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【日記】11月26日〜12月2日

11月26日
日常に生きる

11月27日
西山小雨さん、タイシンくんとのユニット、dis-coveredsリハ。その前にタワーレコードに立ち寄ってカタカナのCDを買う。フラゲ。
限定音源について何も知らなかったけど「3曲収録」の文字を見て「もしや?」と感づいた自分は相当なマニアか。

2度目の3人リハ。侃侃諤諤しながら進む。簡単なデモを録音。気づけばmusik boxというユニットの頃にあった勘が戻ってきた。

11月28日
日常に生きる
夜、来年出演するイベント主催者さんに前日に録音したものを送る。嬉しい反応をいただきひと安心。さらに精進する決意。
ローリング・ストーンズ「ブラック・アンド・ブルー」を寝被りながら聴く。

11月29日
日常に生きる
夜、西山小雨さんのフリーライヴを見に新宿へ。着いた時には既に人だかりが出来ていたので遠巻きに眺めていると知り合いの方々から話しかけてもらって嬉しかった。

とあるバンドが復活するとの知らせ。とても複雑な気持ち。詳しくは書かないけど。

11月30日
夜、金剛地武志さんのイベントをthat's all folksりょうさんと見に行く。
受付の列に並んでいると横で「あっ!」と言われて振り向くと金剛地さんだった。8月の「カタカナのディスカヴァード」以来の再会。
今回は金剛地さんがビールを絶え間無く飲みながら自らの古い音源を流し続けるイベント。10代の頃からもの凄く高いクオリティの楽曲を録音してきたのだなと知り、驚愕する。

終演後に改めて金剛地さん、スカート澤部さんとご挨拶させていただく。金剛地さんは良い感じに酔っていた。でも酔っていても言葉の選択がカッコいいから素敵だ。
久しぶりにりょうさんとあれこれ話も出来て良い夜でした。

12月1日
あっという間に12月。
1年前の今頃は既に今年8月のイベントの準備が始まっていたことを思い出す。が、今年は今年でやらなくてはいけないことがある。それはとても喜ばしいことだなと思う。そして来年について少し考える。

自宅練習の合間に中古屋へ行く。近所の黒色に赤字のロゴで有名な某有名店にはカタカナの「インタビュー&パッション」が売られていない。大いに不満。
レジ近くで物色していると、大量のビートルズレコードを買おうと会計中の老紳士ふたり組の会話が聞こえてきた。

「いやあ、こないだアップル(レーベル)から出た昔の赤盤レコードだけを何十枚も買ってね。」
「へー。そんだけ買ったら聴くの大変でしょう」
「いやあねえ、買うだけ。一枚も聴いてねえんだよ、それが。聴くために買ってる訳じゃねえから。持ってるっていうのが重要なんだ」

きっと"マニアの受難"とはまさにこういうことを指すのだろうな。そんな事を思いながらぼくも数枚の商品を手にレジに並んだ。全部ストーンズ。

12月2日
昼間、散歩に出る。久しく行っていなかった古本屋をゴール地点に設定して、あえて遠回りしてひたすら歩く。

近所にいるはずがいつのまにか見知らぬ道に迷い込んで彷徨うこと約2時間。ようやくたどり着いた古本屋は更地になっていた。
子どもの頃から通っていた場所が無くなるのはやはり寂しい。数年前、駐車場に寝泊まりしていた方がシャッターに挟まれて亡くなる痛ましい事件があって以来、店全体の元気が無くなったような気がしていたのだけど。

帰り道にエミット・ローズのセカンドアルバムのリマスター盤CDを購入。10年くらい前にアナログ盤で買って感動した1枚。文字通りビートルズをひとりでやってのけるシンガーソングライター。弾けるように歌い楽器を弾くミュージシャン、と言えばこの人。

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