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【保存版】英語の文を一瞬で光らせる、指輪的テクニック6選。TOEICやIETLSを受験する人向け。

こんにちは、ゆうです。

ただの平凡な指でも指輪をハメてしまえば注目を集める指に変わるように、そこそこの英文でも、採点者の目を引きつけてしまうような文的指輪を文章にはめることができれば、点数は2割くらい上がるかも知れません。

今日はそんなテクニックを6品とり上げていこうと思います。

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すぐにはめることができるというのが指輪の美点であるように、読了後すぐに使うことができるテクニックであるというのがポイントです。

特に、IELTSやTOIEICなどの「自分の意見を述べなければならない問題」で試験官の目を引くのに有用であると考えています。

例えばこんな問題達。

【TOEICのサンプル問題より】
There are many ways to find a job:
newspaper advertisements, Internet job search Web sites, and personal recommendations. What do you think is the best way to find a job? Why?
(仕事を探す方法は、新聞の求人広告、ネットでの求職活動、コネなど様々ですが、最も効果的な仕事の探し方は何だと思いますか?またそれはなぜですか?)
【IELTSのサンプル問題より】
Very few schoolchildren learn about the value of money and how to look after it, yet this is a critical life skill that should be taught as part of the school curriculum. Do you agree or disagree?
(お金についての知識は学校では全然教えませんが、社会に出てから必須の知識のはず。学校でお金についてもっと教えるべきだ、と言ったら賛成ですか、反対ですか?)


自分の意見を述べるタイプの問題で威力を発揮すると書いた理由は、このようなタイプの問題の模範解答を200個ほど分析したからです。分析したのは主にIETLSですが、IETLSは9点満点で、模範解答でも「6点取れれば良い人向けの模範解答」「7点取れれば良い人向けの模範解答」「8点用」「9転用」とグレードが異なります。様々な種類がある中でも、8点~9点取りたい人向けの解答だけを分析しました。

そのため、

・高スコアを取りたい人にとっても、
・英語初心者感を消したいにとっても、

何かしらの参考になるかと思います。


1.文頭に追加説明

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例文の「It's not a bad idea.」単体でも意味は通じますが、中学校レベルの文章に見えてしまい映えが悪いです。そこで、余分な一言を捻出して、apart from the costを加えてみました。

するとどうでしょう!

Apart from the cost, it's not a bad idea.
(コストを除けば、悪くない考えです。)

it's not a bad ideaよりも中学英語臭さがなくなり、映えが良くなりました。

ある程度英語ができる人から見たら、基礎的すぎて大したことないかもしれませんが、次の基本姿勢「余分な一言は議論に正確性を与え、得点に繋がる」ということを頭の片隅に入れた上で、加えるフレーズのレベルを上げていきましょう。例えば、

Ignoring the costs,
 (コストを無視すれば)

を代わりに加えてみたりボキャブラリと文法を駆使してより高度な表現をひねり出しましょう。

画像の中に「副詞」「分詞」「前置詞」で始まる塊と書きましたが、この分類に照らし合わせて整理しなおせばこうなります。

【副詞を使ってみた場合】
Apart from the cost, it's not a bad idea.
(コストを除けば、悪くない考えだ。)
【分詞を使ってみた場合】
Ignoring the cost,
it is not a bad idea.
(コストを無視すれば、悪くない考えだ。)
【前置詞フレーズを使ってみた場合】
Without the consideration of the cost,
it is not a bad idea.
(コストを考慮外に置けば、悪くない考えだ。)

   ・他の例

In spite of this, he lost his job.
(それにも関わらず、彼は仕事を失った。)
Just like drinking coffee, some people enjoy smoking weed.
(コーヒーを嗜むように、麻薬を嗜む人もいる。)
*筆者が居るカナダでは合法ですが、
一度ハマると抜け出せないためweedはオススメしません。
Not surprisingly, teenagers are into Ticktock.
(驚くに値しないが、10代の子たちはTicktockにハマっている。)


いかがでしょうか?太字の部分があるだけで、文章が少し知的に見えませんか?

あなたが書いた文章を採点するのは人間で、人間は第一印象の影響を非常に受けやすい生き物です。ゆえに、文の第一印象が良ければ、それだけで点数が上ってしまう可能性を秘めているのです。


2.文中に追加説明

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基本的には「1.文頭に追加説明」と同じ原理です。蛇足的な説明を、あたかも知的に行うのです。ポイントは、挿入句の前後にコンマを置くことです。これを「ダブルコンマ」と言います。皮肉を込めて言い換えれば、コンマを脚としたテーブルの上にならゴミを飾りと称して堂々と置けてしまうのです(←筆者の本音)。

もし挿入句である「a necessary part of daily life」が無ければ上の文章は、

Cost is everywhere.
(費用はどこにでもある)

とバカっぽさ丸出しの文章になってしまいますが、
挿入句をいれたらご覧の通り、

Cost, a necessary part of life, is everywhere.
(費用。日常生活を送る上で不可欠な存在であるが、どこにでもある。)

知的な印象を与えますよね。

化粧は顔を別人にすると言いますが、文の装飾にも同じ摂理が働きます。人の顔もテストの採点も、結局の所第一印象が物を言うのがこの世界の掟らしいです。例えそれが偽物であったとしても。上の英文のCostを「Fake」に置き換えた文章を暗唱用例文として保存しておくとテストに強くなれます。

Fake, a necessary part of life, is everywhere.
(外面を飾ること。日常生活を送る上で不可欠な存在であるが、どこにでもある。)


   ・他の例

Sмart рhones, after all, are more convenient than computers.
(スマホは、結局の所、パソコンよりも便利だ。) 
Pride cгeates love, and because of this, pride is important.
(プライドは愛を産む、そしてこのことによって、プライドは大事である。)
Tokyo, for example, is a big city.
(東京は、例えば、大きな都市である。)

見せかけの知的さをねじり込んで点数を取りましょう!

