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~ 子どもと関わる人へ ~「これだけは読んでおいてほしい」書籍3選

寒いとつい水分を少なくしがちになる。

しかし、1日1.5Lは飲んでいたい。

そういう時は喉が渇いていなくても、ちまちま、ちょびちょび飲み続ける。

すると自然と身体が軽くなる毎日が過ごせる。

心掛けていきたいと思えることです。


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


現在は、動画、ライトな文章、オーディオなどで多種多様な情報を取得できる時代です。

それはそれでよいのですが、教育の根幹の部分に関しては、多方面から取得する情報だけではなく、

これだけは押さえておきたいという、情報密度や信頼性の高い本を何冊かは読んでおいてほしいという思いがあります。

なぜなら、本を読むということは、時間的にも、精神的にも負荷が高くなる作業だからです。

筆者は、エネルギー交換の法則というものを経験上信じており、かけたエネルギーが大きい方が、自分にとって身に付く度合いも大きいと思っています。

何の負荷もなくラジオ代わりに聞いている情報では、すぐに忘れてしまう。

一方で多少しんどい思いをしてでも取得した情報は、身体や脳に残る。

そんな前提となる思いをもつが故に、今回は、「子どもに関わる人たち」に是非とも読んでおいてほしい本を3選紹介します。

途中から有料にはなりますが、1冊知るだけでも価値があると思いますので、ニーズに合わせて読んでいただければと思います。


子育てで一番大切なこと 杉山登志郎

これは、子育てに関する全てのことを網羅したと言える本です。

著者である杉山登志郎さんは、ドクターであり、発達凸凹の研究の第一任者とも言える方。

障害者差別解消法の法律の制定に大きく関わっている人物です。

筆者は杉山氏の本は様々読んだことがあるのですが、この「子育てで一番大切なこと」は、集大成とも呼べる全ての内容が詰まっています。

内容をざっとあげてみると

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・出産適齢期と発達凸凹の関係
・愛着の形成の重要性
・愛着形成のステップ
・発達障害の現状
・愛着障害の実態
・虐待の連鎖と貧困の関係
・シングルの家庭に起こっていること
・子どもの自立と躾とは
・学校教育の問題点
・ギフテッド教育の欠落
・社会で子どもを育てる仕組み
・児童養護施設の崩壊
・これからの日本の教育

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

などなどの内容が相当専門的に詳しい知見で書かれています。

この本の中で、おそらく杉山氏が最も強く訴えているのは、

愛着障害

です。

筆者も何人か愛着障害の子どもを受け持ったことがありますが、重度の愛着障害の子どもは、人間というよりも動物に近くなります。

自分に不用意に近づく存在を全て傷つけようとする。

そのリミッターや自制心がほぼゼロです。

「子どもというものは育て方次第でここまで変わってしまうのか・・・」と恐ろしさに筆者は震えたことがありました。

愛着障害が生まれるのは、愛着形成が適切にできていないから。

なぜ適切にできないのかというと、家庭内に虐待があった可能性があるから。

虐待がある家庭は結局シングルになっていく可能性が高い。

愛着障害で施設に預けなければもはや無理となってしまう子どもが増えることによって、養護施設が崩壊している。

そのように全てつながっているのです。

そのようなつながりを全体的なマクロな視点と、記者に寄り添う形のミクロな視点で語ってくれるからこそ、非常に分かりやすく、深い部分まで知ることができる。

そう、この本は、記者が気難しいドクターに対して取材をするという形で進むため、対話形式になっていて感情移入しやすいのです。

ストーリー形式で子育ての全体像と現状を知ることができる、教育の必読書と呼べる存在です。

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