戦のようなイメージです。
なぜに1月にアイスクリームの絵?と思うかもしれませんが、南半球にあるオーストラリアでは1月は真夏です。だから、新曲という意味でのHotと真夏という意味のHotを掛け合わせてこのような広告が生まれたのでしょう。
もしこの時期にオーストラリアに居るようでした、是非ダイヤルをあわせてきいてみてください。きっと多くのオーストラリアンと後日話が弾むはずですよ。
3.隠れ優良英語学習教材「Behind the News」
最新のニュースで英語を学ぶことをコンセプトにしたABC運営の英語学習サイトです。
あまりに良くできているため、私が運営している英語塾でも導入しているサイトですなのですが、
というサイトで、特にシャドウイング学習をするのにあたり真価を発揮してくれます。
試しに1つ一緒に見ていきましょう。
動画には字幕がついており、
スクリプトや教師用のマテリアルも完備されております。
試しに教師用のPDFを開けてみると、
この様にクラスルームで即使えそうなアクティビティがPDFのページ3ページに渡って用意されています。
もはや神サイトと呼ばずして何と呼ぶ!?
ABCに大感謝です。
更新頻度も高めで、最新のニュースを英語で話したいなとい人は表現をストックするのに最適です。
今オーストラリアにいたり、これから行くという人は、是非Behind the newsを使って英語だけではなく会話のネタもストックしてみてください。
おわりに
国民の10人に1人が聞く国オーストラリア。話が合うかどうかは英単語や文法の理解よりも、ネタの共通項の多さだと考えます。オーストラリアに行く人・いる人はその意味でラジオを日常習慣のなかに取り入れてみることを是非オススメします。
いきなりガチのネイティブ向けのニュース番組が難しかったら、英語学習者にとっつきやすくしてくれてあるBehind the Newsから始めてみてください。
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