シェア
Seiji Lakefield
2021年11月24日 22:57
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜晩秋の並木道を歩く出会いと別れの物語に想いを馳せるすっかりと落葉した黄色い落葉のじゅうたんを踏みしめるこの世の行き交う人々の数だけそれぞれの胸の内に秘めたロマンスがあるならば二つに割れた銀杏の葉を眺め物語の結末を問うてみる二人の胸の高鳴りよその鼓動がシンクロする時一枚の葉同士が重なり合う姿だとしたら
2021年8月29日 01:10
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜視点とは___どこから見ているか、対象を見るときの立脚点である。美しい空と湖の間にある地平線をぼんやりと眺めていた。緯度35.1°地軸23.4°傾きを考えてみる。「物事を斜めに見る」のは良くない意味を含むなぁと、我ながら少し可笑しく思いながら___視点を変えることそれは感じる力、または観点を養える。
2021年8月19日 08:20
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜日は暮れてその姿は見えなくても暖かみを感じるよ風は吹いてその姿は見えなくてもこの頬に感じるよこの世界は見えざる力によって循環しているのだから路傍の片隅で人知れず咲き誇る可憐なタンポポその根には岩をも砕く強靭な力が宿っているみえないもの形ないものあなたのがんばりはみえていなくっても形ないものだか
2021年8月12日 12:40
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜人は老いてゆく全ては移ろい変わってゆく宇宙の中心に自身があり自分の中心に心がある純真さとは重力のように離れて過ぎてはならない素直さの核(Core)なのだ哀しみは心を青く染めよろこびは心に輝きを放つ青春とは素直であるがまま故に"こわれもの"の危うさを孕み美しく儚い青く透き通るビードロのようそれは生涯
2021年8月7日 00:53
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜許されぬ恋をしていた出逢った時から惹かれ合いいつしかお互いを求め合っていた西の空に日が沈み始めるころスカイツリーから地上を望むと街並みの灯が点滅し始める眼前に広がるパノラマが地上のプラネタリウムのように映る夕暮れは刻々と茜色に空を染めていく言葉は要らなかった___ふたり重ねた手の温もりからお互いを感じとれた
2021年8月6日 00:50
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜限りなく広い宇宙の中で出逢う奇蹟があるならば憧れの君は 遥か彼方に在るひときわ輝く 一等星僕はと言えば十億光年の孤独と共に彷徨い続ける星屑のようその輝きに惹かれその温もりを感じたいほんのわずかな引力があればいい見えざる力の導きに身を委ね君の周りで軌道を描く光の環になりたい〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜
2021年8月4日 23:30
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜月を見る 君を想ふ都会の喧騒から離れ古の里に辿り着く月明かりは山々を照らすあたりはしんと静まりかえっている澄んだ夜空を見上げると自然と心が洗われていくように躰から日常の毒が抜けてゆく突然 つむじ風が吹いた轟々と音を鳴らし土埃が風に舞い散る木々は不穏にざわめきだすその刹那 大地の彼方から龍が天に舞い昇るのを見た
2021年8月3日 07:55
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜胸に手を当てて 目を閉じてみる純真さとは自分自身に偽りのないこと時に批判や揶揄の矢面に晒され不器用な生き方に映るかも知れない己を偽り続ける生き方に何の意味があるだろうかそこに残るのは空虚でしかない虚飾を捨て ありのままにあなたはあなたのままでいい幸福感で心を満たせる人になりたい〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜
2021年8月2日 21:25
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜誰も居ない海に行こう潮騒に耳を澄まして肩の荷を下ろしましょうため息をついたなら綺麗な潮風を沢山吸いこんで自信が持てない時は波打ち際のまっさらな砂の上を歩いてごらんその歩みの一歩づつがいとおしく目に映ることでしょう誰かのことを想い 流した涙の粒は波がさらって海へと還りゆく嫉妬や哀しみが渦巻いているのなら透き通る
2021年8月2日 12:45
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜時はまぼろし煌びやかなショーウィンドウ生み出され磨かれ飾り立てられ賑わう人の目に留まる時は過ぎゆく古びたジャンクション置き場錆びついて捨てられ忘れ去られ想い出だけが止まってるさようなら 過ぎ去りし日々よ壁に貼られたコラージュのように一つひとつの想い出を重ねてなぜだろう? 人は生きる上で心にいとおしいガラクタを抱え
2021年8月2日 01:50
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜お昼下がりのカフェテラスシャイな二人交わす言葉は少なくてソーダ水を見つめ合うあなたとわたし透き通るグラス越しふと 見つめ合う瞬間にはにかむ笑顔 心は弾むはつ恋は甘酸っぱいソーダの味グラスいっぱいに広がって二匹のイルカは泳ぎだすそれはきっと ふたりだけにしか見えない恋の魔法なのかしら光のプリズムのように色とりど