3.倒置

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上級者向けのテクニックです。指輪をはめるのと逆立ちどちらが難しいと言えば、逆立ちの方でしょう。そして、日本語でも同じですが、やりすぎは文を読みにくくするだけなので、使いすぎは禁物です。本当ですよ?

注意です、使いすぎには、倒置法の。痛い人ですよ、ただの、必要ないところで倒置法を使うのは。ウザったいんです。控えめに言うと。

倒置法の詳しい使い方に関して解説しだすと記事が数本書けてしまうので、お手元の文法書を参考にしてください。厚さのある文法書ならたいてい後半の方に載っているはずです。

倒置法があるところは文のリズムが急に変わるところで人の気を引きますす。河を例に説明すれば、流れが変わって渦ができるところと言えるでしょうか。渦を見れば、見惚れる人も居るだろうし、写真を撮り出す人も居るだろうし、いずれにせよ気を引くという点においては渦の効果は大きいものです。

自分の主張のクライマックスに合わせて使うとなお効果的でしょう。

  ・他の例

Вananas I like, but apples I don't like.
(好きだよ、バナナは。嫌いだよ、リンゴは。)
普通の言い方はI like bananas but I don't like apples.
Not a single apple pгoduct has he usеd.
(アップル製品はこれまで1つたりとも彼は使ったことがなかった。)
普通の言い方はHe has not used a single apple product.


4.強調

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通常の文ならば、Wine made the town special. とするところですが、ワインという事項を強調するためにIt is [    ] thatの形を使います。そうすることで、「~なのはまさに~だ」というテイストの文章を作ることができます。中学校3年生で習う文型で、基礎的なのに確実に点数を稼いでくれる頼もしいヤツです。

なぜ点を稼いでくれるのでしょうか?

もしit is [    ] thatが無いと、基本のSVOの形をした文章だらけになって、やはり中学英語っぽい第一印象を与えてしまうからです。

英語上級者=より多くの変化を付けられる

という思考回路が基本的には採点官にはあります。
その思考回路に引っかかるように、英語を装飾すればいいのです。

   ・他の例

It is the Internet that made the society fast-paced.
(まさにインターネットが社会を高速にしたのだ)
普通の言い方はInternet made the society fast-paced
It is the traditions in Japan that attracted many foreign tourists.
(まさに日本の文化が多くの外国人観光客を呼び込んだのだ。) 
普通の言い方はThe traditions in Japan attracted many foreign tourists.


5.仮定法

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自分の意見を展開する時、英語だとついつい「~だ。」「~だ。」「~だ。」の連発になってしまいがちではありませんか?これではマンネリ化した第一印象を与えてしまいます。

そこで「~なら、~じゃないか」という変化球を投げると、話に膨らみをもたせることができます。自分の意見を言う時仮定法を使えば、色々な場合において自分の意見の正当性を評価すできるので、結果として説得性が上がるわけです。

   ・他の例

Were all the computers replace human teachers, the education would fail.
(コンピュータが人間の先生に取って代われば、教育は崩壊するだろう)
If the assumption were wrong, the conclusion would be false.
(前提が違っていたら、結論もまた偽であろう。) 

仮定法を使えば得点アップの大きなチャンスですが、時制の一致を謝ると逆に失点してしまいます。ハイリスク・ハイリターンの戦術であるということを頭に入れておきましょう。倒置ほどではありませんが、上級者向けです。


6.OF+抽象名詞

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簡単に言えば、普段形容詞で済ましてしまっている内容をOf+名詞で表そうというものです。例文ですが、通常ならWater is important(水は重要だ).となりますが、あえてof importanceと書くと重要性があるという意味になり、より知的に聞こえませんか?

~ is necessary (~が必要だ)→~ is of necessity (必要性がある)

知的に聞こえますよね。

ただ、日本語と1対1で対応していない英語らしいやつもあります。

・~ is helpful (助けになる)→ is of help (助け性?がある→役に立つ)

など。助け性.などのように、無理やり「性」を足しても意味が通らないものもあるので、こういったのは個々に覚えていきましょう。

  ・他の例

Mass layoffs are of necessity for some companies. 
(一部の会社にとって、大量解雇の必要性がある。)
Canada Emergency Response Benefit is of help for many people.
(カナダのコロナ失業手当は多くの人にとって助けになっている)


まとめ

難易度の低いものから高いものへまとめてみました。

(難しい)
・3.倒置
・5.強調
・6.OF+抽象名詞
・2.文中に追加説明
・1.文頭に追加説明
・4.強調
(簡単)

現在の英語のレベルに合わせて、出発地点を決めて取り組めば簡単にあなたの例文が光るはずです。ここにある6つ全ては、化粧や指輪などの外見をパパッと整える装飾品なので、根本的な英語力向上に繋がるかは疑わしいものばかりですが、試験の数日前~当日にチェックする意義は大いにあると思います。

もし試験開始の5分前に見直す内容があるとしたら?

本記事の内容です。

皆さんのTOEIC・IETLS試験の目標点数到達を願って、

それではまた!


